愛嬌のある表情が人気!ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)
近年、ペットブームで犬や猫を飼い始める人が増えました。
しかし、爬虫類はあまり人気がなく、苦手な人も多いはず。
爬虫類の中で、一番人気のある「ヒョウモントカゲモドキ」を紹介します。
英名は「レオパードゲッコー」で、通称「レオパ」。
私の飼育しているレオパは現在2歳半。
鮮やかなオレンジ色が特徴の「ハイポタンジェリン」という種類です。
レオパって、どんな生き物?
レオパは、トカゲ亜目ヤモリ科に属する爬虫類。
野生のレオパは、アフガニスタン・パキスタンなどの中東の砂漠地帯に生息しています。
■体長:20~25cm
大人でも手のひらより少し大きいサイズです。
巨大になると勘違いしている人もいるはず。
■体重:60~80g
70gを超えるとやや肥満気味。太り過ぎると長生きできません。
脇下が膨らむ「脇ぷに」現象が出てきたら要注意です。
■寿命:10~15年
病気になりにくく、割と長生き。
20年以上長生きしたレオパもいるらしい(すごいっ!)
■性質:夜行性
基本的に一日中、寝ていたり、ぼんやりしていたり。
時々ケージ内をゆっくりと歩き回ります。
レオパは何を食べるの?
餌の頻度は、1歳以上のアダルトレオパで週に1回。
(1歳未満のベビーは3日に1回)
一般的によく食べられている餌は、次の4種類です。
・コオロギ
・ミルワーム
・デュビア(ゴキブリ)
・人工餌
個体ごとに食べ物の好みがあるため、色々試して食いつきがいいものを与えます。
レオパの主食であるコオロギには種類があります。
生きたコオロギを扱うのが苦手でも、冷凍コオロギや乾燥コオロギなど保存可能なものも。
水でふやかす乾燥タイプやゲルタイプの人工餌は、栄養バランスがよく手軽で、虫が苦手な女性でも安心。
レオパの飼育環境は?
トカゲのように動き回ることがないので、ケージはあまり大きくなくて大丈夫。
私は幅30cm×奥行30cm×高さ20cmのガラスケースで飼育しています。
床に消臭力の高いデザートソイル(人工土)を敷き、シェルターと水入れを置いています。
ケージ内の温度を25〜30度に保つために、ヒーターを2個設置。
レオパの5つの魅力!
1.鳴かない
とにかく静か。ぼんやりしていたり、無防備な体勢で爆睡していたり。
2.臭くない
週に1度くらい排泄しますが、糞尿ともに個体で掃除しやすい!
3.世話が楽
散歩も必要ない。餌代も安い。
動物アレルギーがある方も安心して触れます。
4.懐かない
名前を呼んでも寄ってきません。でも、懐かないことも魅力の一つ。
旅行で家を数日空けることもできます!
5.癒される
観賞用で飼育する人も多いらしいです。
笑っているように見える愛嬌のある顔にとても癒されます!
レオパの飼育の注意点!
■脱皮
脱皮前は体が真っ白で、白い着ぐるみを頭から徐々に脱いでいく姿が可愛い。
脱皮をしやすくするために、ケージ内に霧吹きをして、湿度を80%に保ちます。
脱皮に失敗して皮が体に残ると、壊死して死に至るケースも…注意深く見てあげましょう!
■自切
過度に手に乗せて遊んだり、ストレスを与えたりすると、自切するので注意が必要です!(自切とはトカゲのように自分で尻尾を切り落とすこと)
尻尾は再生されますが、きちんと生えない場合も。
レオパに少し興味を持っていただけるとうれしいです。
いつか爬虫類ブームが来る日もあるはず(あるだろうか…?)
飼ってみなければわからない、魅力いっぱいのレオパ。
飼育しやすくて、癒しを感じられるレオパを飼ってみませんか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?