見出し画像

腰折れしないガトーショコラ

「最近ガトーショコラが腰折れして」
「表面が割れてきれいに焼けなくて」

優等生(ろくキッチンのスクール生)が悩んでいたので
研究しました!!!

(ちなみにカヌレの悩みも優等生)
(基本優等生の悩みは全部答える)


動画に撮ろうかなぁ〜と思ったんですけど
まだ撮影ができてないので
結果を先にこちらで発表しますね


まずこちらをご覧ください


作り方や配合はYou Tube動画のままです
ただ温度を変えました

あと的確に温度管理をしました

では説明します



1,チョコレートとバターは50℃で溶かして45℃にキープしておく
2,生クリームも湯煎に当て45℃にする
3,1と2を合わせて40℃にキープする
(湯煎に入れっぱなしでよい)

まずはここまで

ポイントは

「生クリームも湯煎にあてること」
「両方を合わせてからも温度をキープすること」

です

ガトーショコラに入るチョコやバターは
温度が高すぎるとメレンゲの泡を壊してしまうし

温度が低すぎると、カチカチになって混ぜにくくなり
結果、こちらもメレンゲの泡を壊してしまいます

ちょうどいい温度で合わせることが一番大事なので

「液体系は40℃でキープする」

これを頭の中に入れておきましょう




4,卵黄とグラニュー糖を白っぽくなるまで泡立てる
(温度は気にしない)

ここは別に冷たい卵でも
常温の卵でも、そんなに変わりません




5,卵白とグラニュー糖でメレンゲを作る
(冷蔵庫から出した冷たい卵白を使用)

卵白は冷たいのを使うのがお菓子作りの基本ですもんね
なのでわざわざ言わなくてもいいかな〜と思いました


6,3のチョコと4の卵黄を合わせる
(ここで30℃前後になる)
青文字で32と書いてあるのがそれですね



7,6のチョコ生地と5のメレンゲを3回に分けて加える
ふるった粉類も3回に分けて加える


8,型に流す
(最終的に温度は25℃前後になる)

9,湯煎の湯は70℃で用意をして
まずは140℃で30分焼く
扉を開けて蒸気を逃し10分ずつ焼く
(例)
140℃30分
140℃10分
140℃10分
140℃10分

10、焼けたらすぐに取り出す
(腰折れを防ぐ)



作り方の説明はこれで終わりなんですけどね
実はもっと大事なことがあるんですよ
それは、型に敷く紙です


(写真がなくて広い画像ですみません、あとで差し替えます)

「割れないスフレチーズケーキ」
とかで検索かけるとよく出てくる

繰り返し使えるベーキングシートを使います

・繰り返し使えるベーキングシートを型に敷く
・その上からバターを塗る

こうすることで何が違うかというと

「生地が膨らむときに型から離れてまっすぐに持ち上がる」

ということです



普通のクッキングシートでは生地はくっつくので
そのため表面が割れてしまったり
腰折れする、という原理なんですね

まぁ正直なところ


「私はそんなことなかったから結局技術」


なんて元も子もないことを言うのですが
リスクは少ないほうがいいですよね

つるつるのベーキングシートを使って
さらにくっつかないようにバターを塗って(カヌレみたいに)

こうすることで
表面が割れず、腰折れしないということなのですが



さぁここで
こちらを御覧ください

上のが300℃まで出る東芝石窯オーブン
下のが250℃まで出る東芝の安いオーブン

やっぱり石窯ちゃんは強いので割れましたね



「結局、オーブン」

という悲しい結果がでました

石窯オーブンは強いので130で焼いてもいいかもですね


ほら見て、これ
繰り返し使えるベーキングシート使ってないの
買うのが面倒だったから

でも普通に焼けました
(次の日Amazonから届いたけどまだ開けてない)



これは予想ですが

最近メレンゲクッキー用に買った
「アイリスオーヤマ」のオーブンはもっときれいに焼けると思います

あれは弱い温度の設定がすごく優秀で
メレンゲクッキーも色飛びせずに焼けるので
ガトーショコラも表面に一切ヒビなく焼けると思います


以上、腰折れしないガトーショコラの研究発表でした

また動画に撮りますね!
では・ω・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?