見出し画像

BigHit 1号歌手イ・ヒョンさん16周年の足跡まとめました

8eightでデビュー

イ・ヒョンさんは、8eight【エイト】(ラッパーのペク・チャン、女性ボーカルのジュヒとの3人組)で、S-1 Grand prixというサバイバル番組で優勝、BigHitから初のデビュー組となった

2007年8月25日 MBC Music Coreに初登場↓ がデビュー日

イヒョンさんは、大学生の時に音楽を始め、歌うのが好きで1日8時間は歌っていたそう。「好きなことでどこまで行けるかチャレンジしたい」と、歌手を目指した。音楽学校に通い、アンダーの音楽グループに所属。

2005年BigHitの練習生に。ガイドボーカルをやっていた音楽仲間のK.willさん(現在STARSHIP所属の歌手)が、パンPDがプロデュースするバンドのレコーディングに行けなくなり、イヒョンさんを紹介した。パンPDに「どこかに所属していますか?僕の会社に来ませんか?」と誘われ、二つ返事でOKした。

2作目のアルバムまではヒットに恵まれず、「1曲1曲に生死を賭けた」が、会社は経済不振に陥っていた。

この頃の練習室は、狭く雑多な雰囲気(2008年12月)↓
後にYouTubeのHYBE新社屋ツアーで、綺麗で広い練習室を見てイヒョンさん「BigHitも大きくなった」と感動していたが、この差を見るとよく分かる(涙)

MVにもお金をかけてない(涙)。
ジャケット写真撮影風景をMVにしただけ。画質も悪いし、今のHYBEならビハインドレベル。コンセプトも迷走ぎみ。


2009年5月、3作目のアルバムで、準備した20曲の中から選び本気でレコーディングした、失恋バラード「心臓がない」が大ヒット、会社が持ち直す。

JYP社長のパク・ジニョンが「この曲は10点満点中10点」と大絶賛し、JYPのWonder GirlsのSOHEEをMVに出演させたいと希望した↓
8eight-心臓がない(Withoug a Heart)

1位にこそならなかったものの、韓国でスタンダードナンバーに。その後もテレビやイベントに呼ばれては数えきれないほど歌ってきた。

BTSがカバーした「心臓がない/Without A Heart」↓


8eightがめざしていたのは「韓国のBlack Eyed Peas」。イヒョンさんの役割はウィル・アイ・アムだった。曲も衣装もR&B寄りだった。BEPが好きな方には、ソウルフルなアルバム「8eight」がおすすめ→YouTube Music


ソロやデュオ、OSTでも活動

現在のBigHitはグループ活動が主だが、イヒョンさんは早々2年後にソロデビュー。パン・シヒョクがプロデュースする歌手3人に歌わせた別離三部作の1つ「30分前」がヒット。

その後、「You are the best of my life」がヒットし、代表作に。「最高(チェゴ)」の歌詞に合わせ、人差し指で1を作って頭上に掲げる振付が有名になる。HYBE運動会でチームの決めポーズの元ネタがこれ。

この時の活動では、地上波放送で、当時のBigHit所属アーティストがかけつけて応援。こうした経験から、のちに後輩の現場に行って応援しているのかも。

8eightぺク・チャン、イム・ジョンヒ、8eightジュヒ、パン・シヒョクPD、イ・ヒョン、2AMチャンミン、2AMチョ・グォン

また、2AMのチャンミンさん(JYP所属→BigHitでマネージメント→BigHit所属)と、デュオHOMME(オム)を結成。単発プロジェクトの予定が、売れたので長期的に活動。

2010年7月リリース、パン・シヒョク作詞作曲のデビュー曲「ご飯だけよく食べたよ」がロングヒット、地上波番組で初めて1位を獲得↓

涙ぐみながら「大変うれしいです。が、8eightのメンバーを連れてこれなくて、リーダーとして申し訳なく思います」とスピーチ。

苦労をしながら着実にキャリアを積み上げて行った。歌のうまさからソロでOSTにも多数参加。

紳士の品格OST「胸がかじかむことが」がヒット、韓国放送局授賞式でも歌った。
Lee Hyun - My Heartache(39th Korea Broadcasting Awards)↓


