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一人一役大改革記録 episode 6   一人一役を失くして気づいたこと

私が住んでいる地域では1学期が終わり夏休みが始まりました。激動の3カ月でしたがなんとか大きな事故や問題もなく過ぎたように感じます。活動選択制を始めたことで問題点が上がることは想定していたので心の準備もできていのかなとも思います。
今回は問題を整理するためにも少し課題をあげていきたいと思います。

①PTA会員の減少
活動選択制を始める前に説明を行ってきたつもりですが400人全員が理解できるほど簡単な改革ではありません。わからない方は直接聞いてくれたり、「とりあえず今までと同じでいいか」とエントリーシートを提出してくれた方も多く、私たちが想像していた以上に会員数が多かったです。半分くらいになるかな、いや最悪1割くらいかもしれない、と予想していたのですが実際は約9割が会員となってくれました。会長も含め執行部全員が「できすぎている…」と思ったくらいです。本当の勝負は来年度かも。

②各委員会への参加人数の偏り
活動委員会の数は昨年と変わりませんが、「第一候補があなたの今年度の委員会です」という事で希望する委員会に入ることになります。そこで委員会に参加する人数にかなりの偏りが出てしまったのです。そこで偏りが出た委員会を記録したいと思います。


・バザー委員会
バザー委員会は例年だと100名ほどの保護者が数カ月かけて活動しており実際に参加した方の不満も多かったので予想通りでした。今年のバザー委員希望者は10名でした。このままではバザーの開催もできないと危惧していたところ、奇跡的に地域活性を目的としてイベントを企画している団体から申し出があったのです。そこで今年度は学校が場所を提供しその団体が運営をして開催することとなりました。バザー委員さんは学校と団体とのパイプ役をすることになります。この企画が上手く行けば保護者の負担も減り、その団体の目標である地域活性化もできるということでした。これからたくさんの課題が出てくると思いますが変わっていくことが楽しみで仕方ありません。

・プール委員会

プール委員会は夏休みのプール開放期間に監視委員として1日だけ活動すれば良いので人気の委員会でした。しかし夏休み期間のプール開放に関しては危険性や保護者の負担などの意見も多く不安でした。しかし、今年度も希望者が多くあり、例年通り夏休みのプール開放が実施可能な人数が集まりました。そこで今年度もプール開放ができることになりました。

・環境委員会
夏休み明けの日曜日早朝に校内の草取りをする委員会です。今までは委員数名とボランティアで活動していたので今年もボランティアで行けるだろうと思っていたところPTA会員の3割近くがこの委員会を希望しました。冷静に考えれば1日だけの活動なので楽な委員会です。ここで困ったのが委員長さんでした。100人を超える人数をまとめたことはなく副委員長も決めていなかったのでお手伝いする方を決めないままとなり、かなりパニックだったようです。とりあえず執行部からも説明会でお手伝いを出し9月の草取りの日までは段取りできるようになりました。

・クラス委員会
高学年になるとママ友も増え思い出作りを楽しみたいと希望者もいますが、低学年だと知り合いも少なく企画を考えることが負担に思う保護者も多いためレクレーションを行うために必要な委員さんが集まらないという事になりました。そこで追加募集をお願いしたところ多くの保護者さんが集まりレクレーションができることになったのですが、1年生だけが保護者が集まらずレクレーションを開催できない危機に瀕しています。そこで既に別の学年でクラス委員さんになっている保護者さんや1年生の保護者さんに直接声をかけ何かできないかと計画中です。ここで執行部が中心となって動き出すと活動選択制の「委員が集まらなければ実施しない」という大前提が崩れてしまうので慎重に動いています。

③翌年度の委員長、副委員長の人選
これは永遠のテーマです。今までは現委員長さん、副委員長さんが活動を行う中で「この人ならお願いできそう」と声をかけ口説き落とすという形を取っていましたが、なかなか厳しいのが現状です。口説き落とされる人はリーダーシップがある人とは限りません。やはり流れでつい了承してしまう方もいらっしゃるのが事実です。その結果何度も地獄を見てきました…
この問題に関しては活動選択制に限ったことではありませんが、執行部も含め保護者の負担を減らし「この内容ならできる」と思ってもらえる活動にすることが大事だと思っています。PTAが大嫌いな人もいますが、実際は子供たちが学校で楽しく過ごすために何かお手伝いしましょうという保護者さんがとても多いことを知っています。1学期が終わったばかりですが来年度に向けてしっかりと考慮していきたいと思っています。

以上が現在の課題点です。
私自身も一人で多くの業務を抱えていたのでやらかしてしまったことも多く、今は遠慮なく執行部のみんなに仕事をお願いすることにしています。「自分がやった方が早いから」とか「これくらいならすぐ終わるから」という理由でついやってしまっていたことが積み重なり、キャパオーバーであることに気づいていませんでした。私自身がこの学校のPTAに一生関われるわけではありません。少しずつですが皆さんにお手伝いをお願いすることが私自身の今年度の課題としています。


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