【ゴールドシップ産駒】22年12月28日 中央出走産駒の配合分析【メイショウゴルシ編】

22年12月28日に中央競馬初出走となるゴールドシップ産駒メイショウゴルシの血統考察です。

メイショウゴルシ(牡)

5代血統表内のクロス
Halo 4 x 5
ノーザンテースト 5 x 5

基本情報

生産者:まるとみ冨岡牧場
生産地:浦河町
毛色 :芦毛
馬主 :松本好雄
誕生日:2020年3月15日

母・祖母の競走成績

母メイショウタラチネ(中央3勝)
祖母メイショウバトラー(中央7勝、小倉大賞典、プロキオンS、シリウスS、サマーチャンピオン、かきつばた記念、さきたま杯、スパーキングレディー、クラスターC、マリーンC 2回)

母の産駒

初仔メイショウゴルシ(本馬)

祖母からのファミリーライン産駒の中央成績(3歳以上産駒のみ・平地のみ)

出走頭数 :4頭
勝馬頭数 :1頭(25%)
特別勝頭数:0頭(0%)
勝利数  :3勝(芝0勝・ダート3勝)
代表産駒 :メイショウタラチネ

母父メイショウボーラー産駒の中央成績(3歳以上産駒のみ・平地のみ)

出走頭数 :24頭
勝馬頭数 :6頭(25%)
特別勝頭数:1頭(4%)
勝利数  :11勝(芝2勝・ダート9勝)
代表産駒 :メイショウコゴミ(高砂特別)

祖母の父メイショウホムラ産駒の中央成績(3歳以上産駒のみ・平地のみ)

該当馬なし

配合評価(★★)

注:配合評価は、2019年生まれ以前のゴールドシップ産駒を対象とした独自の多変量解析モデルで得られた定量的データに基づくものです(最高★5、最低★1)。また、あくまでも配合のみを対象とした評価であり、評価に当たっては牝系の質や生産時の母の年齢等、血統表に情報がない変数は一切考慮していません。

現3歳以上(2019年生)で中央出走歴のあるゴールドシップ産駒のうち、メイショウゴルシが属する配合グループの主な中央成績(平地のみ)は以下の通り。

出走頭数 :40頭
勝馬頭数 :10頭(25%)
勝利数  :11勝(芝10勝・ダート1勝)
特別勝頭数:1頭
代表産駒 :ブラックホール(札幌2歳S)

現2歳産駒では、先週までに計12頭が出走し、勝ち上がりはマイネルフォルツァの1頭のみとなっている。

レアリーズレーヴの配合評価で書いたとおり、2勝目が遠い配合パターンである。また牡馬の勝馬率が32%(8/25頭)であるのに対して、牝馬の勝馬率が13%(2/15頭)という牡馬優勢の配合でもある。

坂コースでの勝鞍はマリネロが府中で挙げた1勝のみであり、中山・阪神では勝利がない。

私見と今後への期待

「バトラー姐さん」ことメイショウバトラーは10歳までダート重賞の第一線で活躍しました。9歳牝馬で南部杯3着なんて馬は、今後2度と現れないんじゃないかと思います。そんなダート界の名牝ですが、小倉大賞典の勝利や阪神牝馬Sでのヘヴンリーロマンスの2着など、ダートに転向する前は芝重賞で活躍していたことは、あまり語られていないように思います。

メイショウバトラーは10歳まで現役を続けた関係で、後継の繁殖牝馬は2頭しかいません。そのうちの1頭がメイショウゴルシの母メイショウタラチネになります。私としては、貴重なメイショウバトラーの血を受け継ぐ産駒にゴールドシップ産駒がいるということだけで、とても嬉しく思っています。

メイショウゴルシに関しては、相当ダート寄りになる母父メイショウボーラーの影響度次第になりますが、祖母メイショウバトラー(芝重賞の勝馬)、曾祖母メイショウハゴロモ(中央3勝が全て芝)の傾向から考えて、芝向きになる可能性が結構高いと予想しています。

比較的晩成の母系(曾祖母の中央初勝利は4歳夏、祖母は3歳夏、母は3歳春)でもあるので、成長には少し時間が掛かるかもしれません。ただし一旦勝ち上がれたら、そこからは息が長い活躍を見せてくれるのではないでしょうか。そう願っています。



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