見た目より高カロリー、ファットなコード、それがTAK関数

竹内関数（たけうちかんすう）、またはタライ関数（tarai function）とは、日本のプログラマーである竹内郁雄によって考案された再帰的な関数です。英語では TAK function とも呼ばれます。この関数は計算の効率性を測るために使われることが多く、特に再帰処理の性能評価に利用されます。

竹内関数は次のように定義されます：

この関数の特徴はその非常に深い再帰性にあります。x が y よりも小さいか等しい場合、関数は y を返しますが、そうでない場合には同じ関数を三回呼び出し、その結果を使って再び tarai 関数を呼び出します。このため、計算には非常に多くの関数呼び出しが必要とされ、計算リソースを大量に消費します。

竹内関数は、特に関数呼び出しのオーバーヘッドが大きい言語や、再帰処理の最適化が不十分な言語での性能テストに使用されます。竹内関数を用いることで、言語や環境の再帰処理に関する限界や性能を試すことができます。