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【山口県ユースリーグ】レノファ山口U-18のAtoB

 皆さんこんばんは、文部科学省研究振興局基礎研究振興課課長の安田龍彦です。

 「ユースも追うぜ!」と言いつつAチームは3か月ぶり、Bチームは2か月ぶりとなってしまいました。なかなか予定が合わなかったわけですが、トップチームも無事全日程終了したことで余裕が。本日はAチームとBチームをハシゴしてきました。

 Aチームは1部リーグの、Bチームは3部リーグの優勝をすでに決めており、いわば消化試合ではありますが、なかなかの熱戦が繰り広げられました。

【10:00 乃木浜総合公園人工芝グラウンド vs小野田工】

 スタメンと選手交代は上記のとおり。

 開始早々レノファの攻勢が続いてチャンスを作りますが、得点には至らず。ここまで13勝3分の無敗で優勝を決めたレノファU-18に対して、小野田工は6勝1分9敗の7位。しかも小野田工はすでに1・2年生にチームを切り替えているということなのでそのまま押し切るかと思われましたが、10分過ぎくらいから五分もしくわ四分六分くらいの展開に。散発的に個の力やシンプルなコンビネーションでチャンスは作るものの、全体的には1人1人のボールを持つ時間が長く、攻撃のテンポがなかなか上がってきません。試合終盤はいくらか良くなっていた感じですが、この傾向は最後まで続いていたと思います。
 試合を通して特に気になったのは、中盤センター3人の距離感が悪く見えたことと、攻撃の幅が取れていなかったように見えたこと。
 攻撃時はMF10糸井岬が上がって4-1-4-1のようになることが多かったのですが、後ろの5人と前の5人がどうにも遠く感じられました。なので後方から繋ごうとするも出口が失われ、トップ下のMF16中本が下がって受けるもパスコースがなく、独力でなんとかしようとする場面が目立っていたように思えます。
 幅についても、そういう指示だったのか両ワイドが中寄りに位置していることが多く、サイドチェンジをしても複数相手に突っ込んでいく羽目になることが多かったように思います。常にではないにしても、逆サイドのワイドをアイソレーションさせる形を作っていたほうが良かったのでは、と感じました。ワイドを中に絞らせるならサイドバックを上がらせて幅を取りたいところですが、ワイド目掛けて蹴る場面が多くあまり上がれていなかった。この辺りは別の狙いがあったのかもしれません。

 それと、小野田工のFW11番、守備ではプレスバックでボランチからボールを掻っ攫い、攻撃ではライン間で受けたりキープして捌いたりと大活躍。良い選手として印象に残りました。

 ともかくも、何度か訪れる決定機を外しているうちに小野田工にも2・3度決定機を作られるなど、終盤まではどちらに転んでもおかしくない試合展開でした。ただ最終的には、FW8下川哲矢が前を向いて、跨ぎフェイントを入れての左足のドリブルシュート。これをキーパーがはじいたところを途中交代のMF27山崎柊人が押し込み先制します。これで勝負アリ。
 下川くんにボールが入った瞬間、わたしは「よし、左にはたくんだ!」と考えたので、ドリブルを開始して跨いだのを見て「跨ぐんかい」と声が出てしまった。しかしてそこから強烈なミドルシュート。デヘンスラインの寄せが甘くなっていたのを見逃さなかった見事なプレーでした。
 勝敗は逆になっていてもおかしくない内容に見えましたが、試合後に小野田の監督さんが「やっぱり強かった」的なことを仰ってたので、小野田もかなりいっぱいいっぱいだったのでしょう。ただ1・2年生のみの面子で良いサッカーが出来てましたので、来季はもっと強くなってきそうですね。


【13:20 長門市西深川 麺宗祐気】
 おいしいラーメンを食べよう。。。


【14:00 ながとスポーツ公園 vs西京高校C】

 長門は観覧席的なものが無く、ピッチレベル&金網越しなのでなかなかしんどいです。逆サイドがどうなっているのかわからない。。。

 ハーフタイムにもつぶやきましたが、Bチームのほうがトップチームまんまかな?というサッカーをしているんですね。「Bチームのほうが面白い」と感じるサポーターも多いようです。もちろん、1部と3部で相手のレベルがかなり違うというのはあると思いますが、今のレノファサッカーには選手の個性を引き出す効果があるのかもしれませんね。

【Pick up Player(Bチーム)】
 ◇FW22 中尾篤人
 右ウイングとして出場。味方のサイドバックに「同じレーンに入るな」などポジショニングを細かく指示する、スペースを作り出して3人目の動きを引き出すなど、いんてりじぇんすを感じた選手。プレーもパス、ドリブル、キックフェイントなどをクレバーに使い分けている印象。得点はなかったが試合のラストプレーで見事なドリブル突破からのゴール未遂が。あと試合中にとにかくしゃべる。

◇FW33 吉田光
 左ウイングとして出場。試合前に父兄の方から教えていただいたのですが、中学時代からナショナルトレセンに呼ばれている逸材で、今年の1年生で最初に試合に出た選手ながら怪我をしていて最近復帰したばかりとのこと。
 実際にプレーを観てみると確かにすごかった。コンディションはまだまだという感じだったが、ワンタッチの技術や判断の速さ、何よりプレスに行く際の後方のパスコースを切る動き(カバーシャドウ)が素晴らしかった、ような気がする。ワンツーからの左足クロスで2点目のアシストも挙げた。(先制点のクロスもこの子かな?)

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