【ゴールドシップ産駒】22年12月28日 中央出走産駒の配合分析【ウインヴィオラ編】

22年12月28日に中央競馬初出走となるゴールドシップ産駒ウインヴィオラの血統考察です。

注:本記事にあるデータは、すべて投稿日前日時点のデータとなります。

ウインヴィオラ(牝)

5代血統表内のクロス なし

基本情報

生産者:コスモヴューファーム
生産地:新冠町
毛色 :芦毛
馬主 :ウイン
誕生日:2020年3月19日

母・祖母の競走成績

母ウインアキレア(中央3勝、紅梅S 3着)
祖母コスモヴァレンチ(中央2勝、小倉2歳S)

母の産駒

初仔 ウインアキレウス(牡・父スクリーンヒーロー)中央3勝
2番仔  ウインバリオス(牡・父ドゥラメンテ)中央1勝

祖母からのファミリーライン産駒の中央成績(3歳以上産駒のみ・平地のみ)

出走頭数 :16頭
勝馬頭数 :11頭(69%)
特別勝頭数:5頭(31%)
勝利数  :34勝(芝21勝・ダート13勝)
代表産駒 :ドリームバレンチノ(JBCスプリント、東京盃、シルクロードS、函館スプリントS、兵庫ゴールドトロフィー)

母父コンデュイット産駒の中央成績(3歳以上産駒のみ・平地のみ)

出走頭数 :18頭
勝馬頭数 :4頭(22%)
特別勝頭数:1頭(6%)
勝利数  :6勝(芝2勝・ダート4勝)
代表産駒 :ウインアキレウス(清里特別)

祖母の父マイネルラヴ産駒の中央成績(3歳以上産駒のみ・平地のみ)

出走頭数 :25頭
勝馬頭数 :9頭(36%)
特別勝頭数:3頭(12%)
勝利数  :17勝(芝10勝・ダート7勝)
代表産駒 :マイネルグリット(小倉2歳S)、マイネルウィルトス

配合評価(★★★)

注:配合評価は、2019年生まれ以前のゴールドシップ産駒を対象とした独自の多変量解析モデルで得られた定量的データに基づくものです(最高★5、最低★1)。また、あくまでも配合のみを対象とした評価であり、評価に当たっては牝系の質や生産時の母の年齢等、血統表に情報がない変数は一切考慮していません。

現3歳以上(2019年生)で中央出走歴のあるゴールドシップ産駒のうち、ウインヴィオラが属する配合グループの主な中央成績(平地のみ)は以下の通り。

出走頭数 :43頭
勝馬頭数 :14頭(33%)
勝利数  :25勝(芝17勝・ダート8勝)
特別勝頭数:4頭
代表産駒 :ヴェローチェオロ(グレイトフルS)、クロノメーター(鷹巣山特別)、マイネルコロンブス(海の中道特別)

現2歳産駒では、先週までに計12頭が出走し、勝ち上がりはフェアエールングの1頭のみとなっている。

この配合パターンの場合ダート馬に出ることもあり、メガゴールドとその兄妹や、母父キングヘイローの産駒2頭(ジーマックス、サノラキ)が該当する。牡馬の勝馬率が44%(27頭中)であるのに対して、牝馬の勝馬率が13%(16頭中)と良績が牡馬に偏っている。勝利レースの距離中央値は2000mと、やや長めになる。

配合に関する「ゴルシ産駒の黄金配合」との一番の違いは、祖母が持つMahmoudの本数である。黄金配合はMahmoudが多め、こちらはMahmoudが少なめ、という違いになる。

私見と今後への期待

祖母コスモヴァレンチは競走馬として以上に繁殖牝馬として優秀で、ドリームバレンチノ、ウインムートという重賞ウイナーを含むオープン馬3頭(もう1頭はステイゴールド産駒のウインフォルティス)を出しています。母ウインアキレアは芝3勝で、いずれも平場戦で札幌2勝(1500mと2000m)、福島1勝(2000m)という成績。またフローラS 4着という成績もあり、クラシックに乗るまであと一歩というところまで来た馬でもあります。兄2頭も中央で勝ち上がっているので、母系は非常に優秀な部類に入るでしょう。

配合的には、あまり牝馬が走らないパターンとなっているのが気になります。条件的には急坂コースよりも平坦コース向き、また母が札幌で2勝しているように洋芝のほうがいいかもしれません。

直前の厩舎コメントは弱気のコメントなので、まずは一回使ってみてというところでしょう。牝系の基礎スピードは高いと思うので、競馬に慣れてきたところでローカルの牝馬限定戦に出走してきたら、そこが勝ち上がりのチャンスになるかなと現時点では予想しています。



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