恋をした

夢の中で恋をした。
ドタバタな大騒ぎをして、敵と味方だったのに、恋をした。
夢だから、掴まえておかないと消えてしまう……そう思って書き留めているけど、目がはっきりと覚めるにしたがって影が薄くなっていく。

華奢。
一重目蓋。でも、重くもない。奥二重なのかな?

高くもなく、低くもない声。
同級生の話し方。
僕の方が年上なのに。

美人?たぶん……好きだった○○ちゃんに似ている。
名前を伏せているのではなく、思い出せない。

とっ散らかってはいるけど、比較的、ちゃんとしたストーリーがある夢だった。
浅い夢だったのかな。

僕たちはお互いにアイデアを出しながら歩いていた。
取り敢えず何かお腹に入れておこう。
そこでシャツを買い換えて、雰囲気を変えよう。
時間は掛かるけど、空いている各駅電車で移動しよう。
恋人たちの会話ではないけど、楽しい会話。

スマホのアラームが鳴っている。
目を覚ましたらこの恋は終わり。

また、出会えても、もう、君は別人になっている。

サポートお願いします。 作品の表紙イラストの代金として使わせていただきます。