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M5StickC-Plusで筋電図よりデータ入力

こんにちはロック204チャンネルです。
今回は「M5StickC-Plusで筋電図よりデータ入力」と題しお送りします。

今回使用した装置について説明します。
筋電図の測定は簡易バイオ2chユニットアンプBIO2CHCASEを使用して行いました。
このアンプよりの出力をM5Stick-Plusに入力し、波形をM5上に表示するプログラムを作成しました。
アンプよりの出力はグローブ互換ケーブルでM5に接続し、にデータ入力を行ないました。

測定する部位は、スライドに示すように手関節背屈筋群に電極を接続し測定しました。

こちらがM5に表示された筋電図となります。

プログラムの全体を示します。
ディスプレイにはlable0を配置しアナログ値を表示できるようにしております。

こちらがプログラムのsetup部分となります。
アナログ入力ピンをadc0としいピン番号32に設定しています。ケーブルの黄色の接続線よりのアナログ電圧を入力します。
また解像度と入力減衰率は、12bit(0から2047のアナログ値)、2.5デシベル(0から1.5V)の入力範囲に設定しました。

こちらが「ずっと」ブロックのプログラムとなります。
最初に②のように、変数x0にad変換されたアナログ値を130で割り+50して、これを整数変換して代入します。
この処理によってM5スティックのディスプレイ幅にグラフが収まるよう数値を調整しています。
またy0を50と設定しています。
筋電図のグラフを表示するには線を描画することによって行います。
このプログラムでは、線の始点をx0,Y0として設定し、終点をx,yとして設定しています。
X0,y0を一つ前のデータ、x,yを現在データの座標値とします。
②の部分はディスプレイの一掃引の繰り返しループとなります。
すなわちy座標を50から200まで一ドットずつ移動し折れ線グラフを書いていきます。
このループの中では、現在のアナログ値を①の式で変換しxに取り込み、label0に表示します。
そして黄色のブロックで線の始点と終点を設定しグラフを描いていきます。
この後に一つ前のデータとしてx0,y0にxおよびyを代入してこのループを繰り返します。
Yが200に到達するとループを抜け出し、画面をクリアし、またずっとブロックの最初に戻ります。
これがプログラムの全体となります。
それでは動作状況を確認して行きましょう。

EMGプログラムの実行状態



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