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本日からスタートします。

皆さん、こんにちは。
私は目薬をはじめとする医薬品や化粧品を作るロート製薬で広報をしています、はるちゃんです。
(実は社内ではロートネームというあだ名で呼び合う習慣がありまして、会社ではこう呼ばれています。笑)

この度、ロート製薬(会社を飛び出て地域で活動中)のアカウントを開設させていただくことになりました。
今回は私がこのアカウント開設に至った経緯をお話させていただきます。

ロート製薬は肌研・メンソレータムシリーズ・デオウなど、たくさんの商品を通じてお客様の美と健康をお届けしてきましたが、ここ数年は、「薬に頼らない製薬会社になりたい」との思いから、アグリ事業をはじめとする食事業や、現在の薬では治らない病気を治す為に再生医療事業にも挑戦を行っています。

この場での発信は単純に私の提案でしたが、
昨年の6月まで東北・仙台に住んで、現地で活動を行っていた経験が全ての発端です。
(ロート製薬は東日本大震災発生以降、復興支援室(現在は地域連携室に名称変更)を設置して公益財団法人みちのく未来基金の立ち上げなど現地での活動を現在も行っています)

(毎年6月頭に行っていた田植えの様子。初めての経験、これがきっかけで「食」への興味関心も高まりました。)

半分は社内に身を置きながらも、もう半分は社外の方々と一緒に活動をさせていただき、これまで見えていた世界が180度変わって価値観も大きく変わりました。

その理由は大きく2つ。
一つは、ある意味これまでは会社という組織の中で、商品やロート製薬という看板が大きな窓口になっていたことを改めて思い知ったこと(もちろんロートという看板抜きに、個人と個人との心が通い合って好意にさせていただく経験もありましたが)。
東北では会社を辞めるなどして個人で現地に飛び込んで、活動をしている人たちがたくさんいる。
一人の人として、どんな想いで挑戦をしようとしているのか、そこにかける想いやそれを通じた周りを巻き込む力を含め、私にはない素質を持った方ばかりで、ある意味皆さん本当にすごいと、尊敬と共に大きな差を感じた日々でした。

二つめは、これまで千葉で生まれ育ち、東京で働く生活を送っていた私にはこれまでなかった地域に息づく魅力を感じたことです。
各地で受け継がれる習慣なども踏まえた暮らしや食べ物・素材の素晴らしさ、時に脅威ともなり得る自然。
また最初は東京よりも不便だと感じた部分もあったけれど、それをも超える地域の皆さんの優しさ…。挙げていたら一晩あっても語り尽くせません。笑

もちろん大変だったこと・辛かったこともありましたが、東京にいたら気づくことができなかった・知らなかった世界がここにはあり、一気に視野が広がりました。

今は様々な背景のもと生き方・働き方の見直しをする動きが加速していますが、単純に効率や生産性を求めるのではなく、社会の状況を踏まえ、それぞれが自分自身の心が喜ぶ生き方・働き方にそって素直な気持ちで行動し、社会に貢献をする。
そんな場の一つが、各地域にあるように思うのは私だけでしょうか。

それぞれが日々様々な経験をしながら、たくさんのことを感じ、考えている。

今は種を蒔き、水を与えている段階で、大きな花が咲くまでにはもう少し時間がかかるかもしれない。
大きな花を咲かせるにも、コツコツ地道な努力が必要で、だからこそそんなタイミングの一人ひとりの日常の姿を通じて何か伝えられることがあるのではないか?と思い、アカウント開設に至りました。

ロート製薬のメンバーは工場で商品の生産に関わる仲間を含めても約1,600人。
決して大企業ではない中で、これまでたくさんの商品を作ってきましたが、それぞれ一人の想いからスタートしてきました。
それは今も変わりません。
一人ひとりの想いがきっかけとなって、今は健康を軸に様々な分野で大小問わずチャレンジがスタートしています。

(現在チャレンジしている「食事業」の一部。農業からアイス、レストランも行っています)

まず今回お伝えしていくのは、そのほんの一部、地域で活動しているメンバーです。
こんな人たちもいるということを知っていただき、一人ひとりの想いから皆さんの生活に何か生きる一つになれば嬉しいですし、そこから少しでも共感や応援したいと思っていただけると私自身はさらに嬉しいです。

ある意味一人でできることは限られると東北での生活で学びました。
それは今東京に戻っても、そしてロート製薬を主語にしても同じだなと感じています。
やったことがないことへのチャレンジには、不慣れな部分もあるかと思いますが、たくさんの方と一緒に、多様な価値観のもとそれぞれの良さを引き出しながら、未来の社会に向けて少しでも貢献できる存在となれればと思っています。
もちろんこの場の発信も同様です。

これから、一人ひとりの様子をレポート形式でお伝えしていく予定です。
正直、私を含め皆、文章を書くこともプロではないですが、だからこそのリアル感をぜひ楽しみにしていてください。