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肝心なことは何もわからないレノファタイキャンプレポート【1日目】

 どうも、タイで奇跡的にお腹を壊さなかったジェイです。帰国してから2週間も経ってしまいましたが、ようやく諸々落ち着いたのでここらでレポートにまとめておこうと思います。ただ一気に書き切る時間と気力が無いので分割にて。
 あ、それとタイトルにもありますとおりみなさんが知りたがっていると思しき情報は何もありませんのでご注意ください(・∀・)フフーフ。

繋がるサメ映画と繋がらないWi-Fi

 2月1日の金曜日、有給休暇を豪勢に3.5日も取った私は(33.5日も残ってるんだからちょっとくらい良いだろ…)、さっそうと福岡空港へ向かった。向こうはめっちゃ暑いという事なので、着替えはすべて夏服。今着ている服も荷物にならないよう、アウターはUNIQLOのウルトラライトダウン、ボトムズも夏用のイージーパンツの下にヒートテックタイツを履いているという、とにかく荷物量を減らそうという戦略だ。ちょっと寒い。

 海外渡航自体は初めてではないが、ひとりで渡るのは初めて。正直不安しかないが、翌日からはYAB(山口朝日放送)クルーも来るーということなので、初日を生き延びさえすれば何とかなる算段である。
 搭乗手続きをどうすれば良いのかもよくわかっていなかったが、パスポートを見せたらサクサクと完了した。予約番号みたいのも控えてきたのだけど何も必要なかった。パスポートすごい。離陸が少し遅れるとのことで、この間に海外用のポケットWi-Fiを試しに接続してみるのだが、何故か繋がらない。


 繋がらない。


 なぜ受け取ってすぐにテスト接続しなかったのか?向こうについても繋がらなかったらなんやかんや詰むのでは…?と、ひとりでメチャ焦っていたが、タイ国際航空649便は容赦なく離陸していった。

 飛び立ってしまったものはしょうがないので、何か映画でも見ようとモニターをポチポチやっていたら、フライト距離三千何百キロとか表示されて愕然とする。平日から、何故俺はこんな距離を移動しているのだろう。位置エネルギーの移動だけで死んでしまうのでは、などと思考は混乱する一方だ。機内では未読だった五百蔵容さんの著書『サムライブルーの勝利と敗北』を読破する予定だったのだが、そんな心の余裕がない。
 何とか元気を出そうと、『MEGザ・モンスター』を観ることにした。巨大ザメに向かって躊躇なく飛び込むステイサムに勇気をもらおう。何回目の視聴かという話だが、やはり面白い。子役の女の子も良い演技をしている。
 ふと視線を移すと、斜め前の席のおっさんも同じMEGザ・モンスターを観ていた。何故だかほっとして、ちょっと泣きそうになった。カイジの鉄骨渡りみたいな心境である。

オレがここに在る・・・・!オレがここに・・・・ここに在るぞ・・・・!
同じ道程を 行く者が・・・・・・・・ここに・・・・!
ここに在る・・・・・・・・・・!」

 そうだ、ひとりじゃない、繋がっている…!
 ただまあ、問題は知らないおっさんとの心のつながりではなく、Wi-Fiが繋がるかどうかである。フライト中に電源を入れる度胸は無いので、着陸後にすべてを託すしかない。
 そうこうするうちに無事ステイサムカッターも炸裂し、映画が終わった。しかしながら福岡⇒バンコクのロングジャーニーなのでまだ2時間以上ある。もう一本観ようということで、何故か『ヴェノム』をチョイス。なかなか面白かったのだけど、序盤の主人公の行動がクズ過ぎるのと、なぜ秘密の研究所の警備がこんなにもガバガバなのかと気になってあまり入り込めなかった。エンディングテーマはエミネムだった気がする。

