幸福牧場

【Vo.7 より身近なところで石垣島を~沖縄編~】

みなさん、こんにちは。はるちゃんです。
今回は私も営業時代にお世話になっていた、たまちゃんです。

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(ポニーも今や仲間に)

入社以降、営業一本で名古屋・東京にて勤務。
もともと食に興味があったことや、環境を変え新しい仕事にチャレンジしてみたいと思う中、自ら手を挙げて2017年3月現地での活動に加わりました。

異動直後、「石垣島って辛くなるほど暑いんだなぁ…」と思っていたら、実はインフルエンザにかかっていた…という、ある意味忘れもしないスタート。

最初は畜産部に配属になり、畜産経営とメンバーのマネジメントをやりながら牛・豚・牧草部門の現場へ。
ここで徹底して行ったことはズバリ「きれいな牧場にすること」。
朝6時には牧場に行って掃除をスタートさせ、牧場の顔となる入口と子牛エリア、豚舎の清掃は徹底して行ったそうです。
日々の活動もあり、お客さんから「こんなきれいな牧場は見たことがない」と言われたのを今でも誇りに感じていると。

さらには「お客様に価値を感じていただくモノを作りたい」という想いで、牛の餌は作っては変えてを繰り返し、最近では2週連続でA5 ランクの牛を出荷することができるようになるほどまできました。

現在は現場からは一旦離れ、お肉やジュースの営業としてホテルや飲み物の原料、ハムやソーセージなどを様々なところへ導入提案しています。
これまで営業時代に接していた商談相手とも異なる為、「価値をいかに伝えるのか?」という気持ちの部分で少し工夫をされているそうです。

「実はほとんどの人は海外産を食べており、日本に流通する国産のパインはわずか4%に満たないシェア。国産はある程度完熟した状態で出荷しているので、海外産とは比べ物にならないくらい美味しいものの、石垣島産パインを説明するにも、国産→沖縄県産→石垣島産と説明するなど、個々の商品説明より沖縄県や石垣島やケレス・やえやまファームの紹介が必要になってくる。そういう意味ではケレス沖縄の社員というよりは石垣島の観光大使のような立ち位置で仕事をしている」と話をしてくださいました。

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お客様からいただいている声としては、とにかく「安全」・「安心」・「美味しい」という部分で非常に共感をいただいているし、ジュースやハムも余計なモノを使っていないことはさらに納得いただいているね。

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(確かにジュースやハムなども素材の味がしっかりしていて、
本当に美味しいんです!)

「誰もが知っているモノで使われていることを目指したい」という思いの中で、実は現在すでに、皆さんもご存じの缶チューハイや誰もが食べたことがあるお菓子の沖縄限定版に原料を提供していたり、東京のあるカレー屋さんでパイナップルジュースを提供されています。

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私たちの身近なところですでに広まっているやえやまファームの果物など。
現在もまた新たな試みを検討されているようで…ここでは言えませんが、個人的には非常にわくわくしました!

実は東京にご家族がいて、単身赴任をされているたまちゃん。
「結婚後、初めての単身赴任が石垣島と驚くほど家族と距離が離れてしまい不安もあったけど、今の時代はLINEでテレビ電話ができるなど便利な時代だから、それほど寂しくはないかな。不便なところもそこまでないよ」と。
(東京のご家族にも様々な影響があったようで…この点はまた後日お伝えします!)

変わったところはズバリ「人との付き合い方」。
今まで生活してきた環境とのギャップが大きく、最初は気を遣っていたと振り返ります。
「もちろん配慮は必要だけど、踏み込まないと越えられない壁みたいなものを感じるようになって。営業をやっていても『あの人はシャイだから』という態度を取られているようではダメで、生活環境や価値観の違いもひっくるめて認めてもらわないといけないと感じるようになった。
空気を読みながらそこに気を遣わないようにしていて、深く入り込まないと進まないし、逆に入り込めたらグッと先に進む経験もあった。みんな、本当によく見ているから、話はしてくれてもアドバイスまでではない人でも、それも言ってもらえるようになるまで付き合うことが必要だと感じているよ。
でもこれって石垣島だけの話しではなくてグローバルな世界に出て行くと人種や言葉の違いってもっとあると思う。逆に同じ日本人だからこそ気を遣い過ぎることってあるのかなって。配慮は必要だけど」と。

今の立場でいうと「元気な会社にしたい」と話すたまちゃん。
営業は会社の顔だからこそ、得意先含めあらゆる方々との接点を持つ営業が元気じゃないと会社は元気にならない。僕自身は「売上を上げる」ことで会社や社員、最終的に石垣島そのものを元気にしたいと思っている。
大きなことではないけれど、やはり現地の方との関わりをもっと広く、深くしていきたいね。

東京での営業から、朝6時に牧場で掃除をする生活へ。
そこで感じた現地やそこで作られるモノの良さ。
石垣島を越え、東京などで暮らす私たちに、いかに感じていただけるか。

これからもたまちゃんの奮闘は続きます。