見出し画像

【テレスコープ・メイト】第6話-この広大な言葉の海の中で-


【第1話】


【第5話】




13.理科室



「桜田先生!!!」

アカリツヅミは、桜田立花サクラダリッカがいる理科準備室へと駆け込んだ。


勢いよく扉を開けると、そこには、目を腫らして一枚の写真を握りしめ、立ちすつくす桜田の姿があった。


「・・・え?」

アカリは思わず立ち止まる。


「ねぇ・・・・・・パパが死んじゃった。


・・・かも、し、れない・・・・・・・・・・」


桜田の目線の先にあるスマートフォンのニュースからは、一定のAI音声で、速報が流れ続けている。


『緊急速報、緊急速報。

ただいま入りました情報によりますと、月の南極地域におきまして、2075年5月2日10:12、最大震度7強の月震が起こった模様です。NAZAからの映像を見る限り、あたり一帯を埋め尽くす月のレゴリス(表土)は盛り上がり、水氷が溶けだしているのが分かります。

最新情報によりますと、そこで作業していたのは、日本人含め3名・・・延沢英寿さんテレス元社長(63)、Shaun・J・Coxショーン・J・コックスさん(58)アプリケーションTwōtter創設者。なおショーンさんは月A-001地域人類史上初の居住者になります、続きまして鶴岡太一さん(55)宇宙飛行士・航空医学博士、計3名、行方がいまだ分かっておりません。詳細に関しまして、情報が入り次第お伝え致します。緊急速報、緊急速報、、』


・・・・・・・


泣き崩れる延沢の娘・桜田立花、無機質なニュースの音声、まだ息が弾んだままのアカリツヅミ


理科準備室で3人は、呆然と立ちすくむことしか出来ないでいた。




14.流れ星



ショーンは、2015年、アメリカ合衆国で誕生した。

IT企業に勤める父の影響で、ショーンは幼いころからパソコンやスマートフォンの操作の仕方について、同年代の子供たちよりも早く知識が身についていた。

兄弟はいなかったが、去年から、Dinaディーナという家族が増えた。
ウクライナ、という国からアメリカにやってきた、ショーンと同じ年の、8歳の女の子だった。

「今日から、この子が一緒にうちに住むことになったんだよ。」

父からはそう説明を受けただけであったが、ショーンは、インターネットで繰り返し見かける数多の情報から、今、ウクライナという国がどのような状況にあるのかということをよく知っていた。父は、難民、という言葉は使わなかったけれど、ショーンは、その意味を、言われなくても分かっていた。

「うん、わかった。」

それだけ返したその後で、胸がぎゅっと、苦しくなるのを感じた。


昔、ある動画配信サイトを見ていた時に、ショーンと同じ年くらいの外国の子供たちが、10人で手を繋いで横一列に並び、ゆっくりと平原を歩く映像を見たことがあった。何の気なしに見つけて、何の気なしに眺めていた映像だった。