大気汚染と高速道路と、セブンイレブン 

なんやかんやで、スワンナプーム国際空港に着陸。地上をガタガタ走っている間に、祈るようにもう一度Wi-Fiのパスワード入力する…あああああああああああああ繋がった!!!良かった…。ようやく心に余裕が生まれて、周りを見渡す。羽田成田が比べ物にならない程にdekai空港、でかすぎる。
 もうひとつの懸念は空港から目的地までの送迎だったのだけど、まあこれもあっさり空港の出口でガイドのひとと合流できた。(ネットで申し込んだ際にカード会社から「本人確認が取れてからでないと決済できないサイトなので…」と電話が掛かってきたので大丈夫かとびびったが、まあ何も問題は無かった。)
 ガイドさんと空港の外に出て、車の到着を待つ。現地の方だが日本語は流暢だ。雑談をしながら待つが、暑い。暑さもしんどいが、それ以上に空気が悪い。

 ※タイで指導者として活躍中のToshiくん情報。
みんな応援してあげてね!

 経済発展の宿命というべきなのか、バンコクは今PM2.5が酷いらしい。特にこの週は酷かったらしく、口の中や喉がしばらく変な感じだった。

 タイは鉄道網がほとんど通っていないので、もっぱら車、タクシー文化らしい。そのかわり高速道路みたいのはかなり発達している。それでもレノファのキャンプ地までは約2時間。

 運転については気にしたら負けである。

 日本でも大活躍して人気ですよ!と伝えておきました。

 1時間くらい走ったところで、サービスエリアみたいなところに寄るとのこと。「着いたら周りに何もないと思うので、ここでコーラとかお菓子を買っておくといいです。」
 いったいどんなところでキャンプしているんですか。

 タイに着いて最初にお金を使ったのがまさかのセブンイレブン。タイのサービスエリアはスゲー特徴的だったのだけど、写真撮り忘れたので他所様のリンクを貼っておきます。

https://www.sekaidrive.com/2016/01/thailand-motorway-restarea.html

 強い気持ちが足りなかったので、なにやら見たことのあるお菓子ばかり買ってしまった。ホテルにはスナック菓子しか売っていなかったので、甘いものが早々に切れて後日後悔することになる。

 休憩を挟んでさらに1時間、ようやくPattana Golf Club & Resortに到着した。ガイドさんはチェックインまで手伝ってくれたので、無事に往路の旅程は完了した。名も知らぬガイドさん、ありがとう。
「ここへ人を案内したのは初めてです。本当に何もないですね…。」

広大で安全な閉鎖空間

 このPattana Golf Club & Resortは早い話がホテル付きのゴルフ場で、とにかくでかい。泊っているのはレノファ山口と済州ユナイテッドとAFCコーチ研修?一行と、あとはプロやセミプロのゴルフ合宿、ゴルフの観光客。そして周りには何もない。Gooleマップなどで見てもらえれば分かると思うが、本当に何もない。入り口には警備員もおり、治安は問題ないようだ。野犬と野良猫は複数いたが、みな野生は失っている感じで大人しい。

 もう日も暮れていたので、さすがに練習は終わっている。しばらく部屋で休んでから、食事へ行こうと起き上がる。

 私が泊っているのは一番安い「Mansion」という部屋で、食事をするには「Club House」まで移動する必要がある。スタッフに頼めばゴルフカートで運んでくれるのだが、とりあえず歩いてみることに。

・・・・・・。

 えー、20分くらいかかりまして汗だくです。広すぎる。朝食昼食夕食の移動のうち4分の3くらいは意地を張って歩いたので、最終日にはわりと筋肉痛になっていた。

 レストランの店員さんとの意思疎通がなかなかできずに苦労したが、最終的にはなんとか席について、最終奥義「指さし注文」でなんか食事をすることが出来た。この何らかの麺卵料理は大変おいしかったのだが、つけあわせのもやし?は「ガリッ」というたいへん生々しい食感だったので、以降口を付けずにおいた。

 何とか移動も食事も風呂も終えて、アジアカップ決勝が観れなかったとかなんやかんやあったが、ともかくも1日目が終わったのである。


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