昼寝を覚えた話

寝ることが好きじゃなかった。

寝てる時間が無駄だと感じていて、寝る時間あれば働いたり遊んだり考えたり何でもできるじゃん。というのが少し前までの考えだった。

一日20時間ほど働いていた時期もあるし、何ヶ月も休み作らなかった時期もあるし、とにかく幾つも仕事や予定を抱えて睡眠時間を削っていた。


けど僕はアホなので「自分の体調が今どうなっているのか」の判断ができないんです

なので毎年入院してた

「退院したら働けるか」
くらいの考えだったので、なんの対策もせず毎年入院していた
毎年秋に入院。アホですね。

「いつ寝てるの?」
という心配の言葉に
「寝てるよ」
というズレた回答
明らかに疲れてるよね

とある女性に言われた「破滅願望でもあるの?」という言葉が今やっと理解できるくらい、当時の僕は何かから逃れるかのように睡眠を嫌っていたと思う。

ちなみに驚くほど寝つきはいい。


30歳を過ぎた頃、すごく不安定だった。
お笑いや企画がスムーズにいかなくて常にイライラしていた。

当時の彼女さんにも迷惑をかけていて、ふと「これじゃ地元に帰ることになるなー」なんて未来が頭をよぎったとき、なんか力が抜けて色々とサボった。
仕事も行かずにお笑いもそこそこにイベントもやめた。

家でボーッとしてみた。


純粋に休息が足りなかった僕は、本当にゆっくりできたし
「休む」ことを久しぶりに実感した。
そのタイミングを境にメディアに出れた。
今まで出演ゼロだったのに、その一年間で10本以上のメディアに出演できた。
休息が理由かどうかはわからない。


そんなことを思い出して、2019年から昼寝を始めてみた。

昼寝してみて感じたことは「気持ち良い」だ。

頭悪いかもしれんが、本当に昼寝が不必要だと思っていた僕には目から鱗の感覚。体調がいいよね。頭も体も軽い。

日中にスッキリすることってなかったからなー。


格闘技やウエイトトレーニングしてた時はしっかり睡眠とってたのに、いつからこんなに寝なくなってしまったのか。


とあることがきっかけで深夜のイベント出演や夜更かしをしなくなって、基本的には早寝早起きなんだけど、やっぱり休息が足りてない時や疲労が溜まり過ぎてる時はあるんよ。
そう感じたら昼寝ですね。
1時間もしないけど、かなり助かってます。


前はもっと乱暴だったし、もっと頭悪かったし、もっと余裕なかったし、慢性的に疲れていた。
それが改善してきたうちの何パーセントが「昼寝のおかげ」かはわからないが、確実に良い影響をもらっている。


思ってる何倍も休息は足りてなかったっぽい。

さっきも言ったが「日中にスッキリする」って僕にはなかったんです。
タバコも吸わないし。

こういう感覚が昼寝以外にも探せると思うのだが、今の所は少しの昼寝がポイントになれてる。


前はお酒飲んでたけど、逆効果だよね。

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