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怪奇大作戦にハマる

きっかけは「京都買います」

タイトルからしてインパクト大。DJ友のSNSで知って観てみたのですが、素晴らしい!の一言。全26話。1話完結の当時は珍しくなかったスタイル。「ちゃんと第一話から見るべき」との指摘があり、やってみました。
 
残念ながら1つだけは観られませんでしたが、友人が言った意味が分かりました。主要人物たちの奥行が回を追うごとに深まっていくという、連続ドラマでもあったんです。

SRI 牧 史郎 (岸田 森)

お気に入りのキャラクターは、SRIという組織のメンバー牧。前半は捜査に熱中するあまり勇み足もあって、周りとも軋轢があるのですが、徐々に人間味を表しはじめ「京都買います」では恋も。そして何とも言えない悲恋。
 
役者の中で一番顔のアップが多く、豊かな表情を見せてくれます。特に感情が動いた時の微妙な違いの表現が上手い。今で言うと顔芸でしょうか(違うわ!)。

ファッションも彼が一番カッコいい。彼だけのコートの羽織り方。あれが似合う人はほとんどいません。そして彼だけ革靴の色が違います。当時と言えばほぼ全員黒なのに、茶色だったのは見逃しませんでした。

実相寺昭雄 監督

全話で10名の監督の中で1番好き。美しい絵画のような映像。彼だけ明らかに構図が違う。「実相寺アングル」とも呼ばれているそうですが、もちろんそれだけでは片づけられない。

映像には詳しくないので、特撮や光りの使い方やカット割りなどについては書けませんが、30分のTV番組であれだけのことができるとは、いやぁ参った。

ぼくが京都のカフェのオーナーになるまで 914

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