【ゴールドシップ産駒】22年12月18日 中央出走産駒の配合分析【メイショウミヨシノ編】

22年12月18日に中央競馬初出走となるゴールドシップ産駒メイショウミヨシノの血統考察です。

注:本記事にあるデータは、すべて投稿日前日時点のデータとなります。

メイショウミヨシノ(牝)

5代血統表内のクロス
サンデーサイレンス 3 x 4

基本情報

生産者:太陽牧場
生産地:浦河町
毛色 :黒鹿毛
馬主 :松本好雄
誕生日:2020年4月15日

母・祖母の競走成績

母メイショウクノイチ 中央未勝利、地方3勝
祖母メイショウフクヒメ 中央5勝

祖母からのファミリーライン産駒の中央成績(3歳以上産駒のみ・平地のみ)

出走頭数 :14頭
勝馬頭数 :8頭(57%)
特別勝頭数:1頭(7%)
勝利数  :19勝(芝0勝・ダート19勝)
代表産駒 :メイショウエイコウ(現役馬:中央5勝、御陵S)

母父エンパイアメーカー産駒の中央成績(3歳以上産駒のみ・平地のみ:輸入繁殖牝馬の産駒は除く)

出走頭数 :93頭
勝馬頭数 :21頭(23%)
特別勝頭数:3頭(3%)
勝利数  :34勝(芝11勝・ダート23勝)
代表産駒 :イッツクール(父アルデバラン2:ききょうS)

祖母の父バブルガムフェロー産駒の中央成績(3歳以上産駒のみ・平地のみ)

出走頭数 :42頭
勝馬頭数 :24頭(57%)
特別勝頭数:0頭(0%)
勝利数  :38勝(芝4勝・ダート34勝)
代表産駒 :特になし

配合評価(★★★)

注:配合評価は、2019年生まれ以前のゴールドシップ産駒を対象とした独自の多変量解析モデルで得られた定量的データに基づくものです(最高★5、最低★1)。また、あくまでも配合のみを対象とした評価であり、評価に当たっては牝系の質や生産時の母の年齢等、血統表に情報がない変数は一切考慮していません。

現3歳以上(2019年生)で中央出走歴のあるゴールドシップ産駒のうち、メイショウミヨシノが属する配合グループの主な中央成績(平地のみ)は以下の通り。

出走頭数 :23頭
勝馬頭数 :8頭(35%)
勝利数  :11勝(芝10勝・ダート1勝)
特別勝頭数:2頭
代表産駒 :エリオトローピオ(白河特別)、シーグラス(あすなろ賞)、サトノゴールド(札幌2歳S 2着)

現2歳産駒では、先週までに計5頭が出走し、まだ勝馬が出ていない。

全体的にみると、勝ち上がり率は標準以上で、シーグラスのような上級産駒は世代G1に出走できる。出走勝利レースの距離中央値は1800mと、ゴルシ産駒としては若干短め。またゴルシ産駒らしく勝鞍のほとんどが芝レースとなる(ダートで勝ったのはボギータイサだけ)。

母父エンパイアメーカーは米国血統が主体で構成されていることから、あまりHyperionを多く持たない(4本)のは、ゴールドシップとの相性を考えるとポジティブな要素となる。

祖母側に目を移すと、上からSS、Lyphard、Nijinsky、そしてトウシヨウボーイと並ぶ。芝向きのキレということを考えると、もう少しNasrullahが欲しいところではあるが、個人的にはバランスが取れている印象を持つ。

スタッドブックで母メイショウクノイチの情報を見ると、1年おきに芝種牡馬を付けている(2年目がゴールドシップ、4年目がフィエールマン)。上述のとおり、メイショウミヨシノの母系は100%ダート血統と言えるファミリーだが、芝向きの繁殖を得たいという意図だろうか。

今後への期待

先週水曜日の直前追い切り(栗東CW)のタイムは、6F 81.8、ラスト2Fが11.9 - 11.8の23.7と、結構速いタイムを出しています。母系の傾向通りのダート馬なのか、それとも芝向きのキレが備わっているのか、今日の新馬戦の走りで確認したい。まずは1勝を目指して頑張ってほしいですね。


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