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《JOKER》ハッピーという愛称の本当の意味は?【ネタバレ有】

こんばんは!Roi.comです!
記念すべき1つ目の記事は今話題の《JOKER》について考察していきます。

ホアキン・フェニックス主演のJOKERは既に第76回ヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞を受賞し、主演のホアキンもアカデミー賞主演男優賞有力候補にもなっています。

今回は《JOKER》の中で主役アーサー・フレックが母親ペニー・フレックから「ハッピー」と呼ばれる本当の理由と意味しているものを考察してみました!

【ネタバレが有りますのでご覧になってない方はご注意ください】

アーサーの母親であるペニーは30年前にトーマス・ウェインという街の大富豪の家でメイドをしていたというところから彼ら家族の話はスタートしました。

母親ペニーからアーサーは「ハッピー」と呼ばれ、彼もその愛称に答えるかのように母親を信頼し愛し、献身的に病気の母親を介護していました。

しかし、ここで1つ感じたのは
ペニーとアーサーがやりとりするシーンです。
ペニーはテレビの中のトーマス・ウェインや自分の記憶の中のトーマスのことばかり話していてアーサーを気にかけていた素振りは殆ど無いように感じました。

ペニーは自分が今置かれている環境とトーマス・ウェインへの想いしか頭にないかのようでした。

そんな時アーサーはペニーがいつもウェインに出している手紙の内容が気になり、読んでみると衝撃の事実が書かれていました。

「私とあなたの息子は困っています。私達を助けて下さい。」

アーサーは自分がウェインの息子だと知り、母親を問い詰めたところ事実だと言われます。そこでただ認めて欲しい一心で彼に会いに行きます。

しかし屋敷のアルフレッドに

「あの女はイカれてる。お前は養子だ。それにあの女はアーカム州立病院に収容されていた」

と自分の母親を侮辱されたアーサーは激怒します。

この時はまだアーサーも母親が言っていたように、みんな彼らの関係を信じていないか隠蔽しようとしていると思っていました。

しかしアーカム州立病院でペニーのカルテをみて、自分がペニーの本当の子供ではなく養子縁組された子だという真実を知ります。
また自分がペニーの彼氏から虐待を受けていて、ペニーは止めることもなく黙認していたという事実も知ってしまいました。
いきなり笑ってしまう症状は病気ではなく、おそらくこの時の虐待の後遺症で神経に障害が起きるようになってしまったとアーサーは気づいたのでしょう。

つまりペニーはトーマス・ウェインへの想いを強引にでも実らせたいがあまり、養子縁組をして子供を連れてきて、トーマスに子供が出来たと言い寄ったが相手にされなかった。

結局アーサーはトーマス・ウェインの気を引く為の養子だったので虐待されていてもどうでも良かったのではないかと観ていて思いました。

アーカム州立病院でのカウンセリングでも

「あの子泣かないの」

とまるで泣かないアーサーが悪いというような言い分でした。

一連の出来事からアーサーは、母親であるペニーが「ハッピー」になる為の利用手段として貰われた子だと気づいたのではないかと思います。

ここでアーサーの中でペニーへの怒りと哀しみが爆発します。

それにしても、とても皮肉な愛称ですね...

ペニーにとってアーサーは自分が「ハッピー」になる手段でしかないのだったとしたら...


《JOKER》は本当に奥が深いですね

続きの考察も近々アップするのでお楽しみに🤡👑

           Roi.com

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