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【J2ドラフト会議回顧録①】「序章」~誤算が誤算を呼び、焦る吾粲は陸遜に手紙を送る~

 興奮のうちに幕を閉じました第1回 #J2ドラフト会議 。まさかのtwitterトレンド入りするなど、こちらの想像以上に注目が集まりました。

 最終的に私が指名した11名は以下のとおりなのですが、どこまで計算通りでどこからが誤算だったのか、それぞれの指名に込められた私の思いは何だったのか、そのすべてお見せしましょう。

※極端なハイラインに見えるのは気のせいですね…。


1巡目指名 前貴之(レノファ山口)

 事前のリークネタで岩尾だのオナイウだの吹いていたわたくしですが、前さんの1位指名は最初から決めていました。
 サイドバックとしては注目銘柄に違いないと思いますが、早くてもせいぜい3~4巡目といったところで、確保だけを目的とするなら1位指名をする必要は無かったと思います。ただ、私としては日本ハムの「その年の一番良い選手を獲る」方針よろしく、今季の個人的なチームMVPである前貴之に敬意を表する意味でどうしても1位指名をしたかった。編成担当としてあるまじき思考ではあると思いますが、悔いはありません。
 もちろん、サイドバックを早めに確保しておきたかったという思惑もありますので(スケゴーさんが言ってたからじゃないぞ。本当だぞ。)、左サイドについても4巡目という早い段階で井筒を指名しました。

2巡目指名 岩尾憲(徳島ヴォルティス)

 さて、ここからすでに誤算が始まります。最終的にアレな布陣みたくなってしまった我が軍ですが、当初のプランとしてはエス将ハイラインサッカーやおしゃれポゼッションサッカーを目指していたわけではありません。イメージとしては今季の霜田レノファをより研ぎ澄ました質実剛健なチーム編成をするつもりでした。選手選考で重視したのは(私の主観による)「走力と献身性が高い」「戦術的インテリジェンスがある(っぽい)」という点です。
 さらに、中盤のコントローラーは争奪戦になると思い込んでいたため、岩尾と三幸は1順目で消えている想定でした。そこに隠し玉として小島幹敏(水戸ホーリーホック)をぶっこみ、彼を中心にピリッと締まった編成をしていくつもりだったのです…。そしたら何故か両名とも残っているという。
 「あれ、これ行けるなら岩尾行っとく?行かなきゃ損じゃね?」もはや正常な思考ではありません。まあここらで競合しといたほうが盛り上がるし、誰かは競合するだろう、外れたら最初の方針に立ち返ればいいのだ…とか思っていたら2巡目でも誰も岩尾を指名しない!!!
 大物を手に入れたのですが、計算は狂いっぱなし。しかし、これはまだ始まりに過ぎなかったのです……。

3巡目指名 三幸秀稔(レノファ山口)

 3巡目でまだみゆきちが残っている?!
 この状況に思わず「両獲り…」と呟いている自分がいました。チームバランス?そんなの関係ねえ!岩尾と三幸両方抱えるとかすごくない?!どっちか神戸に引き抜かれるんじゃない?!移籍金ガッポガッポや!

「両獲りや!」じゃねーよ総ツッコミ浴びてんだろ…。

 しかして3巡目ではC&Dさんも三幸を指名。今ドラフト最初で最後の抽選が行われます。ここでわたしは「あ、これ外れたほうが良いのかも…」と我に返ります。本当に岩尾三幸の両獲りになってしまったら中盤の構成をどうすればいいのか…?徳島サポであるC&Dさんにみゆきちが渡ったほうが「これって実質トレードですね!HAHAHA!」とオチがついて良いのでは…。

 まあそういう時に限って無駄に運を発揮するのがわたくしですので、見事厳正な抽選により三幸選手をゲット。喜びつつも頭を抱えます。
 まあとりあえず、アンカーは岩尾で、もともと攻撃的な中盤の三幸には前目でラストパスを出してもらおう。それで大丈夫、大丈夫なはずなんだが、やはり「ボランチよくばりセット」を抱えているという構図がどうにも締まらない。こんなドリーミングなチームをつくるつもりは無かったんだが、どうしてこうなった。


その②へ続きます。。。

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