見出し画像

島あっちいで日本最西端にある与那国島に行ったらとても癒されたというお話

ぽかぽか陽気に包まれた沖縄の冬。
旅行日和な年末の晴れ日に与那国島に行きました。

画像17

今回参加したのは「島あっちい」という沖縄県民の人だけが利用できるツアー。県が実施している利用観光、交流促進事業ということもありかなりお手ごろな値段で離島に行けちゃいます。

せっかく行くなら遠くまで行きたい。
そんな単純な理由で与那国島のツアーに1人で申し込んだのですが、まさかのまさか。当選しました。

ちなみに私は久米島という離島に住んでいるのですが、ツアーの出発地である那覇までの航空券往復代も助成してもらえました。ありがとう沖縄県。

画像19

与那国空港についてまず、荷物のレーンを撮影。
めっちゃ可愛い。

画像55

乗り込んだバスに書かれた観光会社名がどストレート。
日本最西端に来たな~と実感しました。

「日本最西端の島 与那国の職人に教わる草木染め体験と島さんぽ」というツアー名の通り、まずは草木染体験に向かいます。

バスの中では運転手さんが与那国島の基本情報を教えてくれました。

・人口は1750人、3集落ある(曽根集落が一番栄えている)
・ハブもカラスも獣も人もいない
・泥棒とか悪い奴もいない平和な島
・島内のバス、タクシーはすべてタダ
・子どもたちの給食費、石垣とかに大会行くときの交通費もタダ
・水道代は2か月で100円
・自衛隊が来てから島の人口も収入もあがった
・火力発電所がある
・島の長命草(サクナ)は資生堂が買い取っている
※バスに揺られながらメモったないようなので間違っているかもしれない

そんなこんなで草木染めの工房に到着。

画像54

割りばしと輪ゴムをを駆使して模様をつけていきます。

開始10分で準備完了。
先生に「はやっ」と突っ込まれますが揺るがずシンプルイズベストなデザインで攻めます。

画像55

下準備ができた布を鍋へポーン。

画像21

ぐつぐつします。

画像22

色は2色。
若草色はハイビスカス、黄色はフクギです。

画像23

ぐつぐつしている間にとなりにある崎元酒造所の工場見学に行きます。

画像24

試飲もさせてもらいました。
長命酢も美味しかった。

画像25

大量の泡盛。

画像26

おみやげにミニボトル買いました。
おいしかったー。

画像27

ぐつぐつした後はその場で天日干し。
この日は晴天で風もあり、とても気持ちよかった。

画像28

一番手前が私のもの。
心配してくれてたツアー参加者のお母さんが「大丈夫かしらコレって思ったけど!いい感じにできたわね!」って言ってくれました。そんな風に思ってたんかい。

画像29

乾くまでは馬と戯れていました。
遠くから「久米島のお嬢さーん」と呼ばれるまで、頭をなでなでさせてもらいました。

ここからは与那国観光。
標高85mの展望台、ティンダバナに行きます。

画像30

途中であったイヌガンを読んでみると久米島の名が。
読んでみたら犬がかませ犬になったお話でした。

画像31

入口から10分弱、のぼります。

画像32

頂上について見えるのが、

画像33

この景色。
島を一望できます。
ちなみに小学校は3つ、中学校は2つあるとのこと。運動会は町民総出で参加し、大盛り上がりなんだとか。島ってどこもこうなんかな?

島めぐりは続きます。

画像34

ガイドさん「あ、ここ実はお墓なんです。お金持ちだった人のお墓で、地元では一億円の墓って言われています」

私「管理費ヤバそう…。」

画像54

ガイドさん「こちら軍艦岩です。見た目がその名の由来です」

私「わかりやすいですね」

画像37

ガイドさん「軍艦岩の右手のこちら、僕は与那国のマチュピチュって呼んでいるんです」

私「わかる」

画像55

ガイドさん「あれが立神(たちがみ)岩です。未婚の女性は拝むと良縁に恵まれる、男性の神様がいるといわれている岩です。なぜ男性なのかは見た目で察していただけるかと」

私「わかる」

車に乗って5分…。

画像56

ガイドさん「先ほどの立神岩を別角度から見れる展望台です」

私「立神岩押しがすごい」

画像57

ガイドさん「次は東崎展望台です。放牧地になっていて与那国馬が歩いています。近くに行っても大丈夫ですが、危ないので後ろに立たないようにしてください。あと、歩道にたくさんフンがあるので気を付けてくださいね」

