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【詩集】忘れ物がかり

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忘れた頃に詩を書いています
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記事一覧

夏はまだ終わっていない

夏が終わったなんてうそだ フェスはまで弦を弾いてもいない 花火はまだ打ち上がってもいない…

ロボモフ
1年前
2

紅の力士

 人間離れした強者におじいさんは正面から立ち向かった。押しても引いてもびくともしない。勝…

ロボモフ
2年前
6

ドアマン

それぞれのドアから 人々が出て行く 後ろ手に閉めたドアが 跳ね返って開く 誰も後を振り返り…

ロボモフ
2年前
7

からす

からすはカーテンの向こうを 降りていった どうかここには立ち寄らないで 少しも留まらないで…

ロボモフ
2年前
7

誰だっけね

どうしても思い出せない人の名を 誰かにきいたことはあるかい どうしても思い出せない人の名…

ロボモフ
3年前
9

笑い物

誰もかわってくれないと 泣いた夜もあった 誰かが僕の名を持ち上げて 誰かがその後に続いた …

ロボモフ
3年前
9

詩のコート

酒場はどこも廃れてしまったけれど 椅子が斜向かい パーティションがある他は 普段通りのフードコートが 君に詩を書くことを許した それがなければ指先は震え 魂も肉体も崩壊してしまう 今日も明日もなくてはならない 詩だけが  君をこの世につなぎとめることができる #詩

ラフ

誰にも呼ばれたくない夜は よれよれのTシャツを着て出かけよう 風が吹けば適当に膨らむ しゃ…

ロボモフ
3年前
10

誰もいない部屋

この部屋には誰もいない 不思議なくらいに誰もいない 眠たくて虚しくてくやしくて コーヒーな…

ロボモフ
3年前
9

モンスター・ロード

戦士を倒しても魔法使いを倒しても 一向にレベルが上がる気配はない 俺を仲間に誘う声も聞こえ…

ロボモフ
3年前
10

あの猫をみよ

1秒1秒 変わっていると知らされれば 穏やかではいられない 昨日と今日 私は確実に違う そ…

ロボモフ
3年前
10

ムーン

右のブロックにいる 右の椅子に座っている 左に鞄を置いて ハードカバーを開いている いつも…

ロボモフ
3年前
8

くれない12月21時

「申し訳ございません。  ホットコーヒーは売り切れました。  (アイスコーヒーでしたら………

ロボモフ
3年前
8

ハエとイルミネーション

とっておきのものは みんなとってあったのだ 12月の プッシュ回線に押し出されて 突如使命に目覚めた人たち 働き者も怠け者も変わりなく みんな目の色が違う クイーンがやってくるまで 月は暢気なアトラクションだった 本当はみんな するべきことがあったんだ 1匹のハエが急接近して 生まれかけていた 詩の隙間から舌を出した 「ねえ あんた浮いた話はないの」 「馬鹿だな サーカスショーでも見にいきなよ」 「ははは サーカスなんてどこでやってるのさ」 コーヒーは無事か カッ