今さらPC9821を手に入れてみた。

中学生のとき、めちゃくちゃほしかったパソコン、PC98シリーズ。

ただ、当時はめちゃくちゃ高くて、なかなか手に入れられなかった。

高校入学の際にやっと手に入れた機種は、EPSONの互換機PC486FE2。

CPUは486SX(25MHz)、メモリは1.6MB、HDDもCD-ROMもなし。

今から見るとものすごく非力なマシンでも、手に入れた当時は夢のようだった(すぐにPC9821 Ce2に買い換えてしまったけど)。FM音源はついていてとにかく寝食忘れてゲームを遊びまくった。

――それから幾星霜。

PCはバリバリ改造したPC9821V7を経て、ついにPC-NXになり、自作PCへと変わっていった。

WIndows95以降、PC98に依存する必要がなくなったのだ。

だがしかし。間もなくWindows7の時代も終わろうという今になって、なぜか思い立ってしまった――。

PC9821にもう一度触れてみたい、と。

思い立ったが吉日、とばかりに、早速フリマで入手したのが、PC9821 V16。

当時垂涎のミニタワー型も、今となっては1万円以下で購入できた。

誰かが使っていたままと思しきHDDを本体からサクッと取り出し廃棄しつつ(データが入ってようがなかろうが、20年以上前に作られたHDDにデータを預ける気にはなれない)、代わりにコンパクトフラッシュをIDE接続できるドライブを入手することに。

ゲームをやるなら必須だろうと、同じく86音源ボードもフリマからゲット。

さらにOSを物色。最低限MS-DOSとWindows98が必要か。本体は安くても、それ以外のところにお金掛かりそうで、早くも沼な気配。

さて、どこまで沈むものやら。

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