ロボ羊

無理におっさんぶるのも違うよな、と気づき始めた若手の終わりごろ。

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最近の記事

なんちゃらソーダにいいねがほしい。

テラス席午後の日差しに汗をかくなんちゃらソーダにいいねがほしい 短歌を考えてみた。我ながらすごく、今、っていう感じの短歌だと思うし、気分を結構表せていると思う。 わざわざ暑いテラス席に座るのも、汗をかいているのも、よくわかんない変なソーダを注文したのも、全部「いいね」のためである。おしゃれなテラス席を背景に、汗をかいて水滴がついたグラスに注がれた、おしゃれそうなドリンクの写真をSNSにアップして、みんなに「いいね」と言ってもらうためである。そういう短歌だ。 別にソーダが飲

    • 7月2日

      曇りたる空の裂けて光射す 敷布広げる君ぞ思へる 何となく仕事をしていたら、曇っていた外の景色がさっとあかるくなった。その瞬間、今朝家を出る前にスイッチを入れた洗濯機のことを思い出して、家内が洗濯物を干している姿が浮かんだ。昨晩の時点では晴れるかどうかを家内が気にしていたから、さっと射し込んだ日光に僕としても、晴れてよかったと思った。 それだけの短歌である。 こないだ仕事の余裕があって、半日休みにして都会へ出た。 本当ならまっすぐ帰ればいいのだけれど、家内には内緒で都会へ出

      • 6月28日

        娘が産まれて以来使い続けてきた「アトピタ石鹸」が切れてしまった。石鹸が小さくなると買い足して1年近く使ってきたのだ。 しかし、切れてしまった、というのは正確ではない。娘がもうすぐ1歳になるタイミングで石鹸がなくなるので、そろそろ「アトピタ石鹸」を卒業してみてはどうか、ということになったのだ。 別に「アトピタ石鹸」に不満があるわけではない。頭から顔からおしりから、娘のかわいいボデーを洗うお風呂係たる僕の相棒として、娘のお肌をピチピチつやつやに保つべく共に戦ってきた相棒とも言うべ

        • 6月25日

          何か書いてみる、とnoteを始めたのがもう先月のことである。初めのうちこそせっせと書いていたが、最近は全く手付かずのままになっていた。 大体、ちまちまと日記を書くのは夜の家内が娘を寝かしつけている一人きりになる時間で、その時間にここ最近はせっせとゲームをしている。 三十路を迎えんとする妻子ある身が、夜な夜な寝る時間を惜しんでゾンビや悪人の頭を銃で吹っ飛ばすゲームをしている。思い描いていた大人、というか父親とは違うな。ゲームをしながら、昨日はクリスピー・クリームドーナツを食べた

        なんちゃらソーダにいいねがほしい。

          6月7日

          15時ごろ、家内は都会に出掛けていった。僕も知る大学時代の友だちが集まるそうなのだ。家内は僕と娘を置いて都会に行った。 別に家内が遊びに出掛けているあいだ、娘と二人きりでいるのはこれまでに何度もあった。しかし今日は昼過ぎから夜にかけて家内がいない。つまり夕飯とお風呂を僕ひとりで世話するのだ。これは初めての経験である。 とりあえず家内は出掛けてしまったので、僕らも外へ出ることにした。バスで行けるところにキッズセンターなる、子どもを遊ばせてくれる施設がある。市が出資してるんだか

          森鴎外『舞姫』について3

          現代的なテーマをはらんだ『舞姫』は名作だと思う。状況を的確に整理してはじめてわかる箇所があったり読者が参加できる穴があったり、文章中の遊びも多い。 だがこれを高校生の教科書に載せるのには相応しくないと思う。 理由は倫理的・人道的観点に基づくものではない。『舞姫』を高校教材として扱う最大の問題点は、その文章が雅文体で書かれていることだ。乱暴に言ってしまえば、これは高校生からしたら古文と言っても差し支えないだろう。 スマホとインターネットの時代に生きる今の高校生にいくら名作だか

          森鴎外『舞姫』について3

          6月1日

          明日のごみの日に、家内のコートを捨てる。 ごみ出しは僕の仕事なので、先ほど何着かの古着をごみ袋にまとめて玄関に置いた。そのなかには家内がしまむらで3900円で買ったというモッズコートが含まれていた。 家内は物持ちがよく、30近い今でも時々中学生や高校生の頃に買った服を着ていたりする。このモッズコートもずいぶん前に買ったという話を聞いた。 しかし妊娠してから出産を経たこの2年ほどは、ほとんど袖を通しておらず、着るとしてももっと年相応のものが欲しいということで、名残惜しいなが

          5月31日

          7:00頃に娘に起こされる。もう少し寝たふりしようかと思ったが、薄目を開けて見ると娘が両手を合わせて頬に添えて小首をかしげる「おねがい」ポーズをしてるので、あまりのかわいさに起きてご飯を食べさせることにした。本人わかってないんだろうけど。 ご飯を食べさせたりオムツを替えたり洗濯したりしていると家内が起きてきた。シーツの洗濯をおねがいして、娘と二人で散歩。 家の近所の川沿いの道を歩いていたら、娘が寝ていたので引き返す。散歩は大体30分くらいでいい。午前中は風もあって気持ちがよか

