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レノファ山口 歴代外国籍選手列伝[前編]2012~2016

 みなさんこんばんは、マイケル・ウォールストリートです。

 本日、今季の秘密兵器と目されていたマルシーリオ選手の契約解除が発表されました。

 今季加入したばかりの外国籍選手が出場ゼロのまま退団…代理人はあのデコだという噂もありますので、損失補填としてラキティッチを連れてきてもらいましょう。無償で。


 いやいやそうじゃない。ふと「いつのまにか山口にもいろんな外国籍選手が来るようになったなあ…過去にはどんな選手がいたっけ?」と物思いにふけったので、ちょっと振り返ってみることにしました。時間的にいっぺんに書くとしんどいので前後半にて。


■2012シーズン(中国リーグ)

◇キム・ドフン(FW/2012-2013)
 未見。


■2013シーズン(中国リーグ)

◇イ・チョンウォン(CB/2013)
 未見。


■2014シーズン(JFL)

◇ジャン・ジョンウォン(DM/2014)
 わたしが最初に観たレノファ外国籍選手で、アビスパ福岡からのローン加入。
 シーズン後半戦は負傷もあって出番がほぼ無かったが、前半はレギュラーと言ってよい活躍。「ファイト出来る良いボランチじゃないか」とか思っていたら、なんともともとはFWやトップ下を得意とするのアタッカーとのこと。この年の前半戦は岩淵良太とジャン・ジョンウォンのダブルボランチがメインだったが、相方の岩淵にしても前チームでの本職はアタッカーである。
 このように、上野政権下ではその後も平林輝良寛、黒田拓真、西森正明、小塚和季、福満隆貴など名だたるアタッカーがコンバートされてボランチに放り込まれており、「やはり山口と川崎・名古屋はワームホールで繋がっている」という学説がトメルケール教団により提唱されているとかいないとか。


◇ジョン・ミンヒョク(FW/2014)
 藤本大、山崎侑輝とともにシーズン途中にロアッソ熊本からローン加入。U-18韓国代表だったらしいのだが、ロアッソ組3人衆の中では唯一出番がなかった。練習で俺の黒田拓真を思い切り削ったシーンくらいしか記憶にない。その後は韓国3部のチームに移籍したらしいのだが、情報が無い。頑張れ。

■2015シーズン(J3)

◇チェ・ジュヨン(SM・SB/2015)
 韓国のビッグクラブ、水原三星からのローン加入。球離れは悪いがテクニックのある左利きのドリブラー。どう見ても守備力はアレだったが、なぜか練習試合でセンターバックをやっていたり、左サイドバックで途中投入されることが多く「自分が持ち上がって空けたスペースに(相手への)スルーパスを供給する」という必殺技で維新の観客を恐怖のズンドコへ落とし、何度か心臓を止めかけた。プロ1年目18歳がいきなり他国へ期限付き移籍、ということでまだまだこれからの選手で、スタメン出場は1試合に留まる(しかも前半で交代)。スウォンに戻った後の情報が無いんだけど引退したのだろうか?

◇キム・ジョンソク(FW/2015)
 通称ソギ。J1サンフレッチェ広島からのローン加入で、なにげにレノファ初の外国籍Jリーガー。広島との掛け持ちも多いレノファサポから活躍が大いに期待されたが、出場機会のないまま古澤慶太とともにFC刈谷へと旅立つことに。練習やTMを観ていると、テクニックはあるが判断が遅いのかなという印象だった。刈谷移籍後もなぜか出場機会は無く、シーズン終了後には期限付き移籍が終了。保有元の広島からも放逐され刈谷への期限付き=片道切符の先駆けとなってしまった。翌年には韓国5部相当でプレーしていたらしいがその後の情報が無い。頑張れ。


■2016シーズン(J2)

◇ルシアーノ(OM/2016)
 夏の移籍でやってきた、レノファ史上初の南米出身選手。アルゼンチンコネクションの先駆け。
 テクニックはなかなかものがあったが、明らかに「まだちょっと太めです、もうひと叩き必要ですね」なコンディションで、コンディションが上がる前にシーズンが終わってしまいそのままグッバイとなった。キック精度とやや出たお腹、つぶらな瞳が特徴。

◇ユン・シンヨン(CB/2016)
 (個人的に)クラブ史上最高の外国籍選手で、圧倒的な対人と空中戦の強さを誇った心優しき巨人。セットプレー時にけっこうマークを外しがちなのは内緒だ。スピードは無いがそれを補う読みと上手さを持ち合わせており、足元のテクニックも…いや何でもないです。
 余談だが、『みゆきち(三幸秀稔)』や『マエチャン(前貴之)』は別の人が呼び始めた愛称だが、『ユン兄貴』の起源はわたしである。ここだけは絶対に譲れない。スカパー中継ではT重アナから『サポーターからはユン兄貴と慕われています』と放送事故みたいなコメントが飛び出したり、調子に乗って「ユン・シンヨンbot」なるアカウントを作っていたらまさかの本人からヒョローされるなど意味の分からない思い出に溢れている。

ヒョン、元気でやっているか。


≪後半に続く≫

 

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