この曲と新たなソロ曲を置き土産に、兵役へ。

入隊時の活動


29才の2012年秋から軍楽隊に所属し、コンサートに出演したり、軍のミュージカル出演もした。

軍隊にいる間に、初めての後輩、防弾少年団がデビュー。軍でテレビ番組を見て同僚たちとよく応援した。「先輩がいればテレビ局を一緒にまわって心強いのに」と申し訳なく思っていた。

除隊後、ふたたびHOMMEで活動を始める。

8eightはその後1作を出したが、他のメンバーがBigHitとの契約を更新しなかったので活動を終了。ただし「心臓がない」10周年で再結成し、BTSもTwitterで広報するなど応援した。


HOMMEの活動が本格化


その後はHOMMEで音源リリース、コンサートなどを重ねる。日本でのライブもあった。ミュージカルにも出演(「ロマンチックマッスル」)

HOMMEのシングルには、RMが初プロデュースと作詞作曲(パンPDと共同)で参加した「Dilenmma」も→公式MV


この頃、地上波の音楽バラエティーに歌のうまい歌手として呼ばれ、出演多数。HYBE若手アーティストは、この頃のイヒョンさんをテレビで見ていた世代(HYBE運動会より)。ちなみに「口が大きい」はイヒョンさんのテレビでの持ちネタ。

テレビ番組の中でも「不朽の名曲2」の常連で、名ステージをいくつも披露、歌の上手な出演者と競い、何度も優勝した。

番組にはテーマがあり、男性デュオThe Blue特集回では、HOMMEのロールモデルだったと明かし、ご本人が見守る中で熱唱し優勝↓
HOMME- Feeling Only You


ロックで男らしさあふれる神回↓
HOMME - Saturday Night Is Nice


イヒョンさんと、デビュー前の音楽仲間イ・ジョンウクさんの組み合わせでも出演。2人は「一緒に『不朽の名曲』に出よう」と夢見ていたと語り、若き日の友情と情熱が感動を呼んだ↓
Lee Hyun & Lee Jeongwuk - Don't Go

歌の途中で感極まって涙ぐむ2人だが、年上のイヒョンさんが「リラックスして」と目線を送り、2人はプロらしくステージを務めあげるが、イヒョンさんは舞台を降りた瞬間に号泣。情に厚い人柄を感じる。

この回には、先輩の女性歌手イム・ジョンヒさんも出演(パンPDにプロデュースされJYPからBigHitにも一時在籍)しており「デビュー前から知っている。彼の気持ちが分かるので、感動します」。

その他、たくさんの素晴らしい出演回がある(いつかまとめたい)

ぶっつけ本番で歌うバラエティー番組にも多数出演。

相手を知らされずにいきなりデュエットする番組
ミュージカル歌手のキム・ホヨンさんとアドリブでハモってるようだが、超絶上手い。


デュエット相手と競う番組
おそらくアドリブで女子に距離を詰められ、ドギマギするも(顔が赤い!)、咳払い1つで自分のパフォーマンスに集中。

終了前に勝ちが分かるも、相手の女性が負けて「落とされる」のを心配する優しさが見える。

ランダム歌詞で歌う番組も
パク・ショヒンさんの「雪の華」、ミスなく歌い上げてクリア。ぶっつけ本番と思われるがめちゃくちゃ歌が上手い。

歌のうまい人でもクリアできない事も多いので、応援のチャンミンさんがすごく喜んでいる。


「覆面歌王」では、4連覇を達成し、話題となる↓

審査員に友人で歌手のK.willさんがいて(パンPDに紹介した前述の方)、歌い始めた瞬間「イヒョンだ」と確信したが、他の審査員から聞かれた際に「彼は今中国にいるから違う」と嘘をついた。有名歌手だと落とされるので、友人として応援したかったと釈明。

長年の親友K.willさんとはBattle Tripという旅番組にも出演。


この頃、後輩の防弾少年団(BTS)の人気が急上昇し、先輩として熱心に応援。

HOMMEのVliveにBTS(4人)がゲスト↓

「防弾少年団は今でも愛をいただいているけど、もっと大きくなると思う。よろしくお願いします」とメッセージ


BTSの海外ツアーへついて行って、先輩としてケアすることも多かった。BTSのドキュメンタリー「Burn The Stage」でその姿が確認できる。

HOMMEは、チャンミンさんがBigHitとの契約を終えて独立したことで、活動終了。


ソロ歌手期に

シンガーソングライターとして自分の曲でシングルをリリースしていく。

イヒョンさんお気に入りの曲 Will there be a next time↓


この頃、サウンドクラウドも開設。カバーソング5曲を公開


TXTがデビューし、BTSと音楽番組が重なったときは、楽屋へチキンを差し入れた。

BigHit ファミリーが増えた!

デビュー時から、イヒョンさん、BTS、TXTでの、BigHitファミリー公演を希望しており、BigHitカウントダウンライブで実現した。後輩想い、会社想いの性格。

テレビでもたびたび、BTSについて言及。「ユ・ヒチョルのスケッチブック」で少し歌ったSpring Dayが好評で、のちにフルバージョンでカバー。

7人の音域と声質を、多彩なボーカル技術で歌い上げ、感動を呼ぶ

YouTubeチャンネル開設


BigHitとの14年の契約が終わっても、再び契約したことを機に「ヒョニコンボTV」を開設。チャンネル名はTwitterのファン投票で決めた。

由来は、ハニーボイスと言われているため、ヒョニ(ヒョンさんの愛称)と、韓国のチキン料理ハニーコンボをかけている。

「歌手以外の仕事をしたことが無いので、職業体験をしたい」「スタッフの方があってこその歌手」の想いから、社内での職業体験コンテンツを始める。

デビューしたばかりのENHYPENのコンテンツビデオチームになったり、TXTにコンテンツ写真チームで密着したり、BTSのマネージャーをしたり、後輩を応援しながらのコンテンツを作成。


HYBEアーティストMVのリークションも行う。社内の人脈を生かし、制作陣を呼んで音楽の裏話を届ける。プロデューサーのPdoggとパフォーマンスディレクターのソンドゥク先生と同い年なので頻繁に登場。

開設時の公約「BTSのカバーダンスをする」を守り、ソンドゥク先生からPermission To Danceを習い、フルバージョンで披露。Permission to Dance(Shorts challenge ver.)MVにも登場した。

コロナ禍でも、常にBTSを気にかけて応援し続け、2021年のAmerican Music AwardsではアメリカLAの現地会場で応援し、大賞受賞を涙ぐみながら見守った。

PTDソウル公演、YTC釜山コンサートも現地の会場で応援するなど、BTSの先輩としてサポートを続ける。

MIDNATTとして再デビュー

2023年5月、おひげで姿を変え、MIDNATTと名前も変えて、別の「自我」で新しい挑戦を始める。

AIで、外国語発音矯正と、女性の声へのボイスチェンジャーを使用し、6言語6字幕でMVを公開
MIDNATT - Masquerade

ビハインドを見ると、MVにもセットの合成や、人物にイヒョンさんの顔を似せる?など、新しい技術が使われており、予算がたっぷり使われている。8eightの初期から考えると規模感がすごい。

TikTokも開設、新曲のショートムービーや、ダンスチャレンジ、カバーソングなど多様なコンテンツを公開。

同時期にミュージカル「ドリームハイ」に出演(私が観劇時に友人のK.willさんも観劇、長年の友情を感じる)、HYBEガールズグループオーディション番組RUNextのコーチを務めるなど、様々に活躍している。

これからの活躍も期待しています!16周年おめでとうございます!!
(2023.08.25)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?