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フリーランス(的なひとたち)のための経営note

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フリーランスや、フリーランスになろうかどうか考えているひとたちのためになったり、ならなかったりする雑文をまとめてみました。
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#経営

インボイス制度とフリーランスの行方と失われてしまうかも知れない何かについて

先に断っておきますが、この記事の内容は、専門家ではない「元フリーランス」である僕の偏った主観がいろいろ混ざってますので、制度の解釈とかちょっとズレてるかもしれません。疑わしいと思う人は、ちゃんと専門家に確認してくださいね。あと、指摘いただいたら調べて素直に直します! はじめに 先日 (2019年9月下旬)、Twitterにざーっと書いたスレッドに対して意外なほど反響があったことと、一部、僕が誤解を招く表現をしていたこともあって、改めてnoteでインボイス制度に対する僕の見

「制作会社の安定」と「個人の成長」の間にあるジレンマ

僕は社会に出てから独立するまでの約6年間で3社ほど「制作会社」という業態で働いていました。制作会社の定義は色々ですが、基本、その名の通り、「受託制作を主たる業務とする」会社です。 で、この制作会社というものを、いつの間にか自分が経営する立場になって(僕がやってるRockakuが制作会社なのかどうかはよくわからなりつつありますが)、「制作会社を安定させる方法」と、「所属するクリエイターたちを成長させる方法」って、極めて相性がよくないというか、合理的には交わりにくいってことに気

40歳・社長の自分から、30歳・全力フリーランスの自分へ。

とりあえずmixi日記さらしておこうか ※ごめんなさい実用性のある話を読みたい人は2段落目からがおすすめです 拝啓 30歳くらいの森田くんへ。くん?さん? どっちも気持ち悪いな。まあ、いいや、お前さんへ。 10年後……つまり、2019年3月のお前さんですよ。 さっき確認のために10年前のmixi日記を見てみたんだけど、けっこう働いてるねえ。あ、そうそう、まだmixiは存在してるよ。あ、でも、もう招待制じゃないよ。こういうときにしか見ない感じになったなあ。しかし、SNSの

「脱社畜」の向こう側に潜む「ブラックフリーランス」という闇

■「社畜」=30年近く前の流行語先に言っておきたいんですが、僕は「社畜」という言葉がちょっと嫌いです。自虐ネタとしても、被害者っぽい愚痴としても、なんか「残念な人たちだなあ」としか思えないし、家畜に失礼なんじゃいかとさえ思うわけです。いずれにしても誰も得しない言葉だよなあとは思います。 ただ、これは、僕が「社畜」な状態になるまで会社勤めができる耐性・適性を持ってないだけだったりするので、ぶっちゃけ社会人としてのスペックは間違いなく僕の方がだいぶ低いので、怒らないでおくんなさ