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青白ライドン解説

note投稿3度目となります。R・マリモフです。

今回は一部で話題?となっている青白ライドンデッキの解説です。

名前だけ聞いても「???」となり、どんなものかまるで想像が付かないこのデッキ、今回は誕生の経緯から紹介していきたいと思います。

どんなデッキ?

事の発端は2019年6月22日、超天篇第2弾『青きC.A.P.と漆黒の大卍罪』でこのカードが登場した事でした。

Wave All ウェイボール。この弾の目玉となるマスターレアカードであり、発売直後から赤青覇道などに採用されCSでも大活躍しているカードです。

このウェイボール、普通に使うだけでも充分強いのですが、実はちょっとした面白コンボがあります。ウェイボールを出した次のターン、サプライズホールなどの超次元呪文からシンカイヤヌスを出すことで、ウェイボール効果で赤GRを捲ればシンカイヤヌスをそのままヤヌスグレンオーへと覚醒できるのです。

このコンボにより最速3ターン目にヤヌスグレンオー効果と覚醒による召喚酔い解除で即時2打点の形成が可能。さらに捲れたGRがドープドーピーやルッキンガイなどであれば3打点を出すことが可能です。一応これまでにも無重力ナインを利用するなどして3ターン目にヤヌスを無理やり覚醒させるコンボは存在していましたが、ウェイボールと超次元呪文の2枚だけで成立するこのコンボは従来のそれよりもとても簡単で、圧倒的なパフォーマンスを誇るのです!

……と言えば聞こえはいいのですが、気を抜くとミッツァイルやパラスキングなどで突然致死量の打点が飛んでくる現代デュエルマスターズ、3ターン目に2~3点程度ではあまりにも貧弱なコンボと言わざるを得ません。

やはり殴るからには6打点は出したい。バルチュリスが手札にあれば3〜4打点までなら出すことはできますが……

……と、所詮は面白コンボ止まりかーと思われていたある日、とあるプレイヤーの手によりこのカードが発見されたのです。

音速ライドン。このカード、ご存じない方も多いでしょう。ミラクルミラダンテやギュウジンマル、パラスキングと同じ弾でひっそりと収録された、アンコモンカードです。

このカードが発見されたことは、ウェイボールヤヌスのコンボにとってまさに革命的な発見でした(こいつの能力は侵略だけどね)。コンボを決める際、手札にライドンとバルチュリスがあることで、

1.ウェイボールがいる状態で超次元呪文からシンカイヤヌスを出す

2.ウェイボール効果で赤GRを召喚、シンカイヤヌスがヤヌスグレンオーに覚醒

3.赤GRの攻撃時にライドンに侵略してWブレイク、ライドン効果で元々攻撃できないウェイボールを吸収することで攻撃後にアンタップ

4.ライドン2回目のWブレイク時に手札からバルチュリスを宣言、ライドン2回目の攻撃後、場には召喚酔いの解けたヤヌスグレンオーとスピードアタッカーのバルチュリスが残る

と、動くことで3ターン目に6打点を形成する動きが可能になったのです。

こうして「青白カラーなのに3ターン目に6打点叩き出すことができる」という何とも異様なコンボデッキ、青白ライドンが誕生したのです。

何故青白なのか

主な理由は2つあります。

1つ目はシンカイヤヌスを3マナで出せる超次元呪文が、青のエクストラホールと白のサプライズホールしか存在しないためです。

上記コンボを最速で成立させるためには、2ターン目にウェイボール、3ターン目に超次元呪文と動く必要があります。この動きを安定させるには上記の超次元呪文がそれぞれ4枚ずつの計8枚が必要で、また青と白をそれぞれ最低12~13枚は積む必要があります。これが青白ライドンのメインカラーが青白になる最大の理由です。

2つ目は他の3ターンワンショットデッキとの差別化をするためです。

青白ライドンの3ターンワンショットはお世辞にも他のデッキより成功率が高いとは言えません。他に3ターンワンショットができるデッキには、赤単ミッツァイル、べアフガン、印鑑パラスなどがありますが、これらの多くは元々ビートが得意な赤や緑がメインカラーであることが共通しています。そのため他の3ターンワンショットにはない持ち味を活かそうとする結果、本来ビートには向いていない青白というカラーがちょうどいい収まりどころになるのです。

サンプルレシピと各カード解説

今回紹介するレシピは青白というカラーを最大限に活かした、トリガービート型の青白ライドンとなります。

コンボがシンプルな分構築の幅は意外とあり、この他にも色んなタイプの青白ライドンが組めるので、興味のある方は是非オリジナルライドンを作ってみましょう!

