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社会のプレーヤーであるために

年金2000万円問題というのが、一時期とりあげられていましたが、最近鎮静化しつつあるように思います。これは実は、大変象徴的な件で、ここから語れることは沢山あると思います。

さて、参議院選挙が始まりました。

あさか由香さんを応援させて頂いたときの、スピーチを載せてみます。今度の選挙の鍵は

〇年金や学費のための貯金ができる世帯ってどれ位いるのか

〇ここ数年で、生活苦しい人がとても増えた

そのままでいいのか、変えたいか、という事だと思っています。与党は、どんな法案や予算も通すための議席を今、持っていて、実際やりたいことはやっている。「反対にあってできなかった」という言い訳のきかない状態で、政治をしてきたからです。

変えたいと思う人は、もれなく、投票所へ行って、野党に一票を投じましょう。

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3年前、あさかさんの応援をしたのですが、その時のスピーチで、「8時間働けば・・・」は一見地味だけども、とても良いスローガンだと思うという話をしました。

でも、今、このスローガンを見ると、地味どころかとても贅沢な目標に見える様になっていると感じます。

年金2000万円問題が取りざたされていますが、41才以下は3600万円、それも厚生年金を払っている正社員の人の場合です。今、35歳で、65歳から年金をもらえるとして、老後のためだけに、これから毎月7万円ずつ貯められるという人、今どれ位いるんでしょうか?

この間の日曜、ブックオフに行ったら、人でごったがえしていました。書店があれだけ苦労をしていると言うのに、こんなに本を買いに来ている人がいる。ネットのせいだけではなくて、新品の本が、ぜいたく品になっているんだということを感じました。

ケンタッキー、学生の頃からセットを買い続けてます。値段がちょっと高いなと思いつつ買っていて、定点観測できてますが、先日500円台になっているのを見て、びっくりしました。こんなことは、30年見てきたと思いますが、初めてのことです。

ビジネスホテルなんかも随分と安くなりました。東京でタクシーにのった時は、初乗り料金が安くなっていて、びっくりしました。

みんな、お金がなくなってきて、購買力が下がるので、企業は企業努力として人件費を抑える。値段下げる(人件費下げる)→お金がなくなる→購買力がなくなる→値段下げる・・・の無限のループに陥っています。

こんな社会は変えたい。

電車の公告で「嫌な仕事をして50万もらうか、好きな仕事をして30万円でいいとするか」というのが、つい最近炎上しました。で、ネットで、これは20万か10万だよね、と書いてあるのを見て、一瞬びっくりしたけど、よくよく考えたら、むしろこちらの方が、リアル感があります。

50-30の感覚で止まっている人たちに、国会にいてもらっては困ります。

自己責任論の好きな麻生さん。お前の頑張りが足りないと言ったりしてましたが。でも、100の仕事があるうち、80が非正規だとして、誰かが頑張って20の方に入っても、それはその人の個人的な問題が解決したに過ぎません。

同時に、20に入っていた人が、80の方に転落するだけなのですから、社会としては、何の解決にもなっていません。これは、構造の問題なので、ここをこそ、政治が仕事をすべきところです。

自己責任論に逃げて、政治家としての本来の仕事を放棄している人、あるいはその仕事の真の価値に気付いていない人は、すぐにでも、辞めて頂きたい。

社会を変えられると思います。変えましょう。

これまで与党に投票していた人で、不安を今抱いている人、今度は野党に投票しましょう。

投票していなかった人は、投票にいって、野党に投票しましょう。

これまでも野党に投票していた人は、何かできることを探して、挑戦してみる。

変えられます。

あさかさん、ロスジェネ世代の子育て中、私たちのリアルな生活をよく知っている人です。

そして、大変信頼できる人です。こういう人に国会にいって仕事をして欲しい。

あさかさんと、社会を変えていきましょう。変えられます。

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補足「8時間働けばふつうに暮らせる社会へ」というスローガンは、2016年の参院選のときは、あさかさんが独自にかかげていたものです。それが今回の選挙で、共産党全体のスローガンとして採用されました。

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