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尖ったネタと新しいアイディアの話

いまさら全く新しいネタやシステムなんて無いだろうし、もしあったとしても君が作れる可能性は極めて低いんだから今はやめなよ。
それより先にやることあると思うよ。

奇抜な仕掛けは今じゃないから。


お笑いのネタの制作と他業種のアイディアの出し方には類似性があって、今日はいろんな角度から話そうと思う。

僕のことを「ネタで売れてないじゃん」と思う芸人も見て欲しい。
僕の話は基礎と極論が多いのだが、だからこそ足元を見直すきっかけになってくれたらな。

ちなみに芸人としてネタ作りは今も続けていて、僕は僕のシステムになぞって制作している。


それ新しく無いよ

はじめに伝えたように「いまさら新しいネタやシステムを生むことはほとんど無い」ってことは今回の揺るぎない前提だ。

「あれ新しいじゃん」「それも新しいじゃん」と頭をよぎった物事は、過去の応用で生み出していると思っていい。


尖ったネタ

読んでくださってる方の中には「尖ったネタ?なにそれ?」って思う方も少なく無いはず。
お笑いの言葉だからさ。
この記事で細かい説明はできないけど、所謂お笑いの「尖ったネタ」を説明すると「お客さんの共感度に寄り添ってない言動で、内容が非大衆的でマイノリティな、大衆性よりも自身の思想を優先させたネタ」だと思ってください。
難しいけど、なんとなく理解してもらえれば。

この「世間から好かれないけど、わかる人がわかればいい」と言う発想が良いか悪いかどうかは別として、それが「売れる為の姿勢では無い」ことは事実だ。

これは他業種のアイディア出しでも感じるし、なぜか「自信あるんです」と演説しだす方が後をたたない。

そうじゃない。そうじゃないんだよ。

そこから汲み取れる思想の1つが「新しいことに挑戦している」と言う傲りなのだが、それは勘違いである。
それは新しいことではなく先人が「失敗してやらなくなったこと」なのだ。


歴史を勉強して現在の成功者をなぞれ

過去の事例に目を通すと、そこに「成功」と「失敗」がいくつも見えてくる。
そして「成功」も「失敗」も、現在に至るまで「似たパターンで繰り返されている」ことがわかる。
「成功の理由は毎回似ていて、失敗の理由も毎回似ている」のだ。


そして今流行っているもの、成長速度の速いもの、それが「世間の求めているもの」なのだ。
それが「売れるアイディア」なのだ。
以前、某チェーン店から「マーケティング費用を抑えるため、コンビニの近くに出店する」と聞いた。
成功しているものに乗っかることは悪ではない。
大衆が求めているものを提供することが、結果を出す近道の1つだから。

もっと端的に言うと「売れてるものをパクれ」だ。

「タピオカが流行ってるからタピオカを売る」ではなく
「タピオカが流行っている理由を見つけ、それと同じシステムでビジネス展開する」ということ。


以前も話したが人は過去を学ぶことで未来を見ることができる。
そのために歴史を勉強して次の正しいアイディアを見つけよう。

過去と現在と未来の全てを見ることが大切な勉強です。



自分にあったシステムを基礎に

過去の成功例と現在の成功パッケージの中からいろんなパターンを試して見ると、どこかで好感触に出会えることがある。
その感覚を残しながら更に試していくと、また好感触に引っかかる。
そうやって「自分に合うシステム」を探し出すことで、今後の展開の指針を決めやすくなると実感した。

これが分かることで、展開速度が上がったり、逆に見落としがちなスポットが探せたり、自信に繋がったりとメリットは格段に増えるので是非とも実践して欲しい。

得意なマーケティング層やプレゼンの仕方を武器として認識するのはお笑いも他業種も同じだから。

これは武器の1つとしてのお話。


新しく見せるブランディング

実際は昔の成功例や今流行ってるものと同じシステムだとしても、それを「真新しく琴線に触れた」と錯覚させるためには上手く「魅せる」ことはとても大切だ。
面白いネタやビジネスアイディアが誰かの焼き直しでもいいが、それを「オリジナルに魅せる」か「パクリと思われるか」の違いは壮大な差がある。

既存のものを新しく魅せる方法をしっかり見つけて勝率をあげよう。



尖ったネタやアイディアはその後に

これは大切で「尖ったことすんな」とは思ってない。やればいい。
けど伝える作業に時間かけるのは効率悪いから、コスパいい方法で。

それは「認められた後に尖ったネタをやること」が効率がいいと感じる。

⒈テレビでよく見る芸人さん
⒉知らない芸人さん
⒊面白い素人の友達

この3人だと「ウケる」順番は
1・3・2になると思う。
知らない芸人より友達の方が面白いのは、笑う準備ができているから。
「面白い人」と言う認識を潜在的に持つことで「相手に対して寄り添いやすく、勝手に面白いを探し、受け入れやすくなる」ので、

これは極端な例だが、ビジネスシーンでも「ビルゲイツの尖ったアイディアと無名サラリーマンの尖ったアイディア」だと後者は聞く耳を持ちにくい。

よりスムーズに「尖ったこと」をしようとすると、まずは先に結果を出して大衆の視線を寄せることだし、そのためには「最初から尖らない方がいい」ことになる。


ゴールから逆算して、まずは何から取り組むのか判断しよう。



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