1. コンパイラ

コンパイラは、あるプログラミング言語で書かれたソースコードを、別の形式（通常は機械語やバイトコード）に変換するプログラムです。この変換によって、プログラムは直接コンピュータのハードウェアで実行可能になります。コンパイラは高レベル言語から低レベル言語への翻訳を担当し、最適化も行います。

2. コンパイラコンパイラ（またはコンパイラジェネレータ）

コンパイラコンパイラは、コンパイラを自動生成するためのツールです。プログラミング言語の文法（通常、形式文法として表される）を入力として受け取り、その文法に基づいてソースコードを解析し、目的の言語に変換するコンパイラのソースコードを生成します。Yacc（Yet Another Compiler-Compiler）などが有名です。

3. メタコンパイラ

メタコンパイラは、自分自身を再生成できるコンパイラの一種です。これは「自己適用可能なコンパイラ」とも呼ばれ、特定のプログラミング言語のコンパイラをその言語自身で書くことを指します。メタコンパイラはコンパイラの開発プロセスを単純化し、新しいプログラミング言語やコンパイラの迅速な開発を可能にします。

4. スーパーコンパイラ

スーパーコンパイラは、プログラムの変換と最適化を行う強力なツールです。これは単なるコンパイラよりも進んでおり、プログラムの構造を深く解析し、より効率的な形式に変換することを目指します。スーパーコンパイラは、プログラムの実行時間を短縮し、メモリ使用量を削減するための複雑な最適化を行います。