【日記】コサル駅

 今日は個人参加型フットサルに行きました。一人で電車に乗って行きました。駅についてエスカレーターに乗るとみんなが歩いて上っていました。都会の人間はみんな忙しいと思いました。階段を上ったところで早速迷子になりました。焦りながら案内ボードを見るとちょうどその前でカップルが抱き合ってキスをしていました。「なにジロジロ見てるんだよ。とっとと行けよ馬鹿野郎が」というような目を向けられて一瞬ハッとしました。カップルが透明人間ではないため、案内ボードを見通すことはできませんでした。とにかくその場を離れると他にも案内ボードを見つけることができました。うれしかったです。目指すべき出口は東出口ではなく中央出口で、以前来た時の記憶がよみがえってきました。(そうそう。このホームを通り過ぎて行くんだった)


 改札を抜け駅を出てすぐに地下への階段を下りました。地下街を少し歩き階段を上がると目の前に交番がありました。もう夜でした。店の明かりがあちこちに見えました。オープン・テラスに固まって涼しげにお酒を飲む人々の影が見えました。あっちだったかな……。少し迷いながら歩いて行くと青芝の気配がしてきました。(そうだ。ここだ)


「スクールですか?」
 受付のスタッフの人が問いました。
「えーと。エンジョイです」
 靴を履き替えて真ん中のコートまで行くと見知らぬ人たちが芝の上に散らばっていました。
「はーい! 真ん中に集まってください!」
 思っていたよりも早く個人参加型フットサルが始まりました。そして、あっという間に終わりました。ふわっとした感じで終わりました。難解な出口を見つけて駅に向かいました。駅は人でいっぱいでした。電車に乗って家に帰りました。もうすぐ明日でした。

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