子供たちは、平原を歩きながらただ、楽しい話を、たくさんしていた。

「飛行機に乗って、宇宙に行きたい。」

「そんなことができるの?」

「できるよ。」

「どこで?」

「ニホン。」

「ニホン?」

「そう。ジャパン。」

「あぁ、ジャパンね。」

「知ってる。」

「僕も知ってる、ジャパン。」

「お父さんが言っていた、ジャパン。」

「ジャッパーン!ジャッパーン!」

キャハハッ

時々、笑い声も交じって聞こえた。


「ジャパンには、ノベザワがいるよ。」

「ダレ、ノベザワ。」

「ノベザワ、知らない。」

「だれだれ?」

「知らない。」

「えー。」

「エイジュー。」

「エイジュ?」

「フェイスボックスで、友達になった。」

「フェイスボックス?」

「すげー!!」

「フェイスボックスで、日本の友達できるの?」

「そう、もう、パソコン、ないけど。」


悲しそうな声。


「前に、フェイスボックスでコメント書いた。」

「すっげー!!!」

「フツウだよ。」

「すっげー!」

「フツウだよ。」

「”フォローする”ってボタンを押せば、友達になれるって、お父さんが言ってた。」

「”フォロー?”」

「そう。」

「ボタン押すの?」

「そう。」


「ピッッ!!!」

「おれのからだにはボタンついてねーよー」


キャハハッ


「ボタン押せば、友達になれるんだ。」

「そう。ボタン押せば、友達になれる。」

「へんだねー。」

「へんだねー。」


「エイジュー、宇宙まで飛ぶ飛行機作るんだって。」

「なにそれー。」

「分からん。投稿してた。」

「だれだー!エイジュー!!」

「飛行機って、あの、爆弾落とすやつ?」

「爆弾落とさない飛行機もあるんだって。」

「爆弾落とさない飛行機なんて、なんのために飛んでんだよー!」


キャハハッ


「ジャパンは、夢の国だね。」


「ジャパン。」


「いつか、行ってみたいね。」


「エイジューが、叶えてくれるよ。」


「だれだよー。」


「ノベザワ。」

「だれだよー。」

「エイジュー!!!」



キャハハッ



「ジャパンの歌、知ってる。」

「学校があった頃に習ったやつ?」

「そう、習ったやつ。」

「おれも歌えるー」

「わたしもー!」


♪~~

「もうすぐ今日が終わる

やり残したことはないかい?

親友と語り合ったかい?

燃えるような恋をしたかい?

一生忘れないような出来事に出会えたかい

かけがいのない時間を胸に刻み込んだか・・」(※1)

バァァァァァァアアアアアアアアアアアンッッッ!!!


手をつないだ10人が、日本の歌を歌いながら、平原を歩いている映像。


たったそれだけの、短い映像だった。


誰が投稿したのかは分からない。


本当なのか、嘘なのかも分からない。


映画かもしれない。


現実世界なのかもしれない。


だけど、手を繋いで平原を歩いていた子供たちの、右から3番目と4番目の男の子の身体が、一瞬にして、遠くへ吹き飛んだ。


そこで、映像が終わった。


あの映像が、ショーンのトラウマになっていた。

戦争だとか地雷だとか、そういうものが、苦しかった。

そういうものを思うと、胸の奥の奥のほうが、ギュッとなった。


Dinaディーナの顔も、ショーンの顔も、初対面の時点で緊張でこわばっていた。そんな2人を見かねて母が連れ出したキャンプで、ショーンに、信じられないような出会いが待っていた。



◇◇◇


キャンプが好きな母に連れられて、コックス一家は、よく日本の長野県阿智村に、星空キャンプに来ていた。ショーンが住むカリフォルニア州に比べ地価が半分以上も安い阿智村の土地に、一昨年、ついに別荘も購入した。

2023年10月、今年はショーンと新しい家族ディーナを連れて、遅めのサマーバケーションと称し、家族で日本を訪れていた。


阿智村には本当に驚くほど何もなかったが、何もないおかげで、まばゆい星たちにまじりながら、空から墜ちてくるんじゃないかと錯覚するような流れ星を、いくつも観測することができた。


「見てよ、お母さん!流れ星があった・・・あ!またあった!あっちにも!」


面白いくらいに、たくさんの流れ星が見えた。


「そうか。今夜は、流星群だね。」

父が答える。

「流星群?」

「オリオン座流星群よ。西海岸じゃこんなにもきれいに見えたことはないわ。」

母の言葉に、ショーンは故郷を思い出す。

「ディアブロ山に登れば?」

「そうね、あそこなら見えるかもしれない。」

ショーンの住むアメリカ・コンコードから車を飛ばせば、ハイキングやキャンプが楽しめる有名なディアブロ山という山に行ける。

阿智村に別荘を買う前は、よく家族でそこへキャンプに行った。

山頂にはビジターセンターと展望台があり、そこからも、夜には沢山の星が見えた。


ショーンは、星空観測もキャンプも電子機器もすべて同じくらい好きで、そして、すべて同じくらい、器用に覚えることができた。そんなショーンのことを、父も母も誇らしく思っていた。


