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《メイキング》スプラトゥーン描きました。

先月(11月)とある大会の賞品イラストを描きまして、今回はそのイラストのこだわりポイントをnoteに書いていこうと思います。

イラストを描く上で気をつけたことや、挑戦してみたかった表現などのテクニックをまとめることで技術の定着を図る!といった意味合いのnoteになるかと思います。

文章はさーっと目を通して、イラストを見ていただけるだけでも嬉しいです。



【今回イラストに盛り込みたかった要素】

イラストを描き進める上で要素を描き出すことは重要です。なんというか世界観を統一させるって意味だったり?途中で路線がずれないためだったり?そんな効果が得られるわけです。たぶん。

【で、今回のイラストの要素は】

《世界観》
▫️日本酒
▫️夜の街
▫️ネオン
《メインキャラ》
▫️タコガール(ポニテ)
▫️メインカラー赤
▫️サブカラー水色(補色)
▫️タコマスク(よく使っているギア)

と言った感じです。
今回イラストを渡す友人は日本酒をこよなく愛している方なので、酒を連想してしまうような絵にしようと決めていました。

背景の部分で世界観を表現しようと覚悟は決めていたのですが、僕は背景を描くのが初めてなのでまったく自信がありませんけど頑張りました。

ということで
描いたイラストがこちらになります。

《完成》友人に贈ったイラスト



【看板の文字】

ここには友人の好きなお酒の銘柄をいれました。
・浜千鳥(岩手県)
・八仙(青森八戸)
・浦霞(宮城県)
どれも東北のお酒らしいです。
米どころのお酒はおいしいらしいです。

読めそうで読めない文字を描くのが好きなので楽しく描けました。一番下の”浦霞”に関してはまったく原型をとどめていない気がしますが…気がするだけです笑
(一応解説すると、上下逆さまにしており”霞”は画数が多いのでばっさり雨冠をなくしたデザインです。だんだん”浦霞”という文字が読めてきましたか?)

【色収差を使ってみた】

使ってみたかったんですよ〜。色収差とは波長の異なる光ごとに色がズレる現象のことで、おしゃれにボケ感を出せるのです。

やり方は…
色収差を付けたいパーツのレイヤーコピーを3つ用意する。
次に赤と青と緑でバケツ塗りしたレイヤーを用意し、種類を乗算にする。

3つのコピーを一つずつ赤青緑のレイヤーと統合させて、種類をスクリーンにする。

この時3つのレイヤーが重なると光の三原色の原理で赤青緑の色がなくなります。
(混色するほど明るくなる加法混色というやつです)

その後は、青く染まったレイヤーのサイズを101~103%程拡大させて画像をぼかして完成です。

あんまりやりすぎるとボケボケになるので、背景にのみ色収差をかけてみました。

ネオン街は光が混ざり合う雰囲気なので、かなりいい演出になった気がします。

元の絵
色収差後

【線画がいちばんのこだわりかも】

ですね。
僕は線画を仕上げる際、[大ラフ]→[ラフ]→[清書]→[強弱をつける]という工程を踏むのですが、この[強弱をつける]ところがとても好きです。

線と線が交わるところにインク溜まりを描いたり、地面に近いパーツの線は太めに描いたり、清書の時よりもかなり線のパワーを上がっていくのが良いですね。

清書
強弱をつける

【こんな感じですかね】

他にもこだわり?と言えそうなところはあります。例えばノイズブラシがいい味出してるとか。地面に近い方を明るくしてみると夜の雰囲気になってきた!とか。

ありますけど、「クリスタには便利なブラシが多いね!」の一言で終わるような感じなので、今回はここらへんで終わりにしたいと思います!


誰かに絵を贈る機会があるというのは、ちょっとした締切も発生するので必ずその時期が来ると一枚絵が完成するのがいいですね。

趣味でぼちぼち描くよりも確実に完成させれますから。

とても楽しく取り組めました。



ここまで読んでいただきありがとうございました。

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