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'24日本レガシー選手権・冬とグリクシススタイフル 前編

プレイヤーズコンベンション横浜2024に行ってきました

月1大会出場を達成すべく、プレイヤーズコンベンション横浜2024で開催された日本レガシー選手権・冬に参加してきました。
会場となるパシフィコ横浜は大型大会の会場の中では家から一番近く、体力的にも時間的にもとてもありがたい!
朝起きる時間も平日より少し早いくらいで、万全の体調で参加しました。

グリクシススタイフル

今回選択したデッキは平たく言うとグリクシステンポです。

このデッキを使用した経緯

まず僕が持っているデッキは表現の反復が禁止される前のURデルバーだけでした。表現の反復が禁止されて以降、レガシーには触れておらずデッキもそのままになっていました。
わざわざ旧枠を海外通販で取り寄せたのに一度も撃つことはなかった気がします・・・

そもそも僕が初めて組んだレガシーのデッキはカナディアンスレッショルドで、それからずっとデルバーデッキを使用しています。
使用しているといっても大会に出たことは自分の記憶では一度もなく、友達とたまにフリプするくらいだったと思います。表現の反復禁止前は大会に出ようとMOで練習していました。
それも都合が悪くなり大会には出られませんでしたが・・・

なので基本的にはデルバーデッキ以外の選択肢はなく、最初はMOでRUGデルバーを回していました。
探索するドルイドというカードは表現の反復を超えた、なんと最大3枚分の働きをするカードかつ、出来事はインスタントタイミングで撃てるので隙もない!ドルイド本体もすぐデカくなる!すごい!
・・・はずなんですが、あまりしっくりきませんでした。

乗り手の問題ではあると思うんですが、

  • エンドに撃つと打ち消しが無駄になる

  • そもそも2+2マナが重い

  • ドルイドを出したあとにインスタントがないとオークにプチっと潰される

  • ドルイドに回避能力がないのが辛い

  • 表現の反復と違ってソーサリーじゃない&追放領域に行くから昂揚を達成しづらい

など、なんか違うような・・・としっくりこない日々が続きました。

piaoさんの記事との出会い

そんなとき、この記事に出会いました。

それまでオークの弓使いアンチ(高いのにすぐ禁止されたら嫌だから買いたくないだけ)だった僕ですが、この記事の冒頭の言葉に惹きつけられました。

また、軽い呪文が多く軽快なテンポ感を持つこのデッキは、長年愛されるレガシーテンポの祖:カナディアンスレッショルドに似ているところがあります。

レガシーGrixis Delver徹底解説

な・・・なんだってー!!

自分がレガシーを始めるきっかけとなったデッキ、カナディアンスレッショルドをまた回せるんですか!?
はいはい!自分やります!!!と記事を即購入。
グリクシスデルバーいいじゃない〜!となりました(単純)

よりカナディアンにする

でもよ〜カナディアンスレッショルドを名乗るには、アレ、足りねえよなあ??

クソデカStifle

すみませんなんでこんな画像がデカくなってしまったのか。
とにかくカナディアンスレッショルドにはもみ消しが必要だろ!!!
ということで問答無用で4枚ぶち込むことに決めました。

余談ですが、もみ消しを入れることによる利点はもう一つあります。
旧枠の比率を増やせることです。

では何を抜くのか。結論から言うと、piaoさんのリストから

  • 濁浪の執政 *1

  • 秘密を掘り下げるもの *2

  • 呪文貫き *1

を抜きました。

秘密を掘り下げるものはオークの弓使いに弱く、後手1ターン目に出したくない上に先手もクリーチャーを展開するよりもみ消しを構える方が強い動きだと思ったため2枚に減らしました。
濁浪の執政もこのデッキだと最速で出す動きを取らず終盤に出せればいいと思ったので2枚に。後述しますが濁浪を減らすとミラーで不利になるかなと思いましたが杞憂でした。
最速でクロックを出して殴る動きを優先しないなら呪文貫きもそこまで重要じゃないかなと思い抜きましたが、ちょっと自信ないです。
ただ自分の中で他に抜く候補が厚かましい借り手(最終版では定業に変更)もしくはミシュラのガラクタの3枚目で、これ以上土地とインスタント以外のカードを減らすといよいよ昂揚達成は難しそうだったのでやめました。

昂揚どうするの

さて、クリーチャーを3枚も抜いてインスタントを入れたので昂揚が達成しづらくなりました。
一応このデッキは1ターン目にクリーチャーを出して最速で殴り始めようとは思っていなかったのでドラゴンの怒りの媒体者を引くまでと出してから諜報で削れば以外と昂揚間に合う(と思っている)んですが、
流石に怖かったので練習で活躍する機会があまり多くなかった厚かましい借り手を定業に変更しました。旧枠が増えたためデッキが強くなりました

クソデカPreordain


結果、レガシー選手権本番で「うわーこんなに掘ってるのに全然昂揚しないっすねー」となったのは8回戦中1回だったと記憶しています。

土地19枚

これは自分の調整ではなくpiaoさんが記事で紹介していたリストのままなのですが、土地19枚はまったく多いなという感じはせず、しっかり土地を伸ばしてオークの弓使いやもみ消しを構えられたので大満足でした。

フェッチどうする問題

そうやって調整を続け、本番3日前に急に閃きました。

「先手青絡みじゃないフェッチからもみ消ししたら相手目玉飛び出すんじゃないか??」

相手を舐めきっているとしか思えないが、自分ならひっかかる自信があるので、広いレガシー選手権、1人や2人ひっかかるひとがいてもおかしくない。
幸いというかこのデッキは島が入っていないので、血染めのぬかるみを他のフェッチと入れ替えることができそうだ。

クソデカ(略)

でも待てよ・・・?これってデメリットはないだろうか・・・?

そう、血染めのぬかるみを入れると、デッキ内に島がないことがバレるんです。
今のグリクシスデルバーのリストには島が1枚入っているものと島が入っていないものがあるので、もし島が入っていないことがバレた時にディスアドバンテージがあるなら擬態揉み消しトラップ作戦のメリットと天秤にかける必要があります。

Twit…Xでも何人かの方から返信をいただき検討した結果、たぶんあまり関係なさそうという結論に達しました。
たとえば島が0枚だと血染めの月に死ぬほど弱くなりますが、たぶん月をサイドに入れている人は島が1枚あろうと最速で月を出してきそうな気がします。島が1枚あるから効かないな〜という判断にはならないような。妄想です。

本来なら真髄の針のためにフェッチは散らした方がいいとも助言いただいたんですが、針を入れてくる相手はたぶん不毛を指定してくるだろうということでトラップ優先にしました。もう正直トラップやりたいだけです。
一応それ以外のフェッチは散らしました。

そしてできたのがこのデッキ!

見てくれこの旧枠・ショーケース率を

なんとメインの旧枠率48/60で80%!!!

もう正直これ見て欲しいだけみたいなところあります。
ショーケース枠もかなり気に入っているので、メインでどうしても差し替えたいカードはドラゴンの怒りの媒介者くらいですね。
秘密を掘り下げるものもあまり気に入っていないけどダメでもない。

一時停戦

記事書いてたら遅い時間になってしまいました。
本戦の話までいかなかったので次の記事にしたいと思います。

旧枠のコレクションを自慢したい方、レガシーの練習に付き合ってくれる方など@dorokabaまで気軽にリプライください!
最近はBlueskyの方がお気に入りですが。


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