「ショーン、ディーナ、みてごらん。」

父は、ショーンとディーナにNAZAが公開している『宇宙からの贈り物』という宇宙物理学チャンネルの動画配信サイトを見せた。

それは、世界中どこにいてもアクセスのできるサイトで、星空観測のライブ映像が定期的に流れている。それを見ている世界中の人からのコメントが数多く寄せられていて、今自分が見ているこの星を、世界中の人達と一緒に見ているような気持ちにさせられた。

「すごいよ!!」

ショーンは夢中になって、いろんな言語のコメントを、翻訳アプリを使って読み進めていった。

ディーナはその様子を、隣で、目を丸くしながら眺めていた。



その時だった。ふと、どこかで聞き覚えのある文字の並びが目に入った。



@eijyuuu15


エ、イ、ジュウ、・・・15?



『あのきれいなオリオン座も、いつか、形を変えるのだろうか。なんか、やだな。』



星座が、形を変える・・・?


ショーンは、これまでに自分が考えたことのなかったようなその発想に、電流が流れるような衝撃を受けた。


そうか、宇宙は膨張し続けているんだ!

それと共に、星たちも居場所を変えて、形を変えて、今この地球から見ている星座の形が、何千年後には別の形になっているということがあるのかもしれないのか。

すごい…この人と、話をしてみたい。


思わず、そのコメントに返信をした。


「I agree.」


ピコンッ・・・


『だよね!オリオン座は、あの形だからこそ不思議で、美しいんだと思うんだ。』


エイジュー・・・


その言葉の不思議な響きに、ショーンは、ハッとした!

ジャパンの、エイジューだ!!!

エイジューは、本当にいたのか!!!


ショーンは、飛び上がって、そう叫んだ。

あの映像の、エイジューと、関係があるのかなんて、どうだって良かった。

夢の国、ニホン。

日本のエイジューと、会話をしている・・・!!


◇◇◇



1週間の阿智村滞在を経て、アメリカに帰国した後も、ショーンは、星空観測ライブのたびに、エイジューのアカウントがログインしているかどうかを探すようになっていた。


あ、今日もいた。


それだけでなぜだか、すごくすごく、嬉しかった。


「お父さん、望遠鏡をのぞけば、ニホンは見えるの?」

「うーん。望遠鏡をのぞいても、ニホンは見えないかもしれないな。」

「そっかぁ・・・」

「日本のこと、そんなに気に入ったかい?」

「うん。」





そんな、ある日のことだった。


「ショーン、faceboxやってる?」


エイジューから、そんなコメントが届いた。

フェイスボックス!?


「Yes!!」

ショーンは、エイジューから送られてきたURLを開き、”フォローする”を、迷わずに押した。


『”友達”に追加されました』


ショーンのアカウントは、エイジューのアカウントと、友達になった。




そして、驚くことに、エイジューは、本堂に、あの“エイジュー”だった。

本名、延沢英寿。ノベザワヒデトシ、と読むらしい。

アカウント名がエイジューだから、海外の”友達”からは、そう呼ばれているんだと、延沢は言っていた。


エイジューは、たくさんの投稿をしていた。

きっと、『ことば』を大切にする人なのだと、ショーンは、そう感じた。


『10年後しぬかも
1年後しぬかも
もしかしたら明日死ぬかも
やり残したことたくさんだ
後悔して死なないように
夢だけはちゃんと持ってたいんだ。』


『一滴の水が、
どうして己を大河と知るであろうか?
だが大河は流れているのだ。

樹木を作る細胞の一つ一つが、
どうして己を樹木と知るであろうか?
だが、樹木は伸び広がっているのだ。(※2)

これは、僕の大好きなサン=テグジュペリの詩。』


『今の熱い思いとかね、
宇宙に対する優しい気持ちとか、自分の夢にかける情熱とかね。今は漠然としてるかもしれないけど、ちゃんと、持ち続けるんだ。
僕は、いつか、宇宙まで飛べる大型ジャンボジェットを飛ばすんだ!』


