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「良い医者」との出会い(1) 内科

我が家の主治医 T医師は近所の開業医(内科)です。
とても良い先生で、四半世紀の付き合いになります。
最初のきっかけは、家内のママ友の口コミでした。

何故「良い」と思うのか、考えてみました。
①    患者の話を丁寧に聴いてくれる
②    患者が知りたいこと、必要なことを教えてくれる
③    投薬等で無理強いをしない
④    関係する領域(整形外科・皮膚科など)も勉強している(症例など)
⑤    必要な時は、専門の医師を紹介してくれる(行ってみるとその医師も「良い先生」)

①~③は、「相手を尊重する」というコミュニケーション・スキル、ですよね? これが出来ない医者が多いと思いませんか?
以前、7~8人の看護師の集まりに参加し「コミュ障の医者が多いのでは?」と聞くと、皆が口をそろえて「いくらでもいる」と言っていました。 「看護師も大変なのだなあ」と思った記憶があります。
・・・最近になって「コミュニケーション」を教える医学部が出て来た、と聞きました。 「手遅れ感」満載ですね。

一番大事なのは「患者自身がその医師を信頼できること」だと思います。
どんなに物質的に優れた医師でも、患者からの信頼がなければ治療の効果に限界がある。「コミュニケーション」はそのための最重要な要素ですよね。

例えばT医師は、健診で腹囲測定(メタボ検査)の時、「強く引きますよ」と言い、私自身が測るより5㎝以上低い測定結果になります。 マニュアルでなく患者と検査の本質を考えているのだと思います。(必要と思った患者には強く引かないのでしょう)
出来るだけメタボ患者を増やし、検査・治療・投薬で儲ける(医療保険の点数稼ぎ)ことを優先させる医者が多いのではないでしょうか?(高血圧・高脂血・高血糖・尿酸値などでも同様)

T医師の「先代」も同じ場所で開業していたようで、「先代は良かったのだが・・・」と聞くことがあります。 数十年前にお父様から引き継いだ後に失敗があった、それが口コミで広がった、といった所でしょう。
その情報から、T医師を信頼できない人にとっては「良い医者」にはなり得ないのだと思います。

T医師にも失敗があり、数十年の間に経験を積み、努力をして医師としての経験(コミュニケーション・スキルを含む)を高めたのだと思います。
今のT医師が、私達にとっての名医なのです。

その(2)では歯科医の話をしたいと思います。

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