画像54

ガイドさん「気を付けてくださいね!蹴られないように!後ろには立たないでくださいね!」

画像39

ガイドさん「普段はもうちょっと馬いるんですけどね~」

私「あそこにいるのは?」

ガイドさん「あれは水牛ですね」

画像40

ガイドさん「ドクターコトー診療所のロケ地です。この建物はドラマのために建てられたもので、今は管理者の方が保存してくれています」

画像41

画像42

お金は300円置いていくシステム。
平和な島だからできる。

画像43

画像44

画像45

画像46

画像47

張り紙がいい味出している…。

画像48

画像49

すごい…。そのまんまや…。

画像51

ガイドさん「次は西崎展望台です。先ほどの展望台は東崎(あがりさき)、こちらは西崎(いりざき)。日が出てくるか日が沈むかで呼び方が違うんです」

画像52

画像53

私「石垣より近い台湾…。」

ガイドさん「年に1回くらい、条件が整う日は台湾見えますよ」

私「えー、本当ですか…!?」

ガイドさん(水平線に台湾が浮かんでいるときの写真をすっと見せる)

私「ほんまや」

画像54

ガイドさん「ちなみにこの展望台のトイレが日本最西端のトイレです。ここら辺からいろんなものが日本最西端になります」

私「与那国ずるい」

画像1

ガイドさん「最後、こちらがクブラバリです。むかし人口調整のため、この巨大な岩の割れ目を妊婦に飛ばさせたといわれています」

私「普通に怖い話じゃないですか」

画像2

これで島めぐりは終わり。
民宿に泊まり、夕飯まで近くを散歩します。

画像3

マンホールかわいい。

画像4

近くの商店でお土産を買います。
「どっか島にいくなら塩買っておいて」という母からのオーダーをうけ、塩を購入。母が沖縄の塩を集めているって初めて知りました。

画像5

お夕飯はビアガーデン国境でみなさんといただきます。
ちなみに国境とかいて「はて」と読む。

ほんと与那国ずるい。

画像6

名物のカジキ。

画像7

さらにパクチー。
パクチー大好きな私は大歓喜。幸せそのもの。

画像8

あとなんかの魚のから揚げ。
これがうまかった!うまかったのに何だったか忘れた!記憶ない!

この日は与那国の泡盛をもらったり、与那国の地域おこし協力隊やらないかと勧誘されたり、大体なんでも美味しそうに食べるって言ったらあんたはどこの島でも生きられる人間だねと褒めていただいたりと楽しい夜を過ごしました。今度はヤシガニを食べにおいでって言われたのでヤシガニの旬の時期を調べておこうと思います。

画像9

翌日はフリータイム。
といいつつツアー参加者の9割がとあるオプショナルツアーに申し込んでいました。私も申し込んだので、サクッと朝ご飯を食べて旅館を出ます。

画像10

お世話になった旅館さん。
なんかおばあちゃんちを思い出すような雰囲気のお宿でした。

画像11

申し込んだのはこちら。
与那国島海底遺跡めぐり。ダイビングスポットとして有名らしいですが、今回はグラスボートに乗って遺跡を見れるコースに参加しました。

画像12

スポットまで船で移動。人工的に作られたかは不明ですが、自然にできた節のほうが有効らしいです。

画像13

画像14

写真だとわかりにくいですが、見ているとすごくきれいに階段になっていて遺跡と呼ばれるのも納得。すごく面白かったです。

しかし船が揺れに揺れて、参加したうち3名くらいは朝食を魚のえさとして撒いてました。酔い止め必要な人は飲んだほうが良かったですね。

画像55

そして楽しいツアーは終わり、離島民御用達のRACに乗り帰ります。

1泊2日だったけど島全部を見れる、楽しい旅行になりました。

画像56

私が住んでいる久米島とは方言も文化も料理も違って、すごく面白かったです。景色も開けていて島の人たちも暖かい、癒しの時間でした。

またどこかの離島に行きたいなぁ。

本当に島あっちぃさんありがとうございました。



ゆるやかに応援よろしくお願いします。いただいたお金は書籍購入など、あらたな学びを得るための投資金とさせていただきます。