ショーンは、過去にまで遡って、延沢の投稿をくまなく読んだ。

読みたくなる何かがあった。

惹きこまれる何かがあった。

ページをめくる手が止められない、そう感じる何かがあった。


「・・・エイジューは、本当に飛行機を宇宙まで飛ばす気だ!!」

投稿を読みながら、ショーンは嬉しくなった。


ひどく悲しいむごいあのトラウマの映像。


一列に横になって歩かされ、そこに地雷が埋まっていないか確認させられる、そんな、そんな、あってはならない、そんな人間として、この地球という星に住む生命体として、恥じるべきおぞましい行為だった。そんな、嫌なだけの映像だった。

そんな映像の中に、最後の光があった。

いつかの、どこかの「エイジュー」の投稿。その投稿が、その言葉が、巡りめぐって、回りまわって、世界の果ての、名前も顔も知らない、明日、死ぬかもしれない、そんな、一人の子供のもとにまで、届いていたんだ・・・。




―――――――――――――――――✈︎




「ねぇ、エイジュー。」

ショーンは、昔の呼び方で、延沢に尋ねる。


ふふっ、

何?と聞く代わりに、延沢は、小さく笑った。

「例えばさ。目が見えない、耳が聴こえない、脚が動かない、っていう、そんなさ。いろんな障害が、この世にはあるけれど、自分にないものへの想像は、難しいものだね。」

うん、と、延沢は頷く。


「だけど、目が見えるのに、耳が聴こえるのに、脚が動くのに、生きるのに、なんの障害もないはずなのに、”足りない”と、思うこともある。」

「そう思ってばかりだったねぇ。」


月A-001に張り巡らせたライドテントの中で、ショーンと延沢は、ゆっくりと、この3年間の月日を思った。


「8歳の時、ディーナが、うちにやって来た。」

「うん。」

「あの頃、世界幸福度ランキングで、ジャパンは、何位だったと思う?」


「・・・・10位?」


「はは、エイジューらしい、無難な数字。僕なんか、1位だと思ってた。あんなにきれいな夜空が見えて、戦争だって、77年間、ないままの国だったのに。みんなが長生きのできる、長寿の国だったのに。不思議だね。あの時、僕らが8歳だったとき、日本の世界幸福度ランキングは、54位だった。満たされても満たされても、それでもまだ、幸福だと感じない、不思議な国だ。」

「何が充足すれば、幸せだと思えたのかなぁ。」

「・・・なんだろうねぇ。」


延沢は、昔、自分が立候補した「おこりんぼう」の役を思い出していた。

ラップの芯にアルミホイルを巻いたような刀をかざしながら、ステージの端から端までを「ヤーッ!」というかけ声とともに駆け抜ける、出演時間たった3秒の、お遊戯会の役だった。

「世界に向けてさ、大きな声を出して、”ヤーッ!!!!!”って、叫んでいたんだけどな。」


「ん?なんの話?」

聞き返したショーンに、延沢は、うんん、と答えた。


「驚いたよね。あの映像のエイジューを、この、広大なネットの海の中から、見つけ出せちゃったんだもん。」


ショーンは笑う。


延沢は、照れ臭かった。

昔、フェイスボックスに、ひたすら投稿していた沢山の言葉を、ショーンに事細かに読まれていたと知ったあの日は、本当にどこか遠く彼方まで飛んで行ってしまいたいような気分だった。



2039年、延沢が『テレス』を創設した日。

まるでずっと温めていたかのような全くの同じタイミングで、アメリカの新星がアプリケーション『Twōtter』をリリースしたと、小さくニュースにまで載ったあの日のことを、延沢はよく覚えている。

ショーンは昔から、動画配信サイトでもフェイスボックスでも、何か投稿するたびに少しずつ「イイネ」や「友達」を増やした。半年に1度のタイミングくらいで”バズり”続け、ちょっとした有名なインターネットのインフルエンサーになっていた。

