錆さびついたエンドロールが流ながれていく
またひとつ僕ぼくたちの映画えいがが終おわる

夢ゆめが夢ゆめを超こえること たまにあるから厄介やっかいだ

やりたいうちは猿さるみたいにやれ
痙攣けいれんするまでプルプルして

世よの中なかは恐おそろしく素早すばやいスピードでどこかに向むかってるみたい

またヴァンパイアの疼うずき
ワォワォワォ

神様かみさまにしかチェスは動うごかせないの？

来きた道みちで帰かえる人ひと 別べつの道みちの人ひと
過すぎてしまえば黄金時代おうごんじだいはいつだったんだろう
今いまがそれだったりね

上うえに行いくほど傾かたむいた塔とう

安定あんていはしない

太陽たいように近ちかい

天国てんごくに近ちかい

愛あいをまやかしと言いうのなら この世界せかいは生いきてるだけの場所ばしょ
足元あしもとに散ちらばった文字もじで 最後さいごはなにを伝つたえるのだろう

もう一度触いちどふれられるのなら
ずっと離はなれはしないさ
あの夏なつの夕立ゆうだちぐらい泣ないていいから

魔法まほうの呪文じゅもんだよ ラーマラーマ シータシータ

何なによりもここでこうしてることが奇跡きせきと思おもうんだ
命いのちはいつか絶たえるだろう だけど 最高さいこうの出会であいが

わたしは誰だれかと空そらに尋たずねても答こたえてくれない
優やさしいだけの青あおばかりで

その毛皮けがわのコートを 引ひき裂さいた夢ゆめの中なかでは
二ふたつの目玉めだまは 紅あかい涙なみだであふれて