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ピアノ演奏を真上から撮影するための「俯瞰カメラ」を設置しました

プライベートスタジオ「白金ピアノスタジ」に、ピアノ演奏を真上から撮影するための天吊りカメラを設置しました。

前回、計画として『ピアノ演奏を真上から撮影するための「真俯瞰カメラ」の設置プラン』を書きましたが、実際に用意したものはこんな感じです。

雲台は三脚用のものを用意しました。マンフロットの「056」というタイプの3D雲台です。天井から雲台を吊り下げる部分は、いろいろ検討したのですが、まずは安価で揃えられるものいうことで、テーブル脚用の丸座金と、寸切りボルト(全ネジと呼ばれる頭部の無いネジ)、とナット類です。

雲台と寸切りボルトはどちらも3/8ネジなので、そのまま連結可能です。(※滑り止め素材とワッシャーを噛ませて、ダブルナットで緩まないように固定してあります)

さて、いきなり完成形ですが、無理やりマイクもつけてこんな感じになりました。

カメラ:Panasonic GH2、レンズ:Panasonic LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7、マイク:RODE NT5 Matched Pair

ピアノとの位置関係はこんな感じです。

ピアノを録音する際、演奏者側からマイクを立てることはしないそうなのですが、本気で録音モードのときにはちゃんと蓋を開けてマイクを立てるとして、今回設置したマイクは「思い立ったらすぐ録れる」の簡易用です。

グランドピアノが自宅にある方は共感していただけるのではないかと思いますが普段の練習のときに、あまり蓋を開けないんですね。カバーもかけたままで以下の上な状態が多いのです。

この状態で録音するためのマイクとしては、まあまあ理にかなってもいるかなと。

一応、セルフで撮影テストしてみました。後半、奥さんもちょっと登場します。

弾いている曲、ご存知の方おられますでしょうか。スーパーマリオブラザーズで、コインをとってアイテムをもらうコースの音楽。うろ覚えですが弾いてみました。

真上から撮影することで、普段見ることのない新鮮な視点で演奏を楽しめ、両手の動きもよくわかります。「顔は映さないでほしい」という演奏者のニーズにも対応します。また、ハンマーやダンパーの動きも映り込むので、グランドピアノならではの機構も見て楽しめます。

白金ピアノスタジオでは、「俯瞰カメラ」を含む3~4台のカメラを用いて、ピアノ演奏をマルチカメラ撮影可能です。Pro Tools HDシステムを用いたマルチトラックレコーディングにも対応しておりますので、気軽にお問い合わせください。

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