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キング・オブ・ポップ襲名でよいのでは~TAYLOR SWIFT @東京ドーム 2024.2.7

マイケル・ジャクソンのファンの方々には怒られるかもしれないが、割と本気でそう思った。

クィーン・オブ・ポップじゃないの?とつっこむ人もいるかもしれないけど、彼女については、性別を超えた存在になっているように感じた。

3時間半のステージの中で、ポップスターとロッカーとシンガーソングライターの顔がくるくると目まぐるしく入れ替わるのだけれど、
「私、頑張っているでしょ?」的なごり押し感を、不思議と感じない。

たぶん、この方はどこかでしっかりと楽しみながらやっているのではないかという気がした。

2024年2月7日東京ドームにて

といっても、私は2020年の『folklore』からハマった、にわかおじさんファンなので、テイラーさんについて多くを語れる程の知識は無い。

でもコロナ禍の最初の夏、部屋に籠って聴いた『folklore』にどれだけ気持ちが救われたか、これだけは声を大にして言っておきたい。

その後の『evermore』から『Midnights』の流れも恰好良すぎて、ロックおじさんとしては、確実に撃ち抜かれてしまった。

東京ドームの私の席の周りはいろんな言語が飛び交っていて、もしかして日本人よりも海外からの観客が多いのではないかと思ったくらい。まさにいま現在、テイラースウィフトは「現象」になっているのだなと実感した。

食わず嫌いで絶頂期のマイケルジャクソンもマドンナも見逃してしまった自分としては、今回はどうしても見ておくべきだと思って無理してチケットを買ったけど、行って良かったと思う。

セットや演出も素晴らしく、やはりエンターテイメントの本場の人達が本気を出すと凄いのだな、と感じざるを得なかった。

と、冷静なライブレポ風に書いてはみたが、実は1時間以上並んでしっかりグッズを購入した55歳のおじさんの私を、スウィフティーズ(テイラースイフトのファンの総称)に入れてほしいと、少しだけ思ったりもしている。

これはカッコイイ
昔はグッズを買うファンを少し馬鹿にしていたのに、人は変われば変わるものですな….

(おわり)

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