2018年放射線治療専門医試験 解答・解説案

2018年放射線治療専門医試験 解答・解説案

・個人が調べた範囲の解答案ですので、誤植や間違い、リンク切れはご容赦ください
・複数正解や正解がなく、答えが導きだせていない設問があります。
・最小限の解説はありますが、必要に応じて成書をご参照ください
・適宜アップデートしていく予定です
・ステージングは2019年現在のものを採用しています。
・何かあればコメント頂ければありがたいです。

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更新情報
2020.6.1 Q1-43まで解答・解説案をアップデート
2020.6.3 Q44以降をアップデート
2020.9.14 Q2
2020.11.1 Q57、Q12
2021.2.8  Q46
2021.3.25 Q26
2021.5.20 Q52
2021.8.1 Q18
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1.
特に有名ながん抑制遺伝子として、p53、Rb、BRCA1などが挙げられる。

c: ◯ATM遺伝子は370kDaの巨大タンパク質をコードしており,C末端にセリン/スレオニンキナーゼドメインを持つ.これまでに放射線,化学物質,または正常時の細胞内代謝などに付随して発生するDNAの二重鎖切断により活性化され,p53,Chk2、BRCA1などの細胞内基質をリン酸化することでDNA損傷時の細胞周期の停止や,アポトーシス誘導などに中心的な役割を果たすがん抑制遺伝子の一種であることが知られている
e: ×(MGMT)は,アルキル化剤による腫瘍細胞の殺細胞作用を阻害する.MGMT の活性はプロモータによって制御されている; 癌では,このプロモータのメチル化によってこの遺伝子の発現が抑制され,癌細胞はもはや MGMT を産生しない


2.
線量効果曲線が左方移動すると、放射線感受性が高まります。
a: ◯?感受性高くなりそうですが…
b: ×SH化合物はラジカルスカベンジャーとして防護作用を示します。すなわち感受性が低くなります。
c: ?
d: ◯ HIF-1抑制剤が放射線治療の効果を増感することが報告
e:  ◯In vitroで増感効果が報告
「GefitinibなどのEGFRリン酸化ドメイン阻害剤が放射線感受性修飾に対する効果が高いことが報告されている」

答えはbのようです。

3
a: 10h
b: 6h
c: 20h
d: ?3-4week
e: 24h
答えはbだろう

4
a: ◯5-10Gyらしい
b: 3
c: 0.5
d: 3
e: 1.5-5
難しいが、いくつかの資料見る限り皮膚変化が一番高いらしい。

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