見出し画像

お転婆に遊べる場所こそ…

こんにちは。
岡山県で、えこわっかという事業をやっている弥生です。

私は、古物商(中古商品を売ったり買ったり)することをお仕事として、趣味半分・真剣半分で日々を生きております。

もっと真剣にビジネスに向き合いなさいよ…と、若干先輩方から諦めの目で見られている昨今です。

いやはや。まさしくその通り。



さて、先週のお仕事報告です。


久しぶりに買取のお仕事を1件いただきました。
ありがとうございます!

なかなかお目にかかれないヴィンテージのイギリスブランド食器に大興奮で、自分的には頑張ってお値段をつけさせていただきました。
手売りで売れれば大丈夫!というお値段ですので、結構な橋を渡っている気はしますが、売ったり・買ったりがお仕事です。
売買はロットで考えれば大丈夫。ロットで考えれば!
(大先輩から市場に行き始めたころに頂いた助言を都合よく使ってみる)

陶器好きが色々深刻化してバグっている私ですが、
最近お片付けを専門にするお兄さんや、骨董・楽器・音楽系を専門にするお姉さん・お兄さんとの繋がりが増えてきました。

お片付けのお話も、業者さんのご紹介ができますので、お困りでしたら一度ご相談ください。
※えこわっかの稼働範囲は岡山県南地区ですが、県北のほうにもお友達が増えてきましたので、ご相談に乗ることは可能です。

※出張買取えこわっかのWEBサイトはこちら
https://ecowakka.jimdosite.com/




インボイス取ることになりました。

実は、えこわっかこと、わたくし。
先日インボイス番号の交付申請を提出いたしました。

しがなくて小さくて、なんだったら現実に存在すらしていない「私のお店」。
今年の年商は200万程度の予測です。
いや、年商200万円だけど、正直利益のせない卸販売が売り上げの大半なので、利益率から考えるとバリ底辺! ちゃんとワープア!!


消費税とかしんどすぎるわ!!
っていうか、まじで私もうちょっとまともな仕事しろよ!!
というのが本音なんですけれども。

古物市場との関係を鑑みるに、取得せざるを得ない状況と相成りました。

簡単に説明することができないんですが、一言で言うと
「市場で荷物を売るときに困る」

これが取得理由です。

あんまり興味がないと思うので詳しく説明はしません!!
1か月前の私は「あ~~ とらなくていっかぁ~~ えへへ~~」って言ってたんですけど、香川遠征の時に市場の動向を伺って、取得の決意を固めたので大急ぎで提出です。

つまり、今年から消費税の納付をしていかねばならないという、どえらいことになっております。
納付額も怖いんだけど、めっちゃ難しい行政文書と、いろんな税理士さんが出している消費税のこと・仕入れ額控除のことを勉強して、なんとか帳簿をカスタム中。

なんせ、ちいさな、現実にも存在することができないような、しょぼいお店です。
税理士雇ってる場合じゃありませんので、ひーひー言いながら調整中。
適格請求書は対応可能ですが、消費税を納付することを前提とした帳簿や帳票がそろってないので、10月中もなんやかんやでアワアワしていると思います。


先週の市場はこんなんでした

9/19でいつもお世話になっている骨董系のフリーオークションへ。
インボイス関連の動向が一番読めなかったオークションなので、在庫放出第一弾として、バカでかい・バカ重いステンドグラス12か月絵替わりを出品。

自分的には「高く買いすぎたな…」と思った商品だったので、損切気分で行ったのですが、お小遣いがもらえました。
ハッピーな気分で、来月の支払いを期限前に気分よく払いました。
ありがたい臨時収入!!

季節の変わり目なので、そろそろ参加者が増えてくるかなという予想に反して若干人数は控えめ。
良いものや、新しいバイヤーさんが欲しいものはそこそこ競りあがるけど、全体的には比較的にお値段控えめな印象でした。
多分主力のバイヤーさんがお休みだったからかも。

私は腰がまだ完治してないというのに相変わらず印判皿を嘗め回すような目で選んで2~3箱購入。

あとは、市場の最後に出てきた「よくわからないけど、よさそうな荷物」を買わせていただきました。
最後の競りだったので1000円あげで入札してもかったるいと思って、ちょっと色つけて入札したら「おいー!まじかよー!!」と突っ込み入れられながらも、通してくれました。

知ってるのにね!
いつも入札被ってせりあげたら引くって、皆知ってるのにね!!
本当にありがとうなのですよ…!
大陸の皆様がお好きなものに、私はとんと興味がないので、いつでも好きそうな荷物はお出ししますし、入札も相変わらず控えめにしますから!

市場のスタッフさんに「最後まで残っててほんとにラッキーでしたね…!!」と褒められました(?)
多分一番いい茶器を物凄く安い値段で売ってしまってるんですけど、それは内緒の秘密の機密事項です。
買う目は育ってきてるんですが、売る目はまだまだ修行中です。

個人的には、イギリスでヴィンテージでインダストリアルな陶器瓶と不意に出会えたことが最高に幸せでした。
気張った値段つけてたのを反省して値下げしたら、まじであっちゅうまに売れちゃいましたが、一瞬でも触れて、製品を調べて、「液体インクの発明…! ああん…オフィスの産業革命の残滓っ!」と、少々マニアック気味なロマンを感じたので満足です。

大丈夫です。
このロマンがわからなくても、大丈夫です。
「知らない世界の知らない時代の証拠が残った物品」には、謎解きをして・答えにたどり着いたからこそ感じる特別な感情が宿るものなのです。
何気ない陶器の瓶の正体を知るために、海外オークションまで情報を調べた私にだけ宿る特別な感情です。

1000円で何万円か稼げるときに感じる衝撃とは、また性質が異なる知的な喜び。

ああもう。
これだからこの仕事、面白くてやめる気になれないんです。

消費税を取られても、市場さんとは仲良く付き合っていきたい、とか。
そんなに利益でないと分かっているけど、やっぱり陶器を買っちゃう、とか。
意味不明すぎて逆に面白いから、買っちゃう、とか。
知的な遊びと結びついちゃうと、中毒性が高すぎる。


きっと私はまた損をしながらでも、自分にとって面白いと思うものを買ってしまうのでしょう。
ラッキーが目の前に転がってたら、自分が転んでも拾いにいってしまう。
それが私の性格です。

きっと、どれだけ年をとっても、いつまでも好奇心に踊らされて、私はお転婆であり続けるのだろうな…と、思う1週間でした。




最後までご覧いただきありがとうございました! 良い記事があったらシェアしていただけると励みになります。 今日も、よい一日をお過ごしください。 Twitter→https://twitter.com/rmf_doll