2010年代の洋楽ベストアルバム100を聞く ~5.Kendrick Lamar『To Pimp A Butterfly』~

正直、またきついの来たなという第一印象。『ヒップホップの新王者』と呼ばれているそうだが、私には全然その良さがわからない。ヒップホップにソウル、ファンク、ジャズの要素も取り入れた、所謂、ブラックミュージック(人種で音楽のジャンルを括るのは嫌いだが、ここでは敢えてこの言葉を使う。)のデパートのような音楽だなとは思う。

だけど、なんか心に響くものがない。同じヒップホップでもカニエウェストは、まだすんなりと聞くことができたが、こっちはただ退屈に聞こえてしまう。

例によって5回は、聴いてみた。さすがに、少しは聴きやすくなった。さらに5回ぐらい聞いた。特に、女性コーラスや、客演ラッパーの目立つ曲はなかなかいいかもと思うようにもなった。でも、やはり好んで聞きたいという感じには残念ながらならない。きっと、ケンドリック本人の声にあまり魅力を感じてないんだと思う。

久しぶりに、ビースティ・ボーイズとか、RUN DMCなど初期のラップを聴いてみた。わかりやすい。彼らがロックよりのヒップホップであるという理由もあると思うのだが、すんなりと入ってくる。私の耳が30年遅れているのかな?

ブラックミュージック度 ★★★★
共感度         ★
総合評価        ★★






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?