三体(1巻)をネタバレありで感想を書く

三体を読み終え、謎の高揚感に包まれて、執筆しています。

中国SFとして世界中でヒットし、バラクオバマ氏などの著名人を愛読しているという話もありましたね。
私がこの本を知ったのは『バーナード嬢曰く。』という漫画です。さらに、ポッドキャスト『Rebuild』でも紹介されており、非常に高い評価がされていました。最終巻が今春に発売されるとのことで、ようやく読み始めたところ、一晩で一気読みをしてしまいました。

本作品は中国を舞台にしているため、登場人物の殆どは中国人です。そのため、名前の漢字や読みが、日本名とは大きく異るのが私的には障壁となっていました。しかし、実際に読んでいると、そこまで気にならず、記号として対応するので非常に読みやすかったです。

一方で、中国の生活に対する私の理解が追いついていないため、描写から、脳内風景の書き出しがうまくできなかったのが残念です。どういうことかというと、彼らの服装、表情、室内の描写、街並み、匂い、といった情景を思い描くことが難しく、悔しい思いです。

内容について語れることはあまり多くありませんが、いくつか良いと思ったところをあげてみます。

まず、VRゲーム『三体』について。本作では主人公がVRゲーム『三体』をプレイするシーンが印象的でした。研究者である主人公が、段々とゲーム内の謎を解き明かすことにのめり込んでいく描写がよく描かれていました。

ゲーム内では、太陽の運行が極めて不規則な乱紀と、安定した運行になる恒紀を繰り返す世界が描かれています。
またゲーム中の人物が備える機能である脱水と再水化についても度肝を抜かれるといった感じです。
ぜひ実際に読んで感じてもらえたらと思います。

他にもたくさん語りたいことがありますが、次巻が気になるので、このような殴り書きでとどめておきます。


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