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一人一役大改革記録 episode14    ついにTeacher vsParents ②

話が長くなりそうなので、「to be continued」としました笑
興味のある方は①から読んでみてくださいね。

<議題>
今回のレクレーションは、感染拡大防止のため子供だけの開催です。プリントに「子供だけ」と明記したが保護者も「当日のお手伝い」として参加できるようにプリントに記載しています。
PTAは本来「先生と保護者と児童のコミュニケーションの場」なので子供だけの実施は納得できない。文書には「保護者も参加できますが、今回はお子さんだけの活動が一部あります。保護者の方も活動できる内容もありますので、興味ある方はぜひ来てください。参加せず見学でもいいですよ。」と記載してほしい。そして今後は文書を事前チェックさせてほしい。気になる点があれば会長が了承していても訂正してほしい。

カーーーン!(脳内ゴング)
挨拶したけど省きます。そして実際は大人なので穏やかな口調です。

学校の言い分
・学校で開催される行事や配布されるプリント、メールの内容については、校長としての責任があるので全て事前に把握しておきたい。トラブルがあったときに「知らなかった」では済まされない。
・数字の間違い、誤字脱字、誤解されるかもしれない表現についてはチェックが必要。そのためにも事前に見せてほしい。

PTAの言い分
・会長名で配布配信されるものなので内容は会長の責任である。その会長が了承したものを学校から訂正依頼されるのは筋違いではないか。
・言葉の表現はPTA会員に周知するためガイドラインを提出してほしい。
・多様化した家族に寄り添うべくPTA活動を行ってきた結果が「子供だけ」での実施もありうると思い活動してきた。保護者も参加するPTAが本来の姿であるのは理解しているが、PTAは任意なので強制できない。

最終的に校長先生は「そんな大したことではなくて、配る前に会長にメールで見せるなら、一緒に自分にも送ってほしい」ということでした。「それでも訂正する事もありますよね?」というと「いや、そういうわけではないけど、気になるときはちょっとお願いすることもある。否定しているわけではなく、そんな大それたことをしたいわけでもなく、ちょっと見せてくれるだけでいい」と。

それぞれが感謝し協力し尊敬しているからこそ、信頼して任せている関係だと思っていたのですが、どうやら今回の校長先生は違うようです。
もう一人の副会長からは「保護者や先生方の負担を減らすべく活動してきた。しかし学校からの提案は、学校が開いている時間に行けない保護者や文書作成に不慣れな保護者もいる中、何度もチェックしてもらったり表現に頭を悩ませることは、PTA活動のハードルを高くしている」と発言がありました。確かに今のPTAは緩いです。高学年の赤白帽のゴムくらいゆるゆるです。だけど、誰がやってもプロセスを踏めば活動できるようシンプルにしました。そのシンプルさが良さであり「このくらいならできる」と言えるハードルの低さだったと思うのです。ということは、PTAに対する考え方が根底から違う、ということがわかってしまいました。総会資料も含めPTAの書類を事前にチェックするということは、学校側が運営してくれるなら何も文句は言いません。うちのPTAは学校活動協力金として毎年一定金額を払っています。お金のことは言いたくないけど、「運営はやらないけど、口は出すよ、お金ももらうよ」と言っているようなものだと思うのです。
えぇ、酷い言い方ですよね。これは会長の発言です笑 

「子供が参加するなら先生方は嫌と言えない」「保護者に何か言われたら校長として知らなかったじゃすまされない」「報連相ってあるじゃないですか、それと同じです」「そんな大したことを口挟むわけではなく、ちょっと見せてほしいだけ、気になる点は訂正してほしいけど」が校長先生の考えでした。

結論としては、
①今回のレクレーションに関しては会長名で承認しているので実施。プリントの訂正は無し。後日配信する安心メールにて表現を変える。
②配布する文書やメールのチェックに関しては運営会議を開催するのでそこで提案してほしい。

で、1時間15分に及ぶ会議を無理やり終了させました。正直、ショックでした。試行錯誤紆余曲折の上でやっと形になってきた中でのこの事件。「僕が長く会長をやりすぎたのかな」と遠い目をしながらレモンサワーを飲む画面上の会長が切なかったです(会長+副会長2人でビデオ報告会しました)。
長くなりましたが、学校とPTAは「子供の安全と楽しい学校生活」のためにお互いが努力し、協力し、尊敬し、感謝し、支え合う存在だと私は思っています。えぇ、重いですよ、重い。でもそのくらいの覚悟を運営に携わりながらつけてきたと思っています。
この問題がどうなるか、まだまだ先は長そうですがしっかりと話し合って協力していきたいと思います。

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