西瓜の新しい描き方を考えてみた

画像1 今、スイカの絵を描いています。「緑の本体に黒い線を描く」という順序で、普通の絵を描くように描いているのですが、「もっと手軽に描く方法があるんじゃないか?」と思ったので、もう一枚絵を描いて実験してみます。まず、レイヤー(層のようなもの)を2枚用意します。「楕円選択」で丸を描いて、それを塗りつぶして色をつけます。1枚目は緑に塗ります。
画像2 さっき使った楕円選択をそのまま利用して、2枚目のレイヤーに、黒っぽい緑色の円を描きます。手順は先ほどと同じです。
画像3 緑色の円を、明るいところ、暗いところを塗り分けて球体に見えるようにします。
画像4 2枚目も同様にします。それぞれのレイヤーで、大まかな陰影をつけ終わりました。
画像5 2枚目の黒いレイヤーを、1枚目の緑のレイヤーの上に重ねます。そして、黒い円の中で、緑色にしたい部分を消しゴムで消していきます。消したところは、下の緑のレイヤーが見えてきます。私が普段使っているブラシや消しゴムは形状が丸なのですが、スイカの模様は、緑の部分が丸っこく、黒の部分は尖った形をしていて、黒よりも緑の部分を描く方がやりやすいのです。
画像6 全体の模様ができました。「先に黒に塗っておいて緑で模様を描く」という手順でも良いのですが、レイヤーを分けておくと、それぞれの陰影をつけるのが楽かな、と思います。でも、1枚目と2枚目のレイヤーのタッチが合っていなくて、少し違和感がありますね。
画像7 2枚目のレイヤーにエアブラシで光の色を軽く描きます。これで違和感が少し減りました。最後に、周囲に塗りがはみ出したところを消します。「楕円選択」でぴったり重なる大きさの円を作り、それをパスにします。さらに、もう一回り大きなパスを作ります。この二つのパスで囲んだ部分の色を消去すると、はみ出した部分が消えます。荒っぽい仕上がりですが、スイカに見えますか? 模様の形状に消しゴムの形がくっきり見えてるし、光の塗り方も雑で、仕上げまでにはまだまだ改良が必要ですが、描き方の実験としては面白かったです。

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