フェイスボックスで「どういうことだよ」と送ると、「エイジューの第一歩を、世界に拡散するためのアプリケーションだよ!」と返信があった。

「拡散?」

「そう。エイジューの言葉は必ず誰か、人の心を打つのに、このネットの海じゃ沈んじゃう。言葉がたくさんありすぎて、「ある」のに「ない」ことになっちゃう。拾い上げないと、すくいあげられないと、誰にも見つけられないまま、この海にただ漂うだけ。」

はじめは、ショーンの言っている意味が、よく分からなかった。

分からなかったけれど、その意味を直接実感せざるを得なかったのは、その”拡散”だった。

ショーンが、あの、平原を歩く10人の子供の映像とともに、延沢のアカウントを紐づけて”拡散”したのだ。

『彼を見つけ出したから、大丈夫。もう、世界は変わるよ。』

ショーンが、そうコメントをつけて投稿したそのコメントが、世界中に”拡散”された。


「日本の技術者が、どうやら宇宙まで飛ぶ飛行機をつくるらしい」

「日本にはもう、宇宙に行ける飛行機があるらしい」

「日本の空港に行けば、そこから宇宙にトランジットできるらしい」


そんな、誰もそんなこと言っていないような情報までもを巻き込みながら、台風の目のようにして、その投稿は、世界中の誰かのスマートフォンの中を駆け巡っていった。


その情報が、内閣府宇宙省の河野大臣の下にまで届き、宇宙省からテレスへ連絡が来た。

「誤情報も含まれているんです。ロケットジェットのエンジンを製作していることは本当ですが、まだ、実験もできていません。可能なのかどうか、まずはシュミレーションを繰り返している段階です。」

事前に宇宙省に出向く前に、河野にそう伝えてはいたが、一度、会って話がしたいと河野は引かなかった。



宇宙省につくと、そこには、ショーンもいた。


「ショーン・・・!!!!!!」


2人は、久しぶりの再会に抱擁を交わした。


「困ったよ、あんな形で”拡散”されるとは、思ってもみなかったから。」


延沢は、正直にショーンに告げた。


するとショーンはウインクして、延沢にこう告げた。


「好機だよ。日本とアメリカが、国家事業として、僕らにお金を投資してくれるみたいだ。」


話は早かった。なんと、アメリカNAZAも、テレスに興味を持ってくれているという。一緒に研究開発しないかと、宇宙省に打診が来たそうだ。


「開発費を、国家プロジェクトとして支援します。必ずテレスは、成功するよ。」


駆け出しのベンチャー企業に、ここまで信頼と期待を寄せてくれる河野のことが、延沢は不思議でならなかった。

戸惑いの色が、顔に全面的に表れていたのかもしれない。

河野は笑って、こう言った。

「延沢くん。安定というものは、実は不安定なんだ。わかるかい?お互いが重さを分け合って、気遣い合っている間はずっと、不安定なんだよ。今は、国家へテレスの重さを預けている、そう思ってくれていい。その重さを溜めて溜めて、そしていつか、どこまでも高く、飛んでください。」


延沢は、持ち合わせた全ての力を注いで、研究開発に勤しむ覚悟と努力をした。


”いつか飛行機に乗ったまま、みんなでなかよく月まで飛びたい”


いつかの保育園の自由帳に書いた、飛行機で宇宙を飛んでいる絵が、まさか、まさか、まさか、自分が生きている間に、しかも、自分の手で、実現する日が来るかもしれないなんて・・・!!!!!!


夢は、重いくらいのほうがちょうどいい。

ずっと、諦めないでいられるから。


よし、、、



沸々と沸き上がる情熱を、延沢は、仕事に変えた。





引用

(※1)かりゆし58 「おわりはじまり」
    作詞・作曲 前川真悟

(※2)サン・テグジュペリ
(20世紀前半フランス作家、1900~1944)




( 続 )






◇◇◇




【企画書】


なぜこの作品を創りたいのか、という自分の中の道標を見失わないように、IntroductionとProduction noteを書きました。




◇◇◇



【第7話】


【マガジン】



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 このnoteが、あなたの人生のどこか一部になれたなら。