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社長と仲が良いから昇進できたのか?と、自問自答してみた

GMOペパボという会社に入社して12年目の僕は、管理職という立場になってから8年くらい経っているのですが、「社長と仲が良いと昇進できていいな」みたいなことを言われたことがあります。
カジュアルに言われたことでも一人になると割とウジウジと考えてしまうタチなので、管理職になってから年数も経っているのにそんなこと言われる仕事しかできてない自分がめちゃくちゃ恥ずかしい・・・と凹んだりもするのですが、一方で”社長と仲が良いから昇進した”というのは正直、一理あるかなと思えてきました。
今回は「社長と仲良くすると昇進できるのか?」について、ちょっと真面目に考えてみたいと思います。ちなみにものすごく個人的な見解です。

アルバイトの僕と社長の唯一の接点

まず、僕と社長のケンタロさんが本当に仲が良いのか?という大前提ですが、少なくとも僕は仲良くさせてもらっていると思っています。ひとりよがりだったら僕を笑ってください。そもそも僕は、2006年にCSのアルバイトとして入社したので、社長(当時は副社長)との業務上の接点といえば月に一度の定例ミーティングのみ。

この記事で語られている「夏祭り」の社内イベント運営に携わったことで、突如、社長との明確な接点が生まれました。
もともと社内では盛り上げ隊長的な役割を担っていた社長。夏祭り以降、定期的に社長と一緒に社内を盛り上げるイベントをいくつも運営し、打ち上げなどの飲み会なんかでも接する機会が増えました。

仲良くなると純粋に話す機会が増える

飲み会では、自分の業務に関する話から自社・他社サービスの話まで、深夜までよく語り合いました。
会社を盛り上げていこうぜ!という目的のイベントに積極的に関わったことで、普段一緒に仕事をすることのない社長に対しても臆さず、僕自身がどういう人間でどういう考えを持っているのか、会社をどういう風にしていきたいのか、そういう話がナチュラルに出来ていたのだと思います。
また、社内イベント運営をとおして、自分の得手不得手を直接見てもらえていたのではないかなとも思います。
なので、トップが意思決定をする際に「こいつにこの仕事を任せてみよう」という判断材料くらいにはなっていたのではないでしょうか。

仲良くなると新たな視点が手に入る

社長に自分をわかってもらった、というメリット以上に大きかったなと感じるのは、組織のトップが普段何を考えているのかを直接聞けたことで、自分自身が経営者視点に触れる機会も増えたことです。今思えば一社員の自分の視野なんて、たかが知れていました。意識をすり合わせるために、幾度となく社長室のドアを叩き、相談したり指摘をいただいたりしていました。社長に関わらず、自分よりも視野が広い人の経験や判断をインプットすることは勉強になりますし、目線は高く、視野は広くなる気がします。

そういうことを繰り返すうちに、社長と直接コミュニケーションを取って仕事をすることが、自分にとって一番仕事がしやすい環境になっていきました。

これ、社長じゃなくても自分の所属するチームのリーダーとか上司に置き換えても成立する話だと思うんですよね。一見ゴマを摺る行為に見えたとしても、本質的には自分という人間を理解してもらう機会になりますし、その機会は多ければ多いほど仕事もスムーズに進みます。

仲良くなると成長の連鎖が起きる

昔ペパボにいたdaiskip先生の過去のエントリに書いてあることに非常に近いのですが、社長と仲良くすることでこういうループが起きている気がします。

自分を知ってもらう→仕事を任せてもらえる→色々な経験や知識がつく→前回よりもちょっとハードルの高い仕事を任せてもらえる

あと、常日頃からコミュニケーションを取っている社長から直接仕事を任せてもらえると、コミュニケーションコストが非常に低いのもポイントなのではないかなと思っています。
もちろん100%社長の意思を理解して動くことは難しいですが、ある程度はこれまで聞いてきたことや経験から予測して行動することが出来ます。何よりも個人的にはあれこれ考える前にまず実行することを強みとしていますので、この辺が社長の求めるスピードとうまくマッチしている気がしています。

あと忘れちゃいけないですが、コミュニケーションの総量が多いぶん、直接お叱りいただくことも多いです。これは社内の中でもダントツな気がしています笑

ここまで考えると、あ、やっぱり僕は社長と仲が良いから昇進したのかも、と思えてきましたが、上記のような何物にも代えがたいメリットがありますし、それは別段悪い話ではない気がしてきました。
今もしくはゆくゆくは「めちゃめちゃ昇進したい!」と思っている人は社長、上司問わずコミュニケーションを惜しまず、仲良くした方がいいです。

と、書きつつも、やはりゆくゆくは「社長と仲良いから」なんて言われないぐらいの力と実績を手に入れたい、手に入れなければ、と切に思います。

以上になります。

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