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非常に頭を悩ませて濃密な時間を過ごせるReturn of the Obra Dinn

以前、任天堂の公式番組「インディーワールド」にて取り上げられていたので、このゲーム自体は以前から知っていましたが、興味はあったもののそのときは買っていませんでした。
購入したのは「インディーライブエキスポ」のとき。
そこでも紹介されており、そういえば買っていなかったと思い購入しました。

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完全クリアまでのプレイ時間は10時間30分。
ヒントはなにもみずにクリアしたので、たくさん頭をこねこねさせることになりました。

ちょっと旬は過ぎてしまっていますが、非常に楽しめたのでこちらのゲームを紹介します!

プロローグの紹介

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1803年。オブラ・ディン号という船が航海中に行方不明となった。

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しかし1807年、その船が見つかったと言う報告が入り、
保険調査課主任であるプレイヤーはオブラ・ディン号へ向かう。
そんなとき、とある人物から手記と奇妙な懐中時計が送られた。

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船内に足を踏み入れると、各所に遺体がある。
この近くで懐中時計を使うと・・

不思議な懐中時計の力を使って、手記に状況を事細かに記していく。
そんな彼は、このオブラ・ディン号で起こった奇妙な出来事を知ることになる・・


ゲームの特徴

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推理物のゲームというのは多い。その場合の主人公は探偵、警察、弁護士などである。
しかしこのゲームの主人公は保険調査員だ。
そして彼は事件を解決するのではない。
仕事のため乗員・乗客会わせて60人全員の身元と死因を明らかにしなければいけないのだ。

そう、60人全員である。
船長など役職がある人物や乗客などは分かりやすいが、
荷運びなどを行う「甲板員」やマストを畳んだりする「檣楼員」など、
普通の物語では名も無き裏方の人物まで全員判明させなければならないのだ。
当然そんな人物が名前を呼ばれることも少ないため、調査は非常に困難を極める。

さらにややこしいのが、遺体が見つからない場合もあるということだ。
奇妙な懐中時計の力で死ぬ直前の記憶の世界で遺体があればそれをさらにたどることもできるが、遺体が見つからない場合は死因も推測しなければならないのだ。

手記のページを埋めるだけならば、1時間ほどで可能であろう。
途中わかる分だけでもとちょくちょく推理しつつ行った私の場合は3時間ほどであった。
その時点で完全判明したのはたったの6人
そんな状態で船を降り調査を終えることも出来たので、それで進めてみると
失望された手紙が届いてエンディングとなってしまった。

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さすがにそれは嫌なので、調査を再開。
推測と考察を重ねて重ねて推理し、ようやく真相解明することが出来た。
手がかりはとても少なく、ちょっとしたことも見落とせない難易度ではあるが、
何度も記憶はたどれるし、制限時間はないのでじっくりじっくり考えることが出来た。

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ここの記憶は何度も見直しました

下船したあと、主人公がまとめた調査報告書を読むことができるのだが、
完全解明したときの報告書は非常に読みごたえがある内容となる。

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久々に推理ものでちょっと頭を悩ませたいなーという方にはぜひ遊んでみてほしい。


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