2017年放射線治療専門医試験 解答・解説案

2017年放射線治療専門医試験 解答・解説案

・個人が調べた範囲の解答案ですので、誤植や間違い、リンク切れはご容赦ください
・複数正解や正解がなく、答えが導きだせていない設問があります。
・最小限の解説はありますが、必要に応じて成書をご参照ください
・適宜アップデートしていく予定です
・ステージングは2019年現在のものを採用しています。
・何かあればコメント頂ければありがたいです。

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2020.6.10 Q1-15までアップデート
2020.6.15 Q16-21までアップデート
2020.6.15 Q22-33までアップデート
2020.6.23 Q34-40までアップデート
2020.6.29 Q41-51までアップデート
2020.7.6   Q52-66までアップデート
2020.8.30 Q24
2020.9.8  Q49
2021.3.11 Q41-42
2021.6.28 Q8, 66
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1
a: ?調べましたが点線源と線線源の使い分けはよくわかりません。ただし形態的には”線”のような気がします
b: ×2.69日
c: ×小線源はTG-43U1という計算アルゴリズムだそうですが、不均質補正はないようです
d: ?
e: ◯線源でステンレス製二重カプセル内に粉末状 CsCl を密封

線線源と点線源の違いについては、英語でも調べましたがよくわかりませんでした。わかり次第追記します

2
a: ×
http://www.ies.or.jp/ri_online/radiation/radiation01-2.html
電子線は人為的なもの、β線は自然発生的なもので、どちらも電子のようです。
https://www.jemima.or.jp/tech/6-02-01-07.html
ですから散乱します。
b: ×炭素線は光の70%の速さで照射するようです
http://kcch.kanagawa-pho.jp/i-rock/medical/index.html
c: ×空気に与える電離作用に着目した単位
d: ×1Gy=1J/kg=0.24cal/kg
e: △中性子捕捉反応で発生するアルファ線と7Li粒子は、X線やガンマ線と異なり、発生してから止まるまでの距離(飛程)が短く(ほぼ細胞1個分の長さ)、腫瘍細胞周囲の正常組織に与える影響は小さく、真の意味でピンポイント照射であり、「がん選択的放射線治療」と言うことができます。
https://www.osaka-med.ac.jp/kbmc/bnct/radiation.html

選択肢的にはeが正解か

3
http://www.tottori-rt2015.sakura.ne.jp/data/FFF.pdf
このサイトがよくまとまっています

a: ×線量率が高くなるがゆえ、照射時間の短縮が可能です
b: ◯線質の軟化により皮膚線量増加
c: ×FFによる漏れ線量が低下→ビーム中心から離れたところでの線量軽減
d: ◯中性子が減るのもFFFの利点のようです
e: ×スライド参照

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