          5月30日

          7時30分頃に起きた。眩しくって目が覚めた。フルーツグラノーラを食べて、歯を磨いた。洗濯機も回した。 8:30頃に寝室から声がするので襖を開けると、娘が前で座って開けてもらうのを待っていた。娘を抱えて襖を閉める、家内は寝ていてくれ。 娘にお茶を飲ませ、朝ごはん(生の食パン1枚、ヨーグルトバナナ)を食べさせてオムツを替える。いいうんちをしていた、えらいぞ。 娘には待っていてもらい、洗濯物を干す。この時点で9:30くらい。まだ家内は寝ているので、着替えて二人で散歩することにした。

          森鴎外『舞姫』について。2

          さてクズの豊太郎が主人公の物語『舞姫』。 この小説には何が書かれているのだろう、教科書に載るだけの価値があるとしたらそれはなんなのだろう。 教科書では「近代的自我の覚醒と挫折」が『舞姫』のテーマとされている。たぶん、ドイツで上司に逆らって好き勝手勉強したり、現地の踊り子といい仲になったりしたことが「近代的自我の覚醒」なのだろう。そしてその「覚醒」が結局は日本へ帰還し権力機構へ取り込まれ、そしてエリスとの悲恋という形で「挫折」する、という話としてとらえられているのだろう。

          森鴎外『舞姫』について。2

          森鴎外『舞姫』について。1

          ちょっと前にtogetterで話題になってた、森鴎外『舞姫』を改めて読んだ。 高校教科書に『舞姫』は要らない ~ 明治のクズ男太田豊太郎 http://togetter.com/li/824799 で、ここからは僕個人の意見。 豊太郎はクズだ。弁明の余地はない。 でも、だからといって文学的価値や高校生の教科書としての重要性に何か問題があるのだろうか。 「豊太郎は倫理的に問題のあるクズ男であり、そのクズ男を主人公としているため本作品は駄作である」って。じゃあ倫理的に正しい

          森鴎外『舞姫』について。1

          5月28日

          家内に風邪をうつしてしまった。 熱が38度まで出て大変な思いで僕に連絡をしたけれど、こちらも昼から忙しく携帯を見る時間がなかった。結局SOSには気付けないまま、夕方頃に慌てて帰った。 家に帰ると家内はすこぶる不機嫌な様子で娘のご飯の準備をしていた。とりあえずそれを引き取り、娘にご飯を食べさせる間、横になっていてもらった。 ご飯を食べさせ、風呂に湯を張っている間に起き上がってきた。 そして怒られた。 もとはといえば僕が引いた風邪である。それなのに家族に伝染さないように予防策を

          5月26日

          たまに仕事が遅くなる。横から別の仕事が入るとか、会議の終わる時間が読めなかったときとか。そういうときは仕方がないので、残ってプチプチと片付ける。 今日も少しくたびれたので、帰りにスーパーに寄ってスプライトを買った。帰って、それをあえてグラスに注いでから飲んだ。そっちの方が無色透明無名の冷たい「ソーダ」を飲んでいる気分で美味しい気がしたのだ。そんなもの飲んでるから、体重は減らない。 昼ごはんはエビフライ、夕飯は家内がハンバーグを作ってくれた。舌が子どもだ。

          5月25日

          暑い。クールビズは短パンを導入してほしい。 今日は日がな仕事。仕事そのものには大して出来事はなく、まあ、月曜日でもそれほどストレスなく過ごせるだけでもよい。 お昼には職場の近くでそばを食べる。 少し早めに帰って、車を12ヶ月点検に出す。十ウン年前から実家で乗っていたのをそのままもらってきた車なので古い。古いけれどそれほど無理なく走るので頑丈な車なんだろう。 あまり車にはこだわりがなく、走ればいい、くらいに考えている。 買い換えの予定も特にないので、修理屋に止められでもしない

          5月24日

          風邪を引いた。ひと月おきくらいのペースで風邪を引いている。 風邪を引くと咳が出る。咳が出ると家内に嫌がられる。娘に伝染るからだ。 赤ん坊が風邪を引くと、寝付きが悪くなって夜に何度も起きる。赤ん坊が寝ないと母は疲れて風邪を引いてしまう。 それもこれも僕が風邪を引くからいけないのであり、伝染さないように努めないから悪いのである。 そういうわけで、現在は別の部屋にて隔離されて寝起きすることになった。これで気兼ね無くケンケンと咳をすることができる。 もともと風邪を引きやすい体質で

          5月23日

          休みの日は出来るだけ家内から赤ん坊を引き離すよう、努めている。 休みだろうとなんだろうと0歳児には関係ない。朝はいつも通り7時ごろに起きて、父母のもとをうろうろ。その気配を察知し、家内が懐に抱いて二度寝に誘う。 赤ん坊と同じく、いつもの時間に起きてしまった僕は一人で朝ごはん。 しばらくすると、目を覚ました娘の声がした。回収して朝ごはんを食べさせる。パンのきなこ粥とリンゴヨーグルト。朝から良く食べた。 朝ごはんが終わったらおむつを替えて、着替えて散歩へ。近所をぶらぶら歩く。