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日刊Rocket インタビュー:海乃真珠

コロナで外出自粛期間に、リモートで様々な方にインタビューをしていこうというこの企画。第一弾は本とうたた寝。の海乃真珠さんにお願いすることにしました。彼女は実は一度も人前には出ていません。ライブ会場に来ていただいたことはありますが、お客さんに混ざって見ていただけなので、編集長の私(水野)以外面識がある人はほとんどいません。謎に包まれた素顔に迫ります。

ーー今日はリモートでのインタビュー、よろしくお願いします。(zoomを使用)
海乃 よろしくお願いします。
ーー今はお仕事はどうされているんですか?
海乃 私は書く仕事が多いので、いつもと変わらず自宅で作業しています。幸い大きな影響はなく、外出を控えながらアイドルのYouTubeとか見てますよ。
ーー最近はどんなアイドルが好きなんですか?
海乃 幅広く見てます。いろんなアイドルが配信で面白いことをやっているので、たくましいなあとか、偉いなあとか。こういう時に頑張っているアイドルさんは推せますね。
ーー頑張ってないとSNSから消えちゃうんで、存在を忘れちゃいますね。そんな中で気になったグループはいますか?
海乃 WACKの皆さんは相変わらずで楽しいなあと思うし、ハロプロも存在感を放っていますね。個人的に好きな寺嶋由芙さんとかは本当にSNS使いが上手い。結局コロナ関係なく、もともとうまくできていた人たちがより強くなっている感じもします。あ、あと、このタイミングで始まったミスiDも興味深いですよ。
ーー確かに。そして幅広いですね。
海乃 私は年齢的には現役アイドルの人よりだいぶ上だと思うし、今いろいろアイドルに関わらせてもらってはいるけど、私自身はアイドルをやる自信がないんです。でもオタクとしては多分優秀。現場にも行くし、グッズも買う。メジャーも地下も並列だし、SHOWROOMとかもかなり見てる。この世界が好きなんだと思います。いろんなタイプのアイドルがいますが、だいたいみんな愛しいんです。ソロもグループも好き。
ーー愛しい! うーん、なんかすごい。そんなあなたに本とうたた寝。に無理やり加入してもらいましたが、本当は歌も歌ってほしいし、可愛い衣装を着て踊ってもほしいんですが、やっぱりそれはやらない?
海乃 やらないです(笑)。いややれない。と言っても嬉しいんですよ。メンバーとかになれるのは。なんとなく居場所ができたな、と思うし、まだ会ったことはないんですが、遥野知波さんは勝手に戦友だと思っています。彼女は私より全然若いから、本当に羨ましくて。可能性しかない。
ーーそうですね。海乃さんにも遥野さんにも共通しているのは、歌も上手いし、可愛いのに表には出たくはないというところ。この辺が運営をやっていて難しいなと思いますね。オーディションをやって、受けに来てくれる人も必ずしも表に出たい人ばかりではないというか。
海乃 そういうものなんですね。私はもともと水野さんと面識があってスカウトされた感じだから表に出たいなんて言ったこともないんですが。オーディションを受けて表に出たくないというのはどういうケースが?
ーーオーディションって、同じ内容でやっても現場はいろんなパターンになるんですよ。アイドルになりたくて歌や踊りをアピールする、これは普通。それ以外に自分の進路、生き方について悩みを相談する、とか、どこかを褒めて欲しい、とか、あるいは引導を渡してほしい、とか、本当にいろいろある。筋書きのないドラマ。面接は真剣にやりますが、話をしていくうちに何か違う結論になることもあるんです。アイドルではないものを目指そう!となったり。
海乃 ほー。結構熱いんですね。
ーーそれは本当にそうです。ヘトヘトになる。実際、10代や20代前半の子がオーディションを受けにいくって相当ハードル高いと思うんですよ。本当に真剣だし、上手に話せなくて苦しそうにしている姿を見ると、ずっと言葉を待ってしまいます。
海乃 私の感覚だとインタビューに近い気がしますね。アーティストさんに話を聞くとき、私は沈黙もあまり気にしないんです。相手が言葉を発しようとしているのを感じたら、黙って待ちます。
ーーわかります。そこは結構重要ですね。海乃さんには今は新しいプロジェクトに携わってもらっていますが、楽しんでくれてますか?
海乃 楽しいですよ。最初曲を全部英語で歌詞を書いて、と言われたときは無理!と思いましたが、何となく、変化しつつ形になってきて、予想外によくなってきたので早くいろんな人に聞いてもらいたいです。
ーーちょっとRocket Baseにいないタイプですね。僕も楽しみです。しかしまだまだ海乃さんの素顔に迫れていない気がしますね。ちょっと方向性を変えてみますか。普段は仕事しないときは家で何をして過ごしていますか?
海乃 なんだろう。映画を見ているかな。あとはだいたい寝てる。
ーーそうでしたそうでした、このRocket_magでも連載してもらっていますもんね。映画やドラマが好きなんです。
海乃 好きですねー。ジャンルを問わずなんでも見ています。
ーーいまだに全クール全番組録画している感じ?
海乃 流石にそこまではしなくなりましたが1〜3話は全部見ますよ。あと今は映画館にも行けないからネトフリとアマプラ三昧。でも、それもだいぶ見尽くしちゃって、B級ジャンルしか残っていませんね。それもまた好きなんですけどね。
ーー連載で取り上げているのも、なんというかB級感ある作品が多い気が…。
海乃 隠せない何かがほとばしっているときありますね。自分でもわかります。でも本来はハッピーなものが好きですよ。ばかハッピーなホラー映画とか。
ーー(笑)。ドラマも見てるだけじゃなくて仕事もされてますしね。
海乃 だから見たくない気持ちもあるんです。自分の無能さを感じて死にたくなる。死なないんだけど。
ーー最近だと「死にたい夜にかぎって」が僕はすごくよかったです。青春って感じ。あんな雰囲気の映画を作りたい。
海乃 あれは良かったですね! 私も好き。今度感想書かなきゃ。時間の無駄って最高なんですよね。私、あえて無駄な時間過ごすの好きなんですよ、最高の贅沢。よく一瞬も無駄に過ごしたくない、って人いるじゃないですか? あれってずっと何をするの?って思っちゃう。人それぞれだからいいんですけど。
ーーこのコロナ禍がひと段落したら(いつになるかはわかりませんが)やってみたいことはありますか?
海乃 特にないです。あ、今関わっている新しいアイドルのライブを見にいきたいです。
ーー楽しみですよね。早くその日が来ることを祈りましょう。最後に、zoom越しの写真を載せてもいいですか?
海乃 ダメです。どうせならちゃんと撮って載せてください。
ーー(笑)。ではまた!

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