Wave All ウェイボール 4
超次元サプライズ・ホール 4
超次元エクストラ・ホール 4
音速 ライドン 4
龍装者 バルチュリス 4


前述したコンボのためのパーツです。
今回はあくまでサンプルレシピということで分かりやすく全て4積み。微調整するとバルチュリスなどの枚数が減らせると思います。

終末の時計 ザ・クロック 4
♪仰ぎ見よ閃光の奇跡 4
閃光の守護者ホーリー 3

トリガービートを成立させるためのトリガー枠です。
どれも相手の攻撃を1ターン止めかつ打点を出せるトリガーであり、盾5枚の中に最低でもどれか1枚は埋まってほしいため、理論上約82%と期待のできる11枚の採用です。
また、コンボパーツであるサプライズホールもトリガーなためトリガークリーチャー枚数は実質15枚になり、高いカウンター性能を誇ります。

異端流し オニカマス 4

ウェイボールが引けなかった場合に2ターン目に動くための枠です。
パーツが揃うまで相手の展開を遅延してくれるのは勿論、トリビだとアンタッチャブル能力は普段以上に活躍の機会が多いです。
あくまでウェイボールが引けなかった場合のプランB枠なので、この枠を代わりに鬼面城を採用するなどしてコンボに特化するのも全然ありです。

超次元ブルーホワイト・ホール 3
Wave ウェイブ 2

中盤以降の繋ぎ枠。
ブルーホワイトホールは元からトリガービートと相性が良いだけでなく、デッキに足りない白枠を確保したりヤヌスを出せる9枚目以降の呪文として扱えたりと、このデッキにとって痒いところに手が届く便利カードなため採用しています。

Waveオールは序盤に使った超次元呪文を使いまわせるだけでなく、シンカイヤヌスを呼び出した後赤GRの召喚で即覚醒が、さらに元からヤヌスグレンオーが場に居たならWave自身と赤GR召喚とで一回転させることができるなど、これ1枚でコンボのための下地を整えることができるのが優秀なため採用しています。

バッチリ・バッチー 2
ソニーソニック 2
スパイキースパイク 2
ロッキーロック 2
ドドド・ドーピードープ 2
グッドルッキン・ブラボー 2

シンカイヤヌスの覚醒とライドンへの侵略を確実に成功させるため、GRはコスト3以上の赤で統一しています。

ドープドーピーは一見アンシナジーに見えますが、コンボ中に出てしまった場合は侵略元をヤヌスグレンオーに変更することでバルチュリスを捨てずにダイレクトアタックまで繋ぐといったケアが可能です。

時空の戦猫シンカイヤヌス/時空の戦猫ヤヌスグレンオー 2

コンボパーツ。コンボに頼らずとも、普通にグルグル覚醒させ続けるだけで強かったりします。

時空の喧嘩屋キル/巨人の覚醒者セツダン

サプライズホールやエクストラホールから赤を出すために採用。
汎用性が高いのでこのカードにしていますが、役割的にはサコンピッピーやガチンコピッピーでも問題ありません

勝利のプリンプリン

青白穴を最大限に活かせるカードとして採用。また青のクリーチャーなため出すとヤヌスグレンオーが覚醒します。

小結 座美の花
時空の英雄アンタッチャブル/変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード
アクア・カスケード〈ZABUUUN・クルーザー〉
イオの伝道師ガガ・パックン

サプライズホール採用のデッキでおなじみのパッケージです。
オニカマス同様トリビだとチャブルの効果が活躍しやすいです。

おわりに

いかがだったでしょうか。

GR以外は結構お安いパーツで組むことができるので、興味のある方は是非組んで回してみてください!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。



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