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購入は応援、販売は仲間探し

グロースエンジンをはじめて、7年過ぎました。
この7年の間、インターネットでの販売=インターネット通販事業の支援を続けてきました。私がインターネット通販事業に心ひかれる理由をひもときます。

小売はすべてのビジネスの基本

私が初めてインターネット通販を仕事としたのは、1999年インデックスに入社し、2000年にTV局の携帯通販サイト立ち上げの提案を社内公募で出して、担当になったことでした。

以下、私がはじめて生産に携わった商品(2001年)です。

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中国で20万個生産していただき、数千万円の稟議決裁を通し、通関→量販(イ●ーヨーカドー)各店舗への分配配送の実施、自社管理通販での棚卸しなど、小売の基本をみっちり学びました。

「つくって売る」というのは、いくつものハードルがあります。

国内だけで解決しないこと、思ったような製品にならないこと(↑では車の屋根のパーツを削ることがどうしてもできませんでした=金型の問題)、通関をなかなか通過しないこと(ただ混んでただけですw)、1ケースに数個壊れ製品が入っていること、なぜかほとんど販売できないケースも・・(ブリスターパックのズレ)などなど。

当時在籍している間には、いろいろな業種との連携案件が持ち込まれ、ゲーム・占い・待ち受け画像や着メロ(なつかしいw)なども担当しましたが、「つくって売る」というシンプルなビジネスモデルであるECが日々とても楽しく、工夫のしがいもあり、たくさんの人の意思・意図・協力を得て収益があがることの楽しさに巻き込まれていきました。

購入は応援、販売は仲間探し

その後、インターネット通販事業をもっと追求したくて、ディー・エヌ・エーに転職。

ディー・エヌ・エーでは、インターネット通販のプラットフォーム事業ばかりを10年半担当しました。プラットフォームは売り手と買い手を繋ぎ、小売店やメーカーがインターネットで買い手に出会う場の提供です。

購入する買い手がなぜその商品を選ぶのか、
販売する売り手はなぜその商品を生産し販売するのか。

様々な製品を販売する生産者・小売店の方々の苦労や喜びを近くで見ることができた10年半もたくさんの人の意思・意図・協力を得て収益があがることの楽しさにますます取り憑かれていきました。

そして、独立後、作り手・売り手の経験をはじめてしたのが↓。
カレーにあう日本酒「なますて」(2015、2016年)です。

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なますては、初期費用分を知り合いづてで支援者を募り、その後一般販売を実施しました。個人の方はもちろん、居酒屋さん、カレースタンドさんにも購入していただくことができました(👏👏👏)

商品が持つ物語や価値≒美味しさを伝えていけばいくほど、購入者の方から次の購入者をご紹介いただく連鎖が発生しました。

購入する、購入をすすめる意思はまさに応援の感覚に近く、応援される側=売り手になると、よりその応援の声が支えとなることも知りました。

この時から、ずっと思っていることが「購入は応援、販売は仲間探し」
コト消費とも言われていますが、やはり購入に値する理由は欲しい。

購入=お金を払う、販売=お金をもらうという関係ではありますが、やはりその製品・サービスが「必要である+α」であるからこそ、人はアクションを起こすのだと思います。

この経験から、私は買い手・売り手双方にとって、製品をもっと多くの人に知ってもらい、購入する機会を増やし、応援しあえる関係を築くことのできるインターネット通販というビジネスモデルを多くの企業・個人の暮らしを豊かにしていきたいなと思っています。

8年目もしなやかに、健やかに、邁進します。

わたしたち一人一人が
「(あなたの)成長エンジン」であり、
「(あなたを)応援する人たち」になりたいと思っています。

#インターネット通販事業を支援する「Growthplus」はじめました
https://growthengine.co.jp/ecsupport/



2020/5/1~ 舞台芸術を未来に繋ぐ基金=Mirai Performing Arts Fund への寄付とさせていただきます😃