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空撮:地形:荒川旧河道の蛇行跡(埼玉県鴻巣市付近)

埼玉県鴻巣市、JR高崎線・北鴻巣駅西側には荒川の氾濫原が広がっていて、旧河道の蛇行やそれに沿った自然堤防跡が残されている。

旧河道は水田となっていて、蛇行していた様子がはっきりとわかる。河道跡を通っている水路は足立北部排水路で、そうしたところにも元河川だった名残が見られる。

弧を描く自然堤防跡の微高地に住宅が建っているが、1980年に設置された高校の敷地は旧河道にある。広い敷地を要する公共施設は往々にして、伝統的な土地利用から外れた立地をすることがある。

地理院地図
「三町免」という集落名と、旧河道を開いた水田に「壱ノ耕地」「弐耕地」「参耕地」と地名が付いているのは興味深い。江戸時代の新田開発によって拓かれた土地だろうか。


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