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富士見パノラマリゾートスキー場にて

Agfa Super-Silette

スキー場にフィルムカメラ

というのを2回連続投稿することになったが、偶然である。前回投稿の富良野はオリンパス ペンSを持って行ったが、今回はもう少し大きくてもポケットに入るだろう、ということもあり、アグファのスーパージレッテを持って行くことにした。撮影日は2月23日である。
直前までスーパーゾリネッテとどちらにするか迷った。以前書いた通り、蛇腹折り畳み式のゾリネッテからボディ前面にレンズが固定されたジレッテにモデルが移って行ったわけだが、折り畳み式の方がより平たい形状になってポケットに入れるには適している。しかし、蛇腹というのは天候、特に雨露には弱い。今回行く富士見パノラマリゾートスキー場は積雪が少ない地方で、夜間の低温時に人工降雪をしている。晴天率85%という売り文句もあり、日中降ることは少ないだろう。しかし、風が吹いたりしたら雪が舞うだろうし、室内外気温差での結露も心配だから、やはりここは固定鏡胴タイプが良い、と判断した。ちなみにメイン機材は、最新のOMDS OM-1とM.ZD 12-100mmF4PROという強力なセットがあり、防塵防滴、耐低温でレンズ交換も減らせて便利なので、スキー場や海辺などではもっぱらこれを使っている。

Solinar 45mmF3.5,RVP100

今回のレンズとフィルムはこれである。RVP100はVelvia100(ポジフィルム)で、晴天率の高いスキー場なら真っ青な空が撮れると期待したわけだ。また、現在カラーネガフィルムは市中の在庫が払底していてヨドバシからは次回入荷が6月と連絡が来たくらいなので、しばらくネガは節約モードなのである。と言いつつ、ポジもあまり潤沢ではないようで、ヨドバシに2本注文したら何日かおきに1本ずつ配送されてきた。なんだか申し訳ない気分である。

アイスクライミング体験コーナー
Super Silette,Solinar 45mmF3.5/ F11 1/2,1/250,Fuji RVP100
風が吹くと雪が舞ってコントラストが低下する
Super Silette,Solinar 45mmF3.5/ F11 1/2,1/250,Fuji RVP100
アイスクライミング体験コーナーの用具
Super Silette,Solinar 45mmF3.5/ F5.6 1/2,1/125,Fuji RVP100
くっきりと晴れた。八ヶ岳には雲がかかっている。
Super Silette,Solinar 45mmF3.5/ F8 1/2,1/250,Fuji RVP100
富士見なので、富士山が見える。
Super Silette,Solinar 45mmF3.5/ F8 1/2,1/500,Fuji RVP100
富士見駅前にて
Super Silette,Solinar 45mmF3.5/ F5.6,1/30,Fuji RVP100
富士見駅にて
Super Silette,Solinar 45mmF3.5/ F3.5,1/8,Fuji RVP100

おわりに

撮影結果は概ね、想定通りであった。アグファのレンズは実際シャープで、色も良い。シャッター速度と絞りを変える部分は手袋をしていると全く操作できないので、条件を変える時は手袋を脱がねばならず、人工降雪のゲレンデは硬く凍った下地に雪が乗っているような感じで、ストックが突き刺さらないので、カメラ操作の一連の作業はちょっと面倒であった。いや、分かっているんです、デジカメのOM-1で撮れば楽だということは。でも、フィルムも使いたい、それだけです。

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