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【韓国スタートアップ】Eコマース&Fintechについて

最初、木村さんから韓国のスタートアップの話をしてほしいと言われて、韓国でも起業した立場として韓国での資金調達やサービス運営の注意点の話を考えたのですが、おそらく韓国で起業したい方が少ないでしょううし、日本でも流行ってもおかしくないサービスを中心としサービスを幾つか紹介したいと思います。

2010年にロケットスタッフを設立し、マンガアプリやチケット売買サイトなどを日本で運営しており、韓国では2012年進出しチャットアプリや日本のゲームの韓国国内のプロモーション代行事業を行っています。

毎月韓国行ってますが、肌感的に日本より2倍以上スタートアップ数があると思いますよね。その中からEコマース系とFintech系のスタートアップが増えて実績も出してきているので幾つか紹介したいと思います。

テック業界もファッション業界に似てきていると思いますが、最近流行りのスノーもそうですけど、米国でウケているサービスの日本向けにアレンジしたサービスが多くありますが、韓国でも似たような感じです。しかし日本よりは米国のものを受け入れて自国のサービスのリリースするスピードが韓国の方が早いかと思います。スノーも韓国から生まれてますし、LINEでさえ韓国のカカオトークが流行っているので日本向けでNHNが開発してますし…日本の場合は米国のサービスを日本向けにアレンジすると完全に新しいものになってしまい、逆に日本以外では流行らない。しかし韓国の場合は留学経験者もグローバルマインドを持つ人が多いところからキーになる要素だけ上手く取り入れてアジアで通用するものを作るような気がします。

まずEコマースのスタートアップですが、そもそも韓国でのEコマース大手2社、オークションとGマーケットですが2009年ごろに揃ってイーベイ傘下に入り大きな変化を起きなくなりました。その後、キャリアが展開するものや流通大手などが進出しはじめている頃に、2012年頃からグルーポンをクーロンサービスを運営している会社が急速に増えてきて、特定の商品を一時的安く売る商法が流行りました。最近ソフトバンクが1,000億円を投資したクーパンもその時期に生まれた会社とも言えます。

その後、特定の商品だけがいつでも安く買えるEコマースが増えてきました。その中でいちばんホットなスタートアップが化粧品EコマースのMEMEBOXです。

最初は化粧品のサブスクリプションサービスでスタートしたMEMEBOXはシリコンバレーから約40億円を調達したことで話題になり、最近はPB商品を開発しオフライン展開も運営しています。

この人がMEMEBOX代表ですが、時価総額40兆円の会社にすると言っているらしいです。個人的には日本にもこういう大ぼらをふける人が増えるといいなと思います。

メガネと化粧品は生産拠点はほとんど同じでして、特に化粧品は同じ中身でも瓶に詰めるかプラスチック容器にするかによって値段が代わるみたいです。高級ブランドの化粧品も韓国で多く生産されているので、質が良いPB商品を作り安かったと思います。

日本でも流行ってるメルカリような中古マーケットプレイスである「セルイット」です。

メルカリと異なるところはアイテムが家電製品のみであることとユーザー間の取引ではなく、ダンボールが送られてきて売りたい商品をセルイットに送ると「セルイット」以外でも色んなオークションサイトに出品代行してくれます。しかも面白いところは2週間経っても出品されたものが売れなかった場合は「セルイット」が買い取ってくれますので売れない心配はないのでかなり楽です。リリースして約1年でカカオトークグループに買収されました。

なお、minneのようなハンドメイドマーケット「アイディアス」。

日本のminneは伸びっているのかよくわからないですが、アイディアスは業界的にも絶対流行らないと言われたらしいですが、リリースして約2年で月の売上2億円を達成したそうです。最近はビルをまるごと借りてオフィス兼ハンドメイドのショップも運営を準備中だそうです。

あとはFintech系ですけど、本日「スマポ」を楽天にエグジットした方がソーシャルレンディング比較サービスをはじめたようですが、韓国ではソーシャルレンディングを自分たちで運営しているところが増えてきまして、その中で「ハチパーセント」です。名前からもわかるように八パーセント以上の利子はもらわないことがいちばんの売りです。

韓国のサラ金業者は韓国は2002年度まで66%迄認められていて、法的に認められるのが66%ですよ、グレーなところでしたらもっともらっているでしょうね。

さすがに問題が多くてやっと現在は34.9%まで下がりました。たしか本でしたら20%未満しかもえませんので、日本の業者が韓国に進出し今は全体の70%程度が日本資本と言われています。不動産担保がない場合はメガバンクは貸して来ればい場合が多いこともあり、ソーシャルレンディングが日本よりはいちはやく流行っている印象があります。

基本的にWEBでプロフィールを登録し28個の質問に答えるだけど融資審査が終わりです。借りる人も様々で車を買いたいとか結婚式費用が足りないなど事業目的以外の人も多いようです。お金を貸したい人も多いようで、1億円のファンドでしたら半日で調達できるみたいです。日本でもSBIさんなどがやっているみたいですが、ちょっと堅苦しいですよね…。日本でも証券とかやってそうな年配の方向けに展開してもありかなと。

準備した内容はこの位ですがその他気になるところがありましたら声かけてください、